薬剤情報
後発品
薬効分類制酸薬
一般名乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒
薬価7
メーカー健栄製薬
最終更新2011年10月改訂(第4版)

用法・用量

乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、1日1〜3gを数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1.次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。

2.尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

1.消化器:便秘、悪心・嘔吐(頻度不明)等が現れることがあるので、このような場合には減量、休薬又は緩下剤の併用等の適切な処置を行う。

2.長期投与:長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血(頻度不明)等が現れる恐れがあるので、慎重に投与する。

禁忌

透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れることがある]。

慎重投与

1.リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する]。

2.腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリホスファターゼ等の測定を行う]。

相互作用

併用注意:

1.クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意する(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。

2.血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱する恐れがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。

3.テトラサイクリン系抗生物質<服用>、ニューキノロン系抗菌剤<服用>、イソニアジド<服用>、ジギタリス製剤<服用>、フェニトイン<服用>、フェノチアジン誘導体<服用>、β−遮断剤<服用>、非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤とキレートを形成又は、吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。

4.ペニシラミン<服用>[ペニシラミンの効果が減弱する恐れがある(同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する)]。

5.ミコフェノール酸モフェチル<服用>[ミコフェノール酸モフェチルの作用が減弱する恐れがある(併用により、ミコフェノール酸モフェチルの吸収が減少すると考えられる)]。

6.甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。

7.キニジン等[併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(尿のpH上昇による)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意する。

取扱い上の注意

安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、4年間)の結果、通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。

保管上の注意

気密容器。

乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒「ケンエー」
乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒「ケンエー」
乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒「ケンエー」

乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒「ケンエー」

制酸薬
2011年10月改訂(第4版)
薬剤情報
後発品
薬効分類制酸薬
一般名乾燥水酸化アルミニウムゲル細粒
薬価7
メーカー健栄製薬
最終更新2011年10月改訂(第4版)

用法・用量

乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、1日1〜3gを数回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1.次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。

2.尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

1.消化器:便秘、悪心・嘔吐(頻度不明)等が現れることがあるので、このような場合には減量、休薬又は緩下剤の併用等の適切な処置を行う。

2.長期投与:長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血(頻度不明)等が現れる恐れがあるので、慎重に投与する。

禁忌

透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れることがある]。

慎重投与

1.リン酸塩の欠乏している患者[アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する]。

2.腎障害のある患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等が現れる恐れがあるので、定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリホスファターゼ等の測定を行う]。

相互作用

併用注意:

1.クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意する(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。

2.血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱する恐れがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。

3.テトラサイクリン系抗生物質<服用>、ニューキノロン系抗菌剤<服用>、イソニアジド<服用>、ジギタリス製剤<服用>、フェニトイン<服用>、フェノチアジン誘導体<服用>、β−遮断剤<服用>、非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害する恐れがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤とキレートを形成又は、吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。

4.ペニシラミン<服用>[ペニシラミンの効果が減弱する恐れがある(同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する)]。

5.ミコフェノール酸モフェチル<服用>[ミコフェノール酸モフェチルの作用が減弱する恐れがある(併用により、ミコフェノール酸モフェチルの吸収が減少すると考えられる)]。

6.甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。

7.キニジン等[併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(尿のpH上昇による)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので用量に注意する。

取扱い上の注意

安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、4年間)の結果、通常の市場流通下において4年間安定であることが確認された。

保管上の注意

気密容器。

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