薬効分類 | 排尿障害治療薬 > α1遮断薬 |
一般名 | ナフトピジル50mg錠 |
薬価 | 11.4円 |
メーカー | エルメッド |
最終更新 | 2019年04月改訂(第2版) |
ナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて50〜75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。
なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。
前立腺肥大症に伴う排尿障害。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).失神、意識喪失:血圧低下に伴う一過性意識喪失等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:多形紅斑、発疹、そう痒感、蕁麻疹[発現した場合には、投与を中止する]。
2).精神神経系:頭がボーッとする、眩暈・ふらつき、頭痛・頭重、倦怠感、眠気、耳鳴、しびれ感、振戦、味覚異常。
3).循環器:頻脈、立ちくらみ、低血圧、動悸、ほてり、不整脈(期外収縮、心房細動等)。
4).消化器:胃部不快感、下痢、便秘、口渇、嘔気、嘔吐、膨満感、腹痛。
5).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、Al−P上昇。
6).血液:血小板数減少。
7).眼:術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)、色視症、霧視。
8).その他:女性化乳房、胸痛、浮腫、尿失禁、悪寒、眼瞼浮腫、肩こり、鼻閉、勃起障害。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
1.肝機能障害のある患者[健常人に比し、最高血漿中濃度が約2倍、血漿中濃度曲線下面積が約4倍に増加したとの報告がある]。
2.重篤な心疾患のある患者[使用経験がない]。
3.重篤な脳血管障害のある患者[使用経験がない]。
4.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
(重要な基本的注意)
1.起立性低血圧が現れることがあるので、体位変換による血圧変化に注意する。
2.本剤の投与初期又は用量の急増時等に、起立性低血圧に基づく眩暈、立ちくらみ等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する人には注意を与える。
3.本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行い、降圧剤が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには、減量又は中止するなど適切な処置を行う。
4.本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合には手術療法等、他の適切な処置を考慮する。
併用注意:
1.利尿剤、降圧剤[降圧作用が増強する恐れがあるので、減量するなど注意する(本剤及び併用薬の降圧作用が互いに協力的に作用する)]。
2.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等)[併用により、症候性低血圧が現れる恐れがある(これらは血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では低用量(例えば12.5mg/日等)から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与する[本剤は、主として肝臓から排泄されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多いため、排泄が遅延し、高い血中濃度が持続する恐れがある]。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
1.遮光。本剤は光により変色することがある(変色したものは使用しない)。
2.加速試験:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤(最終包装)は、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1.類似化合物(プラゾシン塩酸塩)で腎及びその他の動脈狭窄のある高血圧、脚部及びその他の動脈瘤のある高血圧等の血管障害のある高血圧患者で、急性熱性多発性関節炎がみられたとの報告がある。
2.α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。
3.動物実験(マウス)において、300mg/kg/日(臨床最大用量の約200倍)を2年間経口投与した場合、雌で乳腺腫瘍の発生頻度が対照群に比し有意に増加したとの報告がある。また、マウスに同用量を77週間経口投与した結果、対照群に比し血清プロラクチンが上昇したとの報告がある。
薬効分類 | 排尿障害治療薬 > α1遮断薬 |
一般名 | ナフトピジル50mg錠 |
薬価 | 11.4円 |
メーカー | エルメッド |
最終更新 | 2019年04月改訂(第2版) |
ナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて50〜75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。
なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。
前立腺肥大症に伴う排尿障害。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).肝機能障害、黄疸:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、γ−GTP上昇等を伴う肝機能障害、黄疸が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2).失神、意識喪失:血圧低下に伴う一過性意識喪失等が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:多形紅斑、発疹、そう痒感、蕁麻疹[発現した場合には、投与を中止する]。
2).精神神経系:頭がボーッとする、眩暈・ふらつき、頭痛・頭重、倦怠感、眠気、耳鳴、しびれ感、振戦、味覚異常。
3).循環器:頻脈、立ちくらみ、低血圧、動悸、ほてり、不整脈(期外収縮、心房細動等)。
4).消化器:胃部不快感、下痢、便秘、口渇、嘔気、嘔吐、膨満感、腹痛。
5).肝臓:AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、LDH上昇、Al−P上昇。
6).血液:血小板数減少。
7).眼:術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)、色視症、霧視。
8).その他:女性化乳房、胸痛、浮腫、尿失禁、悪寒、眼瞼浮腫、肩こり、鼻閉、勃起障害。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
1.肝機能障害のある患者[健常人に比し、最高血漿中濃度が約2倍、血漿中濃度曲線下面積が約4倍に増加したとの報告がある]。
2.重篤な心疾患のある患者[使用経験がない]。
3.重篤な脳血管障害のある患者[使用経験がない]。
4.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤服用中の患者。
(重要な基本的注意)
1.起立性低血圧が現れることがあるので、体位変換による血圧変化に注意する。
2.本剤の投与初期又は用量の急増時等に、起立性低血圧に基づく眩暈、立ちくらみ等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する人には注意を与える。
3.本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行い、降圧剤が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには、減量又は中止するなど適切な処置を行う。
4.本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合には手術療法等、他の適切な処置を考慮する。
併用注意:
1.利尿剤、降圧剤[降圧作用が増強する恐れがあるので、減量するなど注意する(本剤及び併用薬の降圧作用が互いに協力的に作用する)]。
2.ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等)[併用により、症候性低血圧が現れる恐れがある(これらは血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強する恐れがある)]。
(高齢者への投与)
高齢者では低用量(例えば12.5mg/日等)から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与する[本剤は、主として肝臓から排泄されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多いため、排泄が遅延し、高い血中濃度が持続する恐れがある]。
(適用上の注意)
薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
1.遮光。本剤は光により変色することがある(変色したものは使用しない)。
2.加速試験:加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、本剤(最終包装)は、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
1.類似化合物(プラゾシン塩酸塩)で腎及びその他の動脈狭窄のある高血圧、脚部及びその他の動脈瘤のある高血圧等の血管障害のある高血圧患者で、急性熱性多発性関節炎がみられたとの報告がある。
2.α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。
3.動物実験(マウス)において、300mg/kg/日(臨床最大用量の約200倍)を2年間経口投与した場合、雌で乳腺腫瘍の発生頻度が対照群に比し有意に増加したとの報告がある。また、マウスに同用量を77週間経口投与した結果、対照群に比し血清プロラクチンが上昇したとの報告がある。
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