薬効分類 | 排尿障害治療薬 > 選択的α1A遮断薬 |
一般名 | シロドシン4mg錠 |
薬価 | 10.1円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2019年02月改訂(第1版) |
シロドシンとして1回4mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお、症状に応じて適宜減量する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
肝機能障害のある患者ではシロドシンの血漿中濃度が上昇する可能性があり、また、腎機能障害のある患者においては、シロドシンの血漿中濃度が上昇することが報告されているため、患者の状態を観察しながら低用量(1回2mg)から投与を開始するなどを考慮する。
前立腺肥大症に伴う排尿障害。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
本剤は副作用の発現率が高く、特徴的な副作用として射精障害が高頻度に認められているため、本剤の使用にあたっては、本剤のリスクを十分に検討の上、患者に対しては副作用の説明を十分に行った上で使用する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).失神・意識喪失:血圧低下に伴う一過性意識喪失等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).泌尿・生殖器:(頻度不明)射精障害(逆行性射精等)、インポテンス、尿失禁。
2).消化器:(頻度不明)口渇、胃不快感、下痢、軟便、便秘、口内炎、嘔吐、嘔気、食欲不振、胃痛、腹痛、腹部膨満感、上腹部違和感、下腹部痛、胃潰瘍、胃炎、萎縮性胃炎、胸やけ、胃もたれ感、十二指腸潰瘍、放屁増加、排便回数増加、残便感、肛門不快感。
3).精神神経系:(頻度不明)眩暈、立ちくらみ、ふらつき、頭痛、肩こり、頭がボーとする感じ、眠気、性欲減退、頭重感、しびれ。
4).呼吸器:(頻度不明)鼻出血、鼻閉、鼻汁、咳。
5).循環器:(頻度不明)心房細動、動悸、頻脈、不整脈、上室性期外収縮、起立性低血圧、血圧低下、血圧上昇。
6).過敏症:(頻度不明)口唇腫脹、舌腫脹、咽頭浮腫、発疹、皮疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒感、顔面腫脹、眼瞼浮腫。
7).眼:(頻度不明)術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)、眼充血、目のかゆみ、結膜出血、かすみ目。
8).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、総ビリルビン上昇、Al−P上昇、LDH上昇。
9).腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。
10).血液:(頻度不明)白血球数減少、赤血球数減少、血色素量減少、ヘマトクリット値減少、白血球数増多、血小板数減少。
11).その他:(頻度不明)トリグリセリド上昇、倦怠感、CRP上昇、総コレステロール上昇、尿糖上昇、尿沈渣上昇、顔のほてり、耳鳴、苦味、胸痛、腰痛、下肢脱力感、発汗、ほてり、気分不良、血清カリウム値上昇、総蛋白低下、前立腺特異抗原増加、尿酸上昇、尿蛋白上昇、浮腫、女性化乳房。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
1.起立性低血圧のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
2.肝機能障害のある患者[血漿中濃度が上昇する恐れがある]。
3.腎機能障害のある患者[血漿中濃度が上昇することが報告されている]。
4.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
(重要な基本的注意)
1.射精障害(逆行性射精等)が認められているので、本剤の投与にあたっては射精障害に関する説明を十分に行い、患者の理解を得た上で使用する。
2.起立性低血圧が現れることがあるので、体位変換による血圧変化に注意する。
3.眩暈などが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意させる。
4.本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行い、降圧剤が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには、減量又は中止するなど適切な処置を行う。
5.本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合は、手術療法など、他の適切な処置を考慮する。
シロドシンは主としてチトクロームP450・3A4(CYP3A4)、UDP−グルクロン酸転移酵素、アルコール脱水素酵素及びアルデヒド脱水素酵素により代謝されるので、CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤との併用により、シロドシンの代謝が阻害され血漿中濃度が上昇する可能性がある。
併用注意:
1.降圧剤[起立性低血圧が現れることがあるので、減量するなど注意する(降圧剤服用中の患者は起立時の血圧調節力が低下している場合がある)]。
2.アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール等)[強力にCYP3A4を阻害するケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用によりシロドシンの血漿中濃度の上昇が認められており、アゾール系抗真菌剤との併用により、シロドシンの血漿中濃度が上昇する恐れがあるので、減量するなど注意する(アゾール系抗真菌剤はCYP3A4を阻害することから、これらの薬剤との併用時には、シロドシンの血漿中濃度が上昇する恐れがある)]。
3.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等)[併用により症候性低血圧が現れるとの報告がある(本剤はα遮断作用を有するため、併用によりこれらの血管拡張作用による降圧作用を増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しており、肝機能又は腎機能が低下している場合は低用量(1回2mg)から投与を開始するなど、患者の状態を十分に観察しながら投与する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、シロドシン錠2mg「日医工」及びシロドシン錠4mg「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1.α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。
2.マウスでの104週間投与試験において、20mg/kg/日以上の投与群で精嚢腺拡張の頻度上昇が認められたとの報告がある。
3.ラットでの受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験において、200mg/kg/日以上の投与群で精細管に精子細胞脱落が、600mg/kg/日投与群で精細管萎縮・精細管変性、精子生存率減少及び精子数減少が認められたとの報告がある。
気密容器、遮光。
薬効分類 | 排尿障害治療薬 > 選択的α1A遮断薬 |
一般名 | シロドシン4mg錠 |
薬価 | 10.1円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2019年02月改訂(第1版) |
シロドシンとして1回4mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお、症状に応じて適宜減量する。
<用法・用量に関連する使用上の注意>
肝機能障害のある患者ではシロドシンの血漿中濃度が上昇する可能性があり、また、腎機能障害のある患者においては、シロドシンの血漿中濃度が上昇することが報告されているため、患者の状態を観察しながら低用量(1回2mg)から投与を開始するなどを考慮する。
前立腺肥大症に伴う排尿障害。
<効能・効果に関連する使用上の注意>
本剤は副作用の発現率が高く、特徴的な副作用として射精障害が高頻度に認められているため、本剤の使用にあたっては、本剤のリスクを十分に検討の上、患者に対しては副作用の説明を十分に行った上で使用する。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).失神・意識喪失:血圧低下に伴う一過性意識喪失等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行う。
2).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ減量又は投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).泌尿・生殖器:(頻度不明)射精障害(逆行性射精等)、インポテンス、尿失禁。
2).消化器:(頻度不明)口渇、胃不快感、下痢、軟便、便秘、口内炎、嘔吐、嘔気、食欲不振、胃痛、腹痛、腹部膨満感、上腹部違和感、下腹部痛、胃潰瘍、胃炎、萎縮性胃炎、胸やけ、胃もたれ感、十二指腸潰瘍、放屁増加、排便回数増加、残便感、肛門不快感。
3).精神神経系:(頻度不明)眩暈、立ちくらみ、ふらつき、頭痛、肩こり、頭がボーとする感じ、眠気、性欲減退、頭重感、しびれ。
4).呼吸器:(頻度不明)鼻出血、鼻閉、鼻汁、咳。
5).循環器:(頻度不明)心房細動、動悸、頻脈、不整脈、上室性期外収縮、起立性低血圧、血圧低下、血圧上昇。
6).過敏症:(頻度不明)口唇腫脹、舌腫脹、咽頭浮腫、発疹、皮疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒感、顔面腫脹、眼瞼浮腫。
7).眼:(頻度不明)術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)、眼充血、目のかゆみ、結膜出血、かすみ目。
8).肝臓:(頻度不明)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇、総ビリルビン上昇、Al−P上昇、LDH上昇。
9).腎臓:(頻度不明)BUN上昇、クレアチニン上昇。
10).血液:(頻度不明)白血球数減少、赤血球数減少、血色素量減少、ヘマトクリット値減少、白血球数増多、血小板数減少。
11).その他:(頻度不明)トリグリセリド上昇、倦怠感、CRP上昇、総コレステロール上昇、尿糖上昇、尿沈渣上昇、顔のほてり、耳鳴、苦味、胸痛、腰痛、下肢脱力感、発汗、ほてり、気分不良、血清カリウム値上昇、総蛋白低下、前立腺特異抗原増加、尿酸上昇、尿蛋白上昇、浮腫、女性化乳房。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
1.起立性低血圧のある患者[症状が悪化する恐れがある]。
2.肝機能障害のある患者[血漿中濃度が上昇する恐れがある]。
3.腎機能障害のある患者[血漿中濃度が上昇することが報告されている]。
4.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
(重要な基本的注意)
1.射精障害(逆行性射精等)が認められているので、本剤の投与にあたっては射精障害に関する説明を十分に行い、患者の理解を得た上で使用する。
2.起立性低血圧が現れることがあるので、体位変換による血圧変化に注意する。
3.眩暈などが現れることがあるので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意させる。
4.本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行い、降圧剤が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには、減量又は中止するなど適切な処置を行う。
5.本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合は、手術療法など、他の適切な処置を考慮する。
シロドシンは主としてチトクロームP450・3A4(CYP3A4)、UDP−グルクロン酸転移酵素、アルコール脱水素酵素及びアルデヒド脱水素酵素により代謝されるので、CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤との併用により、シロドシンの代謝が阻害され血漿中濃度が上昇する可能性がある。
併用注意:
1.降圧剤[起立性低血圧が現れることがあるので、減量するなど注意する(降圧剤服用中の患者は起立時の血圧調節力が低下している場合がある)]。
2.アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール等)[強力にCYP3A4を阻害するケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用によりシロドシンの血漿中濃度の上昇が認められており、アゾール系抗真菌剤との併用により、シロドシンの血漿中濃度が上昇する恐れがあるので、減量するなど注意する(アゾール系抗真菌剤はCYP3A4を阻害することから、これらの薬剤との併用時には、シロドシンの血漿中濃度が上昇する恐れがある)]。
3.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等)[併用により症候性低血圧が現れるとの報告がある(本剤はα遮断作用を有するため、併用によりこれらの血管拡張作用による降圧作用を増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しており、肝機能又は腎機能が低下している場合は低用量(1回2mg)から投与を開始するなど、患者の状態を十分に観察しながら投与する。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
安定性試験:本品につき加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)を行った結果、シロドシン錠2mg「日医工」及びシロドシン錠4mg「日医工」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1.α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。
2.マウスでの104週間投与試験において、20mg/kg/日以上の投与群で精嚢腺拡張の頻度上昇が認められたとの報告がある。
3.ラットでの受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験において、200mg/kg/日以上の投与群で精細管に精子細胞脱落が、600mg/kg/日投与群で精細管萎縮・精細管変性、精子生存率減少及び精子数減少が認められたとの報告がある。
気密容器、遮光。
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