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9日前

Druckerらは、 ステロイド外用治療に抵抗性の中等症~重症アトピー性皮膚炎の成人患者を対象に、 ブロードバンドUVB療法とナローバンドUVB療法の有効性と安全性を無作為化比較試験で検討した。 その結果、 主要評価項目の12週時EASI変化量については両群間に有意差は認められなかった。 一方、 有害事象による治療中止例はナローバンドUVB療法群の0例に対してブロードバンドUVB療法群では4例と多かった。 試験結果はBr J Dermatol
に発表された。
併用外用薬や手足へのナローバンドUVB照射は標準化されておらず、 これらの併用療法が皮膚炎を改善したことで光線療法間の効果の差が小さく見えた可能性があります。
🔢 EASIスコア
UVB療法はアトピー性皮膚炎の診療ガイドラインで推奨されている治療法の1つであるが、 ナローバンドUVBとブロードバンドUVBのどちらが有効性と忍容性に優れているのかについては十分なデータがない。
本試験の対象は、 18歳以上でステロイド外用治療に抵抗性の中等症~重症アトピー性皮膚炎の成人患者69例。 対象の患者は全身のブロードバンドUVB療法またはナローバンドUVB療法に1:1で無作為化され、 いずれの群も外用治療を継続した。 患者には治療内容が盲検化されたが、 治療担当医と評価者には盲検化されなかった。 有効性解析は、 光線療法を1回以上受けた無作為化患者全例を含む修正intention-to-treat (modified ITT) 集団で実施した。
患者は以下の2群に1:1で無作為化された。
主要評価項目は12週時のEASI変化量とした*。 副次評価項目はvIGA-AD達成率 (スコア0または1を達成、 かつ2㌽以上改善した割合)、 Patient-Oriented Eczema Measure (POEM)、 Peak Pruritus Numeric Rating Scale (PP-NRS)、 Dermatology Life Quality Index (DLQI) の変化量などであった。
修正ITT解析にはブロードバンドUVB療法群32例、 ナローバンドUVB療法群34例が組み入れられた。 平均年齢はブロードバンドUVB療法群で37.1歳 (標準偏差 [SD] 15.9)、 ナローバンドUVB療法群で33.2歳 (SD 12.1)であった。
主要評価項目の12週時EASI変化量は、 ブロードバンドUVB療法群で -8.1 (95%CrI -12.1~-4.1)、 ナローバンドUVB療法群で -8.9 (95%CrI -13.0~-4.9)であった。 調整解析の群間差は -0.7 (95%CrI -5.6~4.1) であり、 有意差は認められなかった。
副次評価項目のvIGA-AD達成率、 POEM、 PP-NRS、 DLQI、 RECAPの変化量についても両群間に有意差は認められなかった。
有害事象による光線療法の中止はナローバンドUVB療法群では発生しなかったが、 ブロードバンドUVB療法群では4例にみられた。
著者らは、 「本試験では中等症~重症アトピー性皮膚炎の治療における有効性はブロードバンドUVB療法とナローバンドUVB療法で同程度であることが示された。 忍容性はナローバンドUVB療法の方が良好であった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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