薬剤情報
後発品
薬効分類消毒薬
一般名ホルマリン
薬価9
メーカー恵美須薬品化工
最終更新2023年10月改訂(第1版)

用法・用量

〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉

(使用対象により、通常、つぎのいずれかの方法を用いる)。

1). ホルムアルデヒド1〜5%溶液による浸漬、又は清拭を行い、2時間以上放置する。

2). ガス消毒法:気密容器中あるいは密閉環境内において、容積1m3に対し、ホルマリン15mL以上(ホルムアルデヒドとして6g以上)を水40mL以上とともに噴霧又は蒸発させ、7〜24時間又はそれ以上放置する。蒸発を速めるためには、ホルマリン15mL以上を希釈(5〜10%)し加熱沸騰させる方法、ホルマリン15mL以上に対し水40mL以上及び過マンガン酸カリウム18〜20gを加える方法などを用いる。

〈歯科領域における感染根管の消毒〉

原液にクレゾール等を加えて用いる。

効能・効果

1). 医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。

2). 歯科領域における感染根管の消毒。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 〈歯科領域〉ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):蕁麻疹、そう痒、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

〈歯科領域〉歯根膜:(頻度不明)歯根膜炎[根尖孔外に溢出した場合、歯根膜に過刺激が加わりこのような症状を起こすことがある]。

禁忌

〈歯科領域〉本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤使用時の注意

14.1.1. 〈効能共通〉規定濃度を下回らない新鮮な消毒剤を用いるとともに消毒時間を守ること。

14.1.2. 〈効能共通〉人体に使用する場合は歯科領域にのみ使用すること。

14.1.3. 〈効能共通〉皮膚、粘膜(眼、鼻、咽喉等)に刺激作用があるので皮膚、粘膜に付着しないようにし、液を取扱う場合にはゴム手袋等を装着すること(なお、付着した場合には多量の水で洗い流すこと)。

14.1.4. 〈効能共通〉眼に入らぬよう眼鏡等の保護具をつけるなど、十分注意して取扱うこと(誤って眼に入った場合には、直ちに多量の水で洗ったのち、専門医の処置を受けること)。

14.1.5. 〈効能共通〉蒸気は呼吸器等の粘膜に刺激作用があるので、眼鏡、マスク等の保護具をつけ、吸入又は接触しないよう注意すること。

14.1.6. 〈効能共通〉消毒後、残留するホルムアルデヒドは水洗、アンモニア水の散布、蒸発等の適切な方法で除去すること。

14.1.7. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉被消毒体と消毒剤との接触を十分にすること(例えば、体液等の付いた器具、油の付いた器具、重ねたままの衣類等は不適切である)。

14.1.8. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉被消毒体の量、被消毒体による消毒剤の吸着等を考慮し消毒剤は適宜増減すること。

14.1.9. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉高温であるほど消毒効果が高まるので18℃以上に保つようにすること(ガス消毒の場合は、同時に湿度も75%以上に保つこと)。

14.1.10. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉深部まで消毒剤の到達し難いもののガス消毒には、真空装置を用いること。

14.1.11. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉本剤により変質を来すもの(ある種の染色製品、革製品等)があるので注意すること。

14.2. 配合禁忌

アンモニア、水酸化アルカリ、重金属、蛋白質、ヨウ素、易還元性物質は分解されるので配合しないこと。

(取扱い上の注意)

誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

ホルマリン恵美須
ホルマリン恵美須

ホルマリン恵美須

消毒薬
2023年10月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類消毒薬
一般名ホルマリン
薬価9
メーカー恵美須薬品化工
最終更新2023年10月改訂(第1版)

用法・用量

〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉

(使用対象により、通常、つぎのいずれかの方法を用いる)。

1). ホルムアルデヒド1〜5%溶液による浸漬、又は清拭を行い、2時間以上放置する。

2). ガス消毒法:気密容器中あるいは密閉環境内において、容積1m3に対し、ホルマリン15mL以上(ホルムアルデヒドとして6g以上)を水40mL以上とともに噴霧又は蒸発させ、7〜24時間又はそれ以上放置する。蒸発を速めるためには、ホルマリン15mL以上を希釈(5〜10%)し加熱沸騰させる方法、ホルマリン15mL以上に対し水40mL以上及び過マンガン酸カリウム18〜20gを加える方法などを用いる。

〈歯科領域における感染根管の消毒〉

原液にクレゾール等を加えて用いる。

効能・効果

1). 医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。

2). 歯科領域における感染根管の消毒。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 〈歯科領域〉ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):蕁麻疹、そう痒、呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

〈歯科領域〉歯根膜:(頻度不明)歯根膜炎[根尖孔外に溢出した場合、歯根膜に過刺激が加わりこのような症状を起こすことがある]。

禁忌

〈歯科領域〉本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤使用時の注意

14.1.1. 〈効能共通〉規定濃度を下回らない新鮮な消毒剤を用いるとともに消毒時間を守ること。

14.1.2. 〈効能共通〉人体に使用する場合は歯科領域にのみ使用すること。

14.1.3. 〈効能共通〉皮膚、粘膜(眼、鼻、咽喉等)に刺激作用があるので皮膚、粘膜に付着しないようにし、液を取扱う場合にはゴム手袋等を装着すること(なお、付着した場合には多量の水で洗い流すこと)。

14.1.4. 〈効能共通〉眼に入らぬよう眼鏡等の保護具をつけるなど、十分注意して取扱うこと(誤って眼に入った場合には、直ちに多量の水で洗ったのち、専門医の処置を受けること)。

14.1.5. 〈効能共通〉蒸気は呼吸器等の粘膜に刺激作用があるので、眼鏡、マスク等の保護具をつけ、吸入又は接触しないよう注意すること。

14.1.6. 〈効能共通〉消毒後、残留するホルムアルデヒドは水洗、アンモニア水の散布、蒸発等の適切な方法で除去すること。

14.1.7. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉被消毒体と消毒剤との接触を十分にすること(例えば、体液等の付いた器具、油の付いた器具、重ねたままの衣類等は不適切である)。

14.1.8. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉被消毒体の量、被消毒体による消毒剤の吸着等を考慮し消毒剤は適宜増減すること。

14.1.9. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉高温であるほど消毒効果が高まるので18℃以上に保つようにすること(ガス消毒の場合は、同時に湿度も75%以上に保つこと)。

14.1.10. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉深部まで消毒剤の到達し難いもののガス消毒には、真空装置を用いること。

14.1.11. 〈医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒〉本剤により変質を来すもの(ある種の染色製品、革製品等)があるので注意すること。

14.2. 配合禁忌

アンモニア、水酸化アルカリ、重金属、蛋白質、ヨウ素、易還元性物質は分解されるので配合しないこと。

(取扱い上の注意)

誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

薬剤情報

薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。

一般名、製品名どちらでも検索可能!

※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。