薬剤情報
後発品
薬効分類関節機能改善薬
一般名精製ヒアルロン酸ナトリウムキット
薬価600
メーカーニプロ
最終更新2023年10月改訂(第4版)

用法・用量

1.変形性膝関節症、肩関節周囲炎:精製ヒアルロン酸ナトリウムとして1回25mgを1週間ごとに連続5回膝関節腔内又は肩関節(肩関節腔、肩峰下滑液包又は上腕二頭筋長頭腱腱鞘)内に投与するが、症状により投与回数を適宜増減する。

2.関節リウマチにおける膝関節痛:精製ヒアルロン酸ナトリウムとして1回25mgを1週間ごとに連続5回膝関節腔内に投与する。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

本剤は関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行う。

効能・効果

1.変形性膝関節症、肩関節周囲炎。

2.関節リウマチにおける膝関節痛(次記1)〜4)の基準を全て満たす場合に限る)。

1).抗リウマチ薬等による治療で全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛のある場合。

2).全身の炎症症状がCRP値として10mg/dL以下の場合。

3).膝関節の症状が軽症から中等症の場合。

4).膝関節のLarsen X線分類がGrade1からGrade3の場合。

副作用

本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

ショック:ショック症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用(頻度不明)

1).過敏症:蕁麻疹等の発疹、そう痒感、浮腫(顔面浮腫、眼瞼浮腫等)、顔面発赤[このような症状が認められた場合には、投与を中止する]。

2).投与関節:投与関節疼痛(主に投与後の一過性投与関節疼痛)、投与関節腫脹、投与関節水腫、投与関節発赤、投与関節熱感、投与関節局所の重苦しさ、投与関節周囲のしびれ感。

3).肝臓:AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・Al−P上昇・LDH上昇。

4).血液:好酸球増多、ヘマトクリット低下、白血球増多。

5).その他:嘔気・嘔吐、発熱、倦怠感、蛋白尿、尿沈渣異常、動悸、ほてり、総蛋白低下、BUN上昇。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.他の薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。

2.肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害の既往歴のある患者においてAST異常変動(GOT異常変動)、ALT異常変動(GPT異常変動)がみられた]。

3.投与関節部に皮膚疾患又は投与関節部に感染のある患者[本剤は、関節内に投与するため]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.変形性膝関節症、関節リウマチにおける膝関節痛については、投与関節の炎症が著しい変形性膝関節症又は関節液貯留が著しい変形性膝関節症、投与関節の炎症が著しい関節リウマチにおける膝関節痛又は関節液貯留が著しい関節リウマチにおける膝関節痛の場合は、本剤の投与により局所炎症症状悪化を招くことがあるので、炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。

2.本剤の投与により、ときに局所痛が現れることがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講じる。

3.関節腔外に漏れると疼痛を起こす恐れがあるので、関節腔内に確実に投与する。

4.関節リウマチにおける膝関節痛については次の点に注意する。

1).関節リウマチにおける膝関節痛については本剤による治療は原因療法ではなく局所に対する対症療法であるので抗リウマチ薬等と併用する(本剤は漫然と連用する薬剤ではない)。

2).関節リウマチにおける膝関節痛については抗リウマチ薬等の治療により全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛がある場合、当該膝関節腔内に投与する。

3).関節リウマチにおける膝関節痛については膝関節以外の使用経験はなく、他の関節については有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しない。

4).関節リウマチでは膝関節の器質的変化が高度なものは有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しない。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物試験(ウサギ)では催奇形性は認められていないが、妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

2.授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる[動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.注射時の注意:

1).症状の改善が認められない場合は、5回を限度として投与を中止する。

2).関節液の貯留があるときには、必要に応じ穿刺により排液する。

2.その他:

1).血管内へは投与しない。

2).眼科用には使用しない。

3).本剤は粘稠なため、22〜23G程度の注射針を用いて投与することが望ましい。

4).本剤の使用は1回限りとし、開封後は速やかに使用し、使用後は廃棄する。

5).本剤は、殺菌消毒剤であるベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジンにより沈殿を生じることがあるので十分注意する。

1.シリンジ製品に関する注意:

1).ブリスター包装は使用直前まで開封しない。使用に際しては、開封口からゆっくり開ける。

2).シリンジが破損する恐れがあるため、強い衝撃を避ける。

3).ブリスター包装から取り出す際、プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。

4).薬液が漏れている場合や、薬液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しない。

5).シリンジに破損等の異常が認められるときは使用しない。

6).輸送中の振動等でプランジャーが緩む場合があるため、使用の際には緩みを確認の上、巻き締めし直して使用する。

7).シリンジ先端のキャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。

8).注入前後ともにプランジャーを引かない。

9).開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液は容器とともに速やかに廃棄する。

10).シリンジの再滅菌・再使用はしない。

11).注射針等を接続する場合は誤刺に注意し、しっかりと固定する。

2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

その他

(ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」使用方法)

1.ブリスター包装裏面の<開封口>と記載したところからシールをはがし、シリンジ外筒部を持ち、シリンジを取り出す。

1).ガスケットが変形し、プランジャーが外れる恐れがあるため、プランジャーを持って引き出さない。

2).輸送中の振動等でプランジャーが緩む場合があるため、使用の際には緩みを確認の上、巻き締めし直す。

2.シリンジ外筒部を指で持ち、キャップを回しながら引き抜き、次に22〜23G程度の注射針を装着する。

3.プランジャーを押して投与する。この時、気泡があれば除く。

4.投与に先立ち、注射部位を厳重に消毒する。

ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」
ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」

ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」

関節機能改善薬
2023年10月改訂(第4版)
薬剤情報
後発品
薬効分類関節機能改善薬
一般名精製ヒアルロン酸ナトリウムキット
薬価600
メーカーニプロ
最終更新2023年10月改訂(第4版)

用法・用量

1.変形性膝関節症、肩関節周囲炎:精製ヒアルロン酸ナトリウムとして1回25mgを1週間ごとに連続5回膝関節腔内又は肩関節(肩関節腔、肩峰下滑液包又は上腕二頭筋長頭腱腱鞘)内に投与するが、症状により投与回数を適宜増減する。

2.関節リウマチにおける膝関節痛:精製ヒアルロン酸ナトリウムとして1回25mgを1週間ごとに連続5回膝関節腔内に投与する。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

本剤は関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行う。

効能・効果

1.変形性膝関節症、肩関節周囲炎。

2.関節リウマチにおける膝関節痛(次記1)〜4)の基準を全て満たす場合に限る)。

1).抗リウマチ薬等による治療で全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛のある場合。

2).全身の炎症症状がCRP値として10mg/dL以下の場合。

3).膝関節の症状が軽症から中等症の場合。

4).膝関節のLarsen X線分類がGrade1からGrade3の場合。

副作用

本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

ショック:ショック症状が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用(頻度不明)

1).過敏症:蕁麻疹等の発疹、そう痒感、浮腫(顔面浮腫、眼瞼浮腫等)、顔面発赤[このような症状が認められた場合には、投与を中止する]。

2).投与関節:投与関節疼痛(主に投与後の一過性投与関節疼痛)、投与関節腫脹、投与関節水腫、投与関節発赤、投与関節熱感、投与関節局所の重苦しさ、投与関節周囲のしびれ感。

3).肝臓:AST上昇(GOT上昇)・ALT上昇(GPT上昇)・Al−P上昇・LDH上昇。

4).血液:好酸球増多、ヘマトクリット低下、白血球増多。

5).その他:嘔気・嘔吐、発熱、倦怠感、蛋白尿、尿沈渣異常、動悸、ほてり、総蛋白低下、BUN上昇。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.他の薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。

2.肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害の既往歴のある患者においてAST異常変動(GOT異常変動)、ALT異常変動(GPT異常変動)がみられた]。

3.投与関節部に皮膚疾患又は投与関節部に感染のある患者[本剤は、関節内に投与するため]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.変形性膝関節症、関節リウマチにおける膝関節痛については、投与関節の炎症が著しい変形性膝関節症又は関節液貯留が著しい変形性膝関節症、投与関節の炎症が著しい関節リウマチにおける膝関節痛又は関節液貯留が著しい関節リウマチにおける膝関節痛の場合は、本剤の投与により局所炎症症状悪化を招くことがあるので、炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。

2.本剤の投与により、ときに局所痛が現れることがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講じる。

3.関節腔外に漏れると疼痛を起こす恐れがあるので、関節腔内に確実に投与する。

4.関節リウマチにおける膝関節痛については次の点に注意する。

1).関節リウマチにおける膝関節痛については本剤による治療は原因療法ではなく局所に対する対症療法であるので抗リウマチ薬等と併用する(本剤は漫然と連用する薬剤ではない)。

2).関節リウマチにおける膝関節痛については抗リウマチ薬等の治療により全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛がある場合、当該膝関節腔内に投与する。

3).関節リウマチにおける膝関節痛については膝関節以外の使用経験はなく、他の関節については有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しない。

4).関節リウマチでは膝関節の器質的変化が高度なものは有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しない。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物試験(ウサギ)では催奇形性は認められていないが、妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

2.授乳中の婦人には、本剤投与中は授乳を避けさせる[動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが認められている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.注射時の注意:

1).症状の改善が認められない場合は、5回を限度として投与を中止する。

2).関節液の貯留があるときには、必要に応じ穿刺により排液する。

2.その他:

1).血管内へは投与しない。

2).眼科用には使用しない。

3).本剤は粘稠なため、22〜23G程度の注射針を用いて投与することが望ましい。

4).本剤の使用は1回限りとし、開封後は速やかに使用し、使用後は廃棄する。

5).本剤は、殺菌消毒剤であるベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジンにより沈殿を生じることがあるので十分注意する。

1.シリンジ製品に関する注意:

1).ブリスター包装は使用直前まで開封しない。使用に際しては、開封口からゆっくり開ける。

2).シリンジが破損する恐れがあるため、強い衝撃を避ける。

3).ブリスター包装から取り出す際、プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。

4).薬液が漏れている場合や、薬液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しない。

5).シリンジに破損等の異常が認められるときは使用しない。

6).輸送中の振動等でプランジャーが緩む場合があるため、使用の際には緩みを確認の上、巻き締めし直して使用する。

7).シリンジ先端のキャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。

8).注入前後ともにプランジャーを引かない。

9).開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液は容器とともに速やかに廃棄する。

10).シリンジの再滅菌・再使用はしない。

11).注射針等を接続する場合は誤刺に注意し、しっかりと固定する。

2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

その他

(ヒアルロン酸Na関節注25mgシリンジ「NP」使用方法)

1.ブリスター包装裏面の<開封口>と記載したところからシールをはがし、シリンジ外筒部を持ち、シリンジを取り出す。

1).ガスケットが変形し、プランジャーが外れる恐れがあるため、プランジャーを持って引き出さない。

2).輸送中の振動等でプランジャーが緩む場合があるため、使用の際には緩みを確認の上、巻き締めし直す。

2.シリンジ外筒部を指で持ち、キャップを回しながら引き抜き、次に22〜23G程度の注射針を装着する。

3.プランジャーを押して投与する。この時、気泡があれば除く。

4.投与に先立ち、注射部位を厳重に消毒する。

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