海外ジャーナルクラブ
15日前

Abramsonらは、 10cm以上のBulky病変を伴わない早期古典的ホジキンリンパ腫 (cHL) 患者を対象に、 抗CD30抗体薬物複合体ブレンツキシマブ ベドチン (BV) +抗PD-1抗体ニボルマブ+ドキソルビシン+ダカルバジン (AN+AD療法) の有効性および安全性を第Ⅱ相試験のパートCで評価した。 その結果、 AN+AD療法の客観的奏効率 (ORR) は96%、 完全奏効 (CR) 率は92%、 推定2年無増悪生存 (PFS) 率は97%と良好であり、 安全性プロファイルも管理可能であった。 本研究はBlood誌において発表された。
ステロイド使用量が記録されていなかったのはlimitationですが、 imAE予防としてステロイド使用は推奨されておらず、 発現率も低率でした。
早期cHL患者の多くで、 放射線療法併用の有無にかかわらず、 ドキソルビシン+ブレオマイシン+ビンブラスチン+ダカルバジン (ABVD療法) が実施されている一方で、 現在、 化学療法の短縮と組み合わせて新規薬剤の導入を評価する研究が進められている。
本研究では、 AN+AD療法の有効性および安全性が第Ⅱ相試験のパートCで評価された。
10cm以上のBulky病変を伴わないAnn ArborⅠ期またはⅡ期の早期cHL患者154例にAN+AD療法を4サイクル実施した。
主要評価項目は担当医師評価による治療終了時のCR率であった。
治療終了時のORRは96% (95%CI 91.7-98.6%)、 CR率は92% (95%CI 86.0-95.4%) であった。
予後良好群 (56例) および予後不良群 (97例) におけるCR率は、 それぞれ95% (95%CI 85.1-98.9%)、 91% (95%CI 83.1-95.7%) であった。
CRが少なくとも2年以上持続した患者の割合は96% (95%CI 90.9-98.4%) であった。
追跡期間中央値27.9ヵ月時点における推定2年PFS率は97% (95%CI 92.0-98.8%) であった。
治療中に発現した有害事象 (TEAE) は、 全Gradeで99%、 Grade 3以上で44%に発現した。 発熱性好中球減少症は認められなかった。 治療中に発現した免疫介在性有害事象 (imAE) は全Gradeで22%に発現した。 安全性報告期間後に疾患関連死が1例報告された。
著者らは 「本試験の結果は、 Bulky病変を伴わない早期cHL患者に対して、 限定的な化学療法とBVおよびニボルマブを併用したAN+AD療法の実施を支持するものであった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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