海外ジャーナルクラブ
19日前

Aroraらは、 インドの局所性トリプルネガティブ乳癌 (TNBC) 患者を対象に、 術前療法として低用量の抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (Pembro) +化学療法の有効性および安全性を、 化学療法単独と第Ⅱ相非盲検無作為化比較試験PLANeTで比較評価した。 その結果、 低用量Pembro併用により病理学的完全奏効 (pCR) 率の有意な改善が示された。 本研究はAnn Oncol誌において発表された。
低用量Pembroの投与スケジュールは、 大きなコスト削減を伴いながらも高い有効性を示しています。
Pembro+化学療法は、 非転移性TNBCの術前療法における標準治療である。 一方で、 低用量のPembro併用がpCR率を改善するかは依然として不明である。
そこで本研究では、 低用量Pembro (50mg q6w) +化学療法のpCR率を第Ⅱ相無作為化比較試験PLANeTで評価した。
インド・ニューデリーの癌センターにおいて、 未治療のⅡ~Ⅲ期TNBC患者157例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目はpCRであった。
Intention-to-Treat集団におけるpCR率は、 低用量Pembro併用群が53.8% (90%CI 43.9-63.5%) であり、 化学療法単独群の40.5% (90%CI 31.1-50.4%) と比べて有意に改善した (絶対差 13.3%㌽ [90%CI 0.3-26.3%㌽]、 片側p=0.047)。
また、 手術を受けた患者152例におけるpCR率においても両群間で有意差が示された (56.7% vs 41.0%、 絶対差 15.7%㌽、 片側p=0.031)。
著者らは 「術前化学療法への低用量Pembro上乗せによりpCR率の有意な改善が示され、 KEYNOTE-522試験の既報と同程度のベネフィットが認められた。 Pembroの標準用量が投与できない場合には、 低用量投与が実行可能かつ費用対効果の高い治療選択肢となり得る」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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