新薬承認情報
4ヶ月前
MSDは2024年12月27日、 抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (商品名キイトルーダ®) について、 進行・再発の子宮体癌を効能または効果として、 パクリタキセル+カルボプラチン (TC療法) との併用において適応追加承認を取得したと発表した。
ペムブロリズマブは今回、 進行・再発子宮体癌に対する1次治療としての効能・効果で適応追加承認された。 同薬は、 子宮体癌に係る効能・効果として 「がん化学療法後に増悪した切除不能な進行・再発の子宮体癌」 が既に承認されているが、 これは2次治療以降の選択肢であり、 新たな治療選択肢が求められていた。
今回の承認は、 化学療法歴のない進行・再発子宮体癌に対して、 標準治療であるTC療法へのペムブロリズマブ上乗せ効果を検証した第Ⅲ相国際共同無作為化比較試験KEYNOTE-868の結果に基づく。
同試験において、 ペムブロリズマブ上乗せ群ではミスマッチ修復 (MMR) の状態にかかわらず、 TC療法単独に比べ、 無増悪生存期間 (PFS) の有意な改善が示された (pMMR集団のPFS : HR 0.57、 p<0.0001 / dMMR集団のPFS : HR 0.34、 p<0.0001)。
ペムブロリズマブ200mgを3週間間隔と、 パクリタキセル 175 mg/m²およびカルボプラチン AUC 5を6サイクル投与。 その後、 ペムブロリズマブ400mgを6週間間隔で単独維持療法として最大14サイクル投与
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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