薬剤情報
後発品
薬効分類関節機能改善薬
一般名精製ヒアルロン酸ナトリウムキット
薬価718
メーカー中外製薬
最終更新2022年04月改訂(第1版)

用法・用量

〈変形性膝関節症〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回膝関節腔内に投与する。その後、症状の維持を目的とする場合は、2〜4週間隔で投与する。

〈肩関節周囲炎〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回肩関節(肩関節腔、肩峰下滑液包又は上腕二頭筋長頭腱腱鞘)内に投与する。

〈関節リウマチにおける膝関節痛〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回膝関節腔内に投与する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 〈効能共通〉症状の改善が認められない場合は、5回を限度として投与を中止すること。

7.2. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉本剤による治療は原因療法ではなく局所に対する対症療法であるので抗リウマチ薬等と併用すること(本剤は漫然と連用する薬剤ではない)。

効能・効果

1). 変形性膝関節症、肩関節周囲炎。

2). 関節リウマチにおける膝関節痛(次記(1)〜(4)の基準を全て満たす場合に限る)。

(1). 抗リウマチ薬等による治療で全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛のある場合。

(2). 全身の炎症症状がCRP値として10mg/dL以下の場合。

(3). 膝関節の症状が軽症から中等症の場合。

(4). 膝関節のLarsen X線分類がGrade1からGrade3の場合。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉膝関節以外の使用経験はなく、他の関節については有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しないこと。

5.2. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉関節リウマチでは膝関節の器質的変化が高度なものは有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しないこと。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. ショック(頻度不明):ショック症状があらわれることがある。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1〜2%未満)発疹、(0.1%未満)発熱、そう痒症、蕁麻疹、紅斑。

2). 投与部位:(0.1〜2%未満)疼痛、腫脹、関節液貯留、熱感、(0.1%未満)関節周囲のしびれ感。

3). 肝臓:(0.1〜2%未満)AST上昇、ALT上昇、AL−P上昇、LDH上昇。

4). 腎臓:(0.1〜2%未満)尿沈渣異常、BUN上昇、(0.1%未満)尿中蛋白陽性。

5). 血液:(0.1〜2%未満)白血球数増加、(0.1%未満)好酸球数増加、ヘマトクリット減少。

6). その他:(0.1%未満)総蛋白減少、倦怠感、動悸、ほてり。

副作用の発現頻度は製造販売後調査を含む。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 〈効能共通〉本剤の投与により、ときに局所痛があらわれることがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講じること。

8.2. 〈効能共通〉注入部位以外に漏れると疼痛を起こすおそれがあるので、確実に投与すること。

8.3. 〈変形性膝関節症、関節リウマチにおける膝関節痛〉投与関節の炎症が著しい変形性膝関節症又は関節液貯留が著しい変形性膝関節症、投与関節の炎症が著しい関節リウマチにおける膝関節痛又は関節液貯留が著しい関節リウマチにおける膝関節痛の場合、本剤の投与により当該部位の炎症症状の悪化を招くことがあるので、炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 他の薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。

9.1.2. 対象関節部に皮膚疾患又は対象関節部に感染症のある患者:本剤は関節内に投与するため。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 肝障害又はその既往歴のある患者:肝障害を悪化させるおそれがある。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラットi.v.)で乳汁中へわずかに移行することが認められている)〔16.5参照〕。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与前の注意

14.1.1. 関節液の貯留があるときには、必要に応じ穿刺により排液すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 本剤は、関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。

14.2.2. 血管内へは投与しないこと。

14.2.3. 眼科用には使用しないこと。

14.3. 薬剤投与後の注意

14.3.1. 本剤の使用は開封後1回限りとして速やかに使用し、使用後は残液を廃棄すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

スベニールディスポ関節注25mg
スベニールディスポ関節注25mg

スベニールディスポ関節注25mg

関節機能改善薬
2022年04月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類関節機能改善薬
一般名精製ヒアルロン酸ナトリウムキット
薬価718
メーカー中外製薬
最終更新2022年04月改訂(第1版)

用法・用量

〈変形性膝関節症〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回膝関節腔内に投与する。その後、症状の維持を目的とする場合は、2〜4週間隔で投与する。

〈肩関節周囲炎〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回肩関節(肩関節腔、肩峰下滑液包又は上腕二頭筋長頭腱腱鞘)内に投与する。

〈関節リウマチにおける膝関節痛〉

通常、成人1回2.5mLを1週間毎に連続5回膝関節腔内に投与する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 〈効能共通〉症状の改善が認められない場合は、5回を限度として投与を中止すること。

7.2. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉本剤による治療は原因療法ではなく局所に対する対症療法であるので抗リウマチ薬等と併用すること(本剤は漫然と連用する薬剤ではない)。

効能・効果

1). 変形性膝関節症、肩関節周囲炎。

2). 関節リウマチにおける膝関節痛(次記(1)〜(4)の基準を全て満たす場合に限る)。

(1). 抗リウマチ薬等による治療で全身の病勢がコントロールできていても膝関節痛のある場合。

(2). 全身の炎症症状がCRP値として10mg/dL以下の場合。

(3). 膝関節の症状が軽症から中等症の場合。

(4). 膝関節のLarsen X線分類がGrade1からGrade3の場合。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉膝関節以外の使用経験はなく、他の関節については有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しないこと。

5.2. 〈関節リウマチにおける膝関節痛〉関節リウマチでは膝関節の器質的変化が高度なものは有効性・安全性が確立していないため本剤を投与しないこと。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. ショック(頻度不明):ショック症状があらわれることがある。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1〜2%未満)発疹、(0.1%未満)発熱、そう痒症、蕁麻疹、紅斑。

2). 投与部位:(0.1〜2%未満)疼痛、腫脹、関節液貯留、熱感、(0.1%未満)関節周囲のしびれ感。

3). 肝臓:(0.1〜2%未満)AST上昇、ALT上昇、AL−P上昇、LDH上昇。

4). 腎臓:(0.1〜2%未満)尿沈渣異常、BUN上昇、(0.1%未満)尿中蛋白陽性。

5). 血液:(0.1〜2%未満)白血球数増加、(0.1%未満)好酸球数増加、ヘマトクリット減少。

6). その他:(0.1%未満)総蛋白減少、倦怠感、動悸、ほてり。

副作用の発現頻度は製造販売後調査を含む。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 〈効能共通〉本剤の投与により、ときに局所痛があらわれることがあるので、投与後の局所安静を指示するなどの措置を講じること。

8.2. 〈効能共通〉注入部位以外に漏れると疼痛を起こすおそれがあるので、確実に投与すること。

8.3. 〈変形性膝関節症、関節リウマチにおける膝関節痛〉投与関節の炎症が著しい変形性膝関節症又は関節液貯留が著しい変形性膝関節症、投与関節の炎症が著しい関節リウマチにおける膝関節痛又は関節液貯留が著しい関節リウマチにおける膝関節痛の場合、本剤の投与により当該部位の炎症症状の悪化を招くことがあるので、炎症症状を抑えてから本剤を投与することが望ましい。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 他の薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者。

9.1.2. 対象関節部に皮膚疾患又は対象関節部に感染症のある患者:本剤は関節内に投与するため。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 肝障害又はその既往歴のある患者:肝障害を悪化させるおそれがある。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラットi.v.)で乳汁中へわずかに移行することが認められている)〔16.5参照〕。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤投与前の注意

14.1.1. 関節液の貯留があるときには、必要に応じ穿刺により排液すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 本剤は、関節内に投与するので、厳重な無菌的操作のもとに行うこと。

14.2.2. 血管内へは投与しないこと。

14.2.3. 眼科用には使用しないこと。

14.3. 薬剤投与後の注意

14.3.1. 本剤の使用は開封後1回限りとして速やかに使用し、使用後は残液を廃棄すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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