薬剤情報
後発品
薬効分類消毒薬
一般名ベンザルコニウム塩化物液
薬価6.7
メーカー東洋製薬化成
最終更新2020年12月改訂(第9版)

用法・用量

1.手指・皮膚の消毒:石鹸で十分に洗浄し、水で石鹸を十分に洗い落とした後、ベンザルコニウム塩化物0.05〜0.1%溶液(本剤の100〜200倍希釈液)に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗いの場合には、5〜10分間ブラッシングする。

2.手術部位(手術野)の皮膚の消毒:手術前局所皮膚面をベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)で約5分間洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.2%溶液(本剤の50倍希釈液)を塗布する。

3.手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01〜0.025%溶液(本剤の400〜1000倍希釈液)を用いる。

4.感染皮膚面の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01%溶液(本剤の1000倍希釈液)を用いる。

5.医療機器の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)に10分間浸漬するか、又は厳密に消毒する際は、器具をあらかじめ2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)中で15分間煮沸する。

6.手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.05〜0.2%溶液(本剤の50〜200倍希釈液)を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。

7.膣洗浄:ベンザルコニウム塩化物0.02〜0.05%溶液(本剤の200〜500倍希釈液)を用いる。

8.結膜嚢の洗浄・消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01〜0.05%溶液(本剤の200〜1000倍希釈液)を用いる。

効能・効果

1.手指・皮膚の消毒。

2.手術部位(手術野)の皮膚の消毒。

3.手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒。

4.感染皮膚面の消毒。

5.医療機器の消毒。

6.手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒。

7.膣洗浄。

8.結膜嚢の洗浄・消毒。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

その他の副作用(頻度不明)

過敏症:発疹、そう痒感等の過敏症状[このような場合は使用を中止する]。

臨床検査結果に及ぼす影響

本剤で消毒したカテーテルで採取した尿はスルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.人体:

1).経口投与しない。

2).原液又は濃厚液が眼に入らないように注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。

3).濃厚液の使用により、皮膚刺激症状・粘膜刺激症状が現れることがあるので、注意する。

4).炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。

5).粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しない(全身吸収による筋脱力を起こす恐れがある)。

6).密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状が現れることがあるので、使用しないことが望ましい。

7).深い創傷又は眼に使用する場合の希釈液としては、注射用蒸留水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いない。

2.その他:

1).血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落としてから使用する。

2).石鹸類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石鹸分を洗い落としてから使用する。

3).希釈液として塩類含量の多い水又は硬水を用いる場合には、通常用いる濃度の1.5〜2倍の溶液として使用する。

4).繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように新しい溶液を補給する。

5).皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸す。

6).合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等への使用は避けることが望ましい。

1.金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するために0.1%溶液に0.5〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加する。

2.皮革製品の消毒に使用すると、変質させることがあるので使用しない。

3.薄めて使用する。

保管上の注意

気密容器。

ベンザルコニウム塩化物消毒液10%〈ハチ〉
ベンザルコニウム塩化物消毒液10%〈ハチ〉
ベンザルコニウム塩化物消毒液10%〈ハチ〉

ベンザルコニウム塩化物消毒液10%〈ハチ〉

消毒薬
2020年12月改訂(第9版)
薬剤情報
後発品
薬効分類消毒薬
一般名ベンザルコニウム塩化物液
薬価6.7
メーカー東洋製薬化成
最終更新2020年12月改訂(第9版)

用法・用量

1.手指・皮膚の消毒:石鹸で十分に洗浄し、水で石鹸を十分に洗い落とした後、ベンザルコニウム塩化物0.05〜0.1%溶液(本剤の100〜200倍希釈液)に浸して洗い、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。術前の手洗いの場合には、5〜10分間ブラッシングする。

2.手術部位(手術野)の皮膚の消毒:手術前局所皮膚面をベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)で約5分間洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.2%溶液(本剤の50倍希釈液)を塗布する。

3.手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01〜0.025%溶液(本剤の400〜1000倍希釈液)を用いる。

4.感染皮膚面の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01%溶液(本剤の1000倍希釈液)を用いる。

5.医療機器の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)に10分間浸漬するか、又は厳密に消毒する際は、器具をあらかじめ2%炭酸ナトリウム水溶液で洗い、その後ベンザルコニウム塩化物0.1%溶液(本剤の100倍希釈液)中で15分間煮沸する。

6.手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒:ベンザルコニウム塩化物0.05〜0.2%溶液(本剤の50〜200倍希釈液)を布片で塗布・清拭するか、又は噴霧する。

7.膣洗浄:ベンザルコニウム塩化物0.02〜0.05%溶液(本剤の200〜500倍希釈液)を用いる。

8.結膜嚢の洗浄・消毒:ベンザルコニウム塩化物0.01〜0.05%溶液(本剤の200〜1000倍希釈液)を用いる。

効能・効果

1.手指・皮膚の消毒。

2.手術部位(手術野)の皮膚の消毒。

3.手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒。

4.感染皮膚面の消毒。

5.医療機器の消毒。

6.手術室・病室・家具・器具・物品等の消毒。

7.膣洗浄。

8.結膜嚢の洗浄・消毒。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

その他の副作用(頻度不明)

過敏症:発疹、そう痒感等の過敏症状[このような場合は使用を中止する]。

臨床検査結果に及ぼす影響

本剤で消毒したカテーテルで採取した尿はスルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.人体:

1).経口投与しない。

2).原液又は濃厚液が眼に入らないように注意する(入った場合には水でよく洗い流す)。

3).濃厚液の使用により、皮膚刺激症状・粘膜刺激症状が現れることがあるので、注意する。

4).炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。

5).粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しない(全身吸収による筋脱力を起こす恐れがある)。

6).密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状が現れることがあるので、使用しないことが望ましい。

7).深い創傷又は眼に使用する場合の希釈液としては、注射用蒸留水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いない。

2.その他:

1).血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している医療器具等に用いる場合は、十分に洗い落としてから使用する。

2).石鹸類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石鹸分を洗い落としてから使用する。

3).希釈液として塩類含量の多い水又は硬水を用いる場合には、通常用いる濃度の1.5〜2倍の溶液として使用する。

4).繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように新しい溶液を補給する。

5).皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸す。

6).合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等への使用は避けることが望ましい。

1.金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するために0.1%溶液に0.5〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加する。

2.皮革製品の消毒に使用すると、変質させることがあるので使用しない。

3.薄めて使用する。

保管上の注意

気密容器。

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