薬効分類 | 制酸薬 |
一般名 | 乾燥水酸化アルミニウムゲル |
薬価 | 7.3円 |
メーカー | 日興製薬 |
最終更新 | 2023年12月改訂(第1版) |
乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、通常成人1日1〜3gを数回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1). 次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
2). 尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(頻度不明)便秘、悪心・嘔吐。
2). その他:(頻度不明)アルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血。
透析療法を受けている患者〔9.2.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. リン酸塩の欠乏している患者:アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 透析療法を受けている患者:投与しないこと(長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある)〔2.禁忌の項参照〕。
9.2.2. 腎障害のある患者:定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと(長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがある)〔11.2参照〕。
10.2. 併用注意:
1). クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意すること(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。
2). 血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱するおそれがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。
3). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(シプロフロキサシン<服用>、トスフロキサシン<服用>等)、イソニアジド<服用>、ジギタリス製剤<服用>(ジゴキシン<服用>、ジギトキシン<服用>等)、フェニトイン<服用>、フェノチアジン誘導体<服用>(プロメタジン<服用>、アリメマジン<服用>等)、β−遮断剤<服用>(プロプラノロール<服用>、ピンドロール<服用>等)、非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤とキレートを形成又は吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
4). ペニシラミン<服用>[ペニシラミンの効果が減弱するおそれがある(同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する)]。
5). ミコフェノール酸モフェチル<服用>[ミコフェノール酸モフェチルの作用が減弱するおそれがある(併用により、ミコフェノール酸モフェチルの吸収が減少すると考えられる)]。
6). 甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。
7). キニジン等[併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(尿のpH上昇による)]。
用量に注意すること(一般に、生理機能が低下している)。
(妊婦)
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 制酸薬 |
一般名 | 乾燥水酸化アルミニウムゲル |
薬価 | 7.3円 |
メーカー | 日興製薬 |
最終更新 | 2023年12月改訂(第1版) |
乾燥水酸化アルミニウムゲルとして、通常成人1日1〜3gを数回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1). 次記疾患における制酸作用と症状の改善:胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃炎(急性胃炎・慢性胃炎、薬剤性胃炎を含む)、上部消化管機能異常(神経性食思不振、いわゆる胃下垂症、胃酸過多症を含む)。
2). 尿中燐排泄増加に伴う尿路結石の発生予防。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 消化器:(頻度不明)便秘、悪心・嘔吐。
2). その他:(頻度不明)アルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血。
透析療法を受けている患者〔9.2.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. リン酸塩の欠乏している患者:アルミニウムは消化管内でリン酸塩と結合し、その吸収を阻害する。
(腎機能障害患者)
9.2.1. 透析療法を受けている患者:投与しないこと(長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある)〔2.禁忌の項参照〕。
9.2.2. 腎障害のある患者:定期的に血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと(長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがある)〔11.2参照〕。
10.2. 併用注意:
1). クエン酸製剤<服用>(クエン酸カリウム<服用>、クエン酸ナトリウム<服用>等)[血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど注意すること(キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる)]。
2). 血清カリウム抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸カルシウム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)[血清カリウム抑制イオン交換樹脂の効果が減弱するおそれがある(アルミニウムイオンと非選択的に交換すると考えられる)]。
3). テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>、ミノサイクリン<服用>等)、ニューキノロン系抗菌剤<服用>(シプロフロキサシン<服用>、トスフロキサシン<服用>等)、イソニアジド<服用>、ジギタリス製剤<服用>(ジゴキシン<服用>、ジギトキシン<服用>等)、フェニトイン<服用>、フェノチアジン誘導体<服用>(プロメタジン<服用>、アリメマジン<服用>等)、β−遮断剤<服用>(プロプラノロール<服用>、ピンドロール<服用>等)、非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤<服用>等[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害するおそれがあるが、この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある(本剤が併用薬剤とキレートを形成又は吸着し、消化管からの吸収を遅延又は阻害する)]。
4). ペニシラミン<服用>[ペニシラミンの効果が減弱するおそれがある(同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下する)]。
5). ミコフェノール酸モフェチル<服用>[ミコフェノール酸モフェチルの作用が減弱するおそれがある(併用により、ミコフェノール酸モフェチルの吸収が減少すると考えられる)]。
6). 甲状腺ホルモン剤<服用>(レボチロキシンナトリウム<服用>等)、胆汁酸製剤<服用>(ウルソデオキシコール酸<服用>、ケノデオキシコール酸<服用>)[同時に服用することにより、これら併用薬剤の吸収を遅延又は阻害することがあるが、これらの作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まると考えられる(消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害される)]。
7). キニジン等[併用薬剤の排泄が遅延することが知られている(尿のpH上昇による)]。
用量に注意すること(一般に、生理機能が低下している)。
(妊婦)
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(保管上の注意)
室温保存。
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