海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前
Silverbergらは、 ステロイド外用薬で効果が不十分な12歳以上の中等症~重症のアトピー性皮膚炎を対象に、 基礎治療への抗IL-31受容体A抗体ネモリズマブ追加の有効性および安全性について、 第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験ARCADIA1および2で検証した。 その結果、 ネモリズマブ投与群のIGA治療成功率は36~38% (プラセボ群25~26%)、 EASI-75達成率は42~44% (プラセボ群 29~30%)と、 いずれも有意に改善したことが示された (いずれもp<0.0007)。
画期的な治療であることは間違いないのですが、 治療奏効が100%では当然ありません。 どの領域の研究でも同じなのですが、 このような素晴らしい研究成果報告の際には、 まだまだ治療で良くなっていない患者がいることを再認識する必要があります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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