制酸薬
薬効分類 | 制酸薬 |
一般名 | 沈降炭酸カルシウム |
薬価 | 7.5円 |
メーカー | 山善製薬 |
最終更新 | 2020年05月改訂(第6版) |
沈降炭酸カルシウムとして、1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.代謝異常:(頻度不明)高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調[異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行う]。
2.長期大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。
3.消化器:(頻度不明)悪心、便秘、下痢、胃酸反動性分泌等。
4.過敏症:(頻度不明)そう痒感。
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[カルシウム代謝異常により、高カルシウム血症を引き起こす恐れがある]。
1.腎障害のある患者[腎でのカルシウム・リン排泄の異常を来す恐れがある]。
2.心機能障害のある患者[臓器内石灰化として沈着し不整脈を生じやすい]。
3.肺機能障害のある患者[臓器内石灰化として沈着し咳嗽を生じやすい]。
4.便秘のある患者[非吸収性のため、腸粘膜表面を覆い、沈着し水分の分泌を減ずる]。
5.高カルシウム血症の患者。
併用注意:
1.テトラサイクリン系抗生物質<服用>(ミノサイクリン<服用>、ドキシサイクリン<服用>、テトラサイクリン<服用>等)[テトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害することがあるので、同時に服用しない(カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。
2.他の併用薬剤[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与する(本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による)]。
3.活性型ビタミンD(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症が現れやすくなるので、このような症状が現れた場合には本剤あるいは活性型ビタミンDの減量又は投与を中止する(活性型ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する)]。
4.強心配糖体(ジギタリス、ジゴキシン等)[強心配糖体の作用が増強されることがあるので、慎重に投与する]。
5.大量の牛乳、カルシウム製剤[milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
6.ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱する恐れがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用する(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
気密容器。
薬効分類 | 制酸薬 |
一般名 | 沈降炭酸カルシウム |
薬価 | 7.5円 |
メーカー | 山善製薬 |
最終更新 | 2020年05月改訂(第6版) |
沈降炭酸カルシウムとして、1日1〜3gを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.代謝異常:(頻度不明)高カルシウム血症、アルカローシス等の電解質失調[異常が認められた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行う]。
2.長期大量投与:(頻度不明)腎結石、尿路結石。
3.消化器:(頻度不明)悪心、便秘、下痢、胃酸反動性分泌等。
4.過敏症:(頻度不明)そう痒感。
甲状腺機能低下症又は副甲状腺機能亢進症の患者[カルシウム代謝異常により、高カルシウム血症を引き起こす恐れがある]。
1.腎障害のある患者[腎でのカルシウム・リン排泄の異常を来す恐れがある]。
2.心機能障害のある患者[臓器内石灰化として沈着し不整脈を生じやすい]。
3.肺機能障害のある患者[臓器内石灰化として沈着し咳嗽を生じやすい]。
4.便秘のある患者[非吸収性のため、腸粘膜表面を覆い、沈着し水分の分泌を減ずる]。
5.高カルシウム血症の患者。
併用注意:
1.テトラサイクリン系抗生物質<服用>(ミノサイクリン<服用>、ドキシサイクリン<服用>、テトラサイクリン<服用>等)[テトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害することがあるので、同時に服用しない(カルシウムがこれらの薬剤と難溶性のキレートを形成し、吸収を阻害すると考えられる)]。
2.他の併用薬剤[併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与する(本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による)]。
3.活性型ビタミンD(アルファカルシドール、カルシトリオール等)[高カルシウム血症が現れやすくなるので、このような症状が現れた場合には本剤あるいは活性型ビタミンDの減量又は投与を中止する(活性型ビタミンDはカルシウムの吸収を促進する)]。
4.強心配糖体(ジギタリス、ジゴキシン等)[強心配糖体の作用が増強されることがあるので、慎重に投与する]。
5.大量の牛乳、カルシウム製剤[milk−alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)が現れることがあるので、観察を十分に行い、このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
6.ロキサデュスタット[ロキサデュスタットと併用した場合、ロキサデュスタットの作用が減弱する恐れがあるため、併用する場合は、前後1時間以上あけて本剤を服用する(ロキサデュスタットを酢酸カルシウムと同時投与したところ、ロキサデュスタットのAUCinfが低下した)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
気密容器。
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