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10日前

Agarwalらは、 喘息を合併するアレルギー性気管支肺アスペルギルス症 (ABPA) を対象に、 新規吸入イトラコナゾール製剤PUR1900を二重盲検プラセボ対照の第Ⅱ相無作為化比較試験で検討した。その結果、 16週時点で吸入PUR1900 40mg群では呼吸機能や患者報告アウトカムなど複数の探索的評価項目の改善が示された。 試験結果はEur Respir J誌に発表された。
喀痰採取が困難であったため真菌培養やPCRは実施できず、 Aspergillus特異的IgEも測定されなかったことから、 真菌学的評価や抗原特異的反応の評価は限定的でした。
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ABPAに罹患する喘息患者は世界で480万人と推定されているが、 現時点で承認されている治療薬はない。 現行の治療では経口ステロイド薬および経口イトラコナゾールが使用されているが、 全身性の毒性や薬物相互作用、 気道内で最適な薬剤濃度が得られにくいなどの限界がある。 PUR1900は、 全身曝露を最小限に抑えつつ気道内で高濃度を得るよう設計された、 新規の吸入イトラコナゾール製剤である。
本試験は多施設共同の二重盲検並行群間比較・プラセボ対照の第Ⅱ相無作為化比較試験である。 喘息を合併するABPAの成人患者43例を以下の3群に2:2:1で無作為化し、 1日1回16週間投与した。
主要な選択基準は①血清総IgE 1000 kU/L以上、 ②ACQ-7スコア*1.5超、 ③気管支拡張薬使用前の1秒量 (FEV₁) が予測値の50-85%であることであった。 事前に規定された主要評価項目はなく、 呼吸機能、 免疫学的指標、 患者報告アウトカムなどの探索的アウトカムが評価された。
43例中39例が16週間の治療を完了した。 16週時点でプラセボ群と比べてPUR1900 40mg群ではFEV₁ (最小二乗平均 [LSM] によるプラセボ調整後の差 : +0.28 L、 95%CI 0.02~0.53) およびACQ-7 (LSM : -0.51ポイント、 95%CI -0.97~-0.06) の改善が認められた。血清総IgEのプラセボ調整後の差は-2,619 kU/L (95%CI -5,342~105) であった。 一方、 PUR1900 20mg群ではプラセボ調整後の効果は認められなかった。
有害事象の発現率は40mg群で31%、 20mg群で39%、 プラセボ群で44%であったが、 重篤な有害事象はみられなかった。
著者らは、 「PUR1900 40mgはABPAの主要な臨床領域にわたる改善に関連し、 良好な安全性プロファイルを示した。 この結果は、 第Ⅲ相試験でのさらなる評価を支持するものである」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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