薬効分類 | ビタミンB6製剤 |
一般名 | ピリドキシン塩酸塩注射液 |
薬価 | 84円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年07月改訂(第1版) |
ピリドキシン塩酸塩として、通常成人1日10〜100mgを、1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 添加剤としてベンジルアルコールを含有するので、新生児(低出生体重児)等に大量に用いる場合は他のベンジルアルコールを含有しない製剤の使用を考慮すること〔9.7.2参照〕。
7.2. ビタミンB6依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特にビタミンB6依存症の新生児、ビタミンB6依存症の乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること〔9.7.1、11.1.1参照〕。
(1). ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与<例えばイソニアジド>によるものを含む)。
(2). ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。
(3). ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血など)。
(4). 次記疾患のうち、ビタミンB6欠乏又はビタミンB6代謝障害が関与すると推定される場合:口角炎、口唇炎、舌炎、急性湿疹・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害(放射線宿酔)。
4.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 横紋筋融解症(頻度不明):新生児、乳幼児に大量に用いた場合、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害に至ることがある〔7.2、9.7.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚:(頻度不明)光線過敏症。
2). 消化器:(頻度不明)下痢、嘔吐[新生児、乳幼児に大量に用いた場合、認められたとの報告がある]。
3). 肝臓:(頻度不明)肝機能異常[新生児、乳幼児に大量に用いた場合、認められたとの報告がある]。
4). 大量・長期投与:(頻度不明)手足のしびれ、知覚異常等の末梢神経障害。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
10.2. 併用注意:
レボドパ[レボドパの作用を減弱することがある(末梢でのレボドパ脱炭酸化を促進するため)]。
9.7.1. 新生児、乳幼児に大量に用いた場合、横紋筋融解症、下痢、嘔吐、肝機能異常等の副作用があらわれることがある〔7.2、11.1.1参照〕。
9.7.2. 添加剤として含有されているベンジルアルコールによると疑われる中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)を来した新生児(低出生体重児)等の症例が報告されている〔7.1参照〕。
9.7.3. 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 皮下・筋肉内注射時:組織・神経などへの影響を避けるため、次の点に配慮すること。
・ 皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
・ 皮下・筋肉内注射時、繰返し注射する場合には、注射部位を変え、たとえば左右交互に注射するなど配慮すること。
なお、乳児、幼児、小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | ビタミンB6製剤 |
一般名 | ピリドキシン塩酸塩注射液 |
薬価 | 84円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年07月改訂(第1版) |
ピリドキシン塩酸塩として、通常成人1日10〜100mgを、1〜2回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 添加剤としてベンジルアルコールを含有するので、新生児(低出生体重児)等に大量に用いる場合は他のベンジルアルコールを含有しない製剤の使用を考慮すること〔9.7.2参照〕。
7.2. ビタミンB6依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特にビタミンB6依存症の新生児、ビタミンB6依存症の乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること〔9.7.1、11.1.1参照〕。
(1). ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与<例えばイソニアジド>によるものを含む)。
(2). ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。
(3). ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血など)。
(4). 次記疾患のうち、ビタミンB6欠乏又はビタミンB6代謝障害が関与すると推定される場合:口角炎、口唇炎、舌炎、急性湿疹・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、末梢神経炎、放射線障害(放射線宿酔)。
4.の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 横紋筋融解症(頻度不明):新生児、乳幼児に大量に用いた場合、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害に至ることがある〔7.2、9.7.1参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 皮膚:(頻度不明)光線過敏症。
2). 消化器:(頻度不明)下痢、嘔吐[新生児、乳幼児に大量に用いた場合、認められたとの報告がある]。
3). 肝臓:(頻度不明)肝機能異常[新生児、乳幼児に大量に用いた場合、認められたとの報告がある]。
4). 大量・長期投与:(頻度不明)手足のしびれ、知覚異常等の末梢神経障害。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
10.2. 併用注意:
レボドパ[レボドパの作用を減弱することがある(末梢でのレボドパ脱炭酸化を促進するため)]。
9.7.1. 新生児、乳幼児に大量に用いた場合、横紋筋融解症、下痢、嘔吐、肝機能異常等の副作用があらわれることがある〔7.2、11.1.1参照〕。
9.7.2. 添加剤として含有されているベンジルアルコールによると疑われる中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)を来した新生児(低出生体重児)等の症例が報告されている〔7.1参照〕。
9.7.3. 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
14.1.1. 皮下・筋肉内注射時:組織・神経などへの影響を避けるため、次の点に配慮すること。
・ 皮下・筋肉内注射時神経走行部位を避けるよう注意すること。
・ 注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
・ 皮下・筋肉内注射時、繰返し注射する場合には、注射部位を変え、たとえば左右交互に注射するなど配慮すること。
なお、乳児、幼児、小児には皮下・筋肉内注射を連用しないことが望ましい。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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