- タグリッソ® (添付文書¹⁾ / 適正使用ガイド²⁾*)
【1コース】連日内服投与*
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク**
化学放射線療法中または後に進行が認められなかった、 切除不能なEGFR遺伝子変異陽性のIII期NSCLC患者216例を対象とした国際共同・第III相無作為化比較試験。 オシメルチニブ群とプラセボ群に2:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目として盲検下独立中央判定 (BICR) によるPFSが設定された。
【有効性】オシメルチニブ群
【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
LAURA試験³⁾の主な適格基準
🧑⚕️術後補助療法 (ADAURA) が原則3年間の投与であるのに対し、 CRT後の治療は病勢増悪まで継続される点に注意が必要である。
本レジメンは、 切除不能なEGFR遺伝子変異陽性のIII期NSCLCに対する、 根治的化学放射線療法 (CRT) 後の維持療法として位置づけられる。
従来、 CRT後に病勢進行のない症例に対しては、 抗PD-L1抗体デュルバルマブによる地固め療法が行われてきた。 しかし、 PACIFIC試験のサブグループ解析では、 EGFR遺伝子変異陽性例におけるデュルバルマブの有効性は限定的であることが示されている。
LAURA試験は、 オシメルチニブがこの集団においてPFSを有意に延長することを示し、 新たな標準治療となる可能性を示唆している。
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照すること。
最終更新日 : 2025年5月20日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
- タグリッソ® (添付文書¹⁾ / 適正使用ガイド²⁾*)
【1コース】連日内服投与*
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク**
化学放射線療法中または後に進行が認められなかった、 切除不能なEGFR遺伝子変異陽性のIII期NSCLC患者216例を対象とした国際共同・第III相無作為化比較試験。 オシメルチニブ群とプラセボ群に2:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目として盲検下独立中央判定 (BICR) によるPFSが設定された。
【有効性】オシメルチニブ群
【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
LAURA試験³⁾の主な適格基準
🧑⚕️術後補助療法 (ADAURA) が原則3年間の投与であるのに対し、 CRT後の治療は病勢増悪まで継続される点に注意が必要である。
本レジメンは、 切除不能なEGFR遺伝子変異陽性のIII期NSCLCに対する、 根治的化学放射線療法 (CRT) 後の維持療法として位置づけられる。
従来、 CRT後に病勢進行のない症例に対しては、 抗PD-L1抗体デュルバルマブによる地固め療法が行われてきた。 しかし、 PACIFIC試験のサブグループ解析では、 EGFR遺伝子変異陽性例におけるデュルバルマブの有効性は限定的であることが示されている。
LAURA試験は、 オシメルチニブがこの集団においてPFSを有意に延長することを示し、 新たな標準治療となる可能性を示唆している。
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照すること。
最終更新日 : 2025年5月20日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。