薬剤情報
後発品
薬効分類カルシウム (Ca) 製剤
一般名乳酸カルシウム水和物
薬価38.4
メーカー健栄製薬
最終更新
2023年08月改訂(第1版)
添付文書のPDFはこちら

用法・用量

乳酸カルシウム水和物として、通常成人1回1gを1日2〜5回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー。

2). 次記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦の骨軟化症・産婦の骨軟化症。

3). 発育期におけるカルシウム補給。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)便秘。

2). その他:(頻度不明)高カルシウム血症、結石症[長期投与によりあらわれることがある]。

禁忌

2.1. 高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある]〔8.重要な基本的注意の項、9.1.1参照〕。

2.2. 腎結石のある患者[症状を悪化させることがある]。

2.3. 重篤な腎不全のある患者〔9.2.1参照〕。

重要な基本的注意

長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい〔2.1、9.1.1、10.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者〔2.1、8.重要な基本的注意の項、10.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎不全のある患者:投与しないこと(腎不全を悪化させることがある)〔2.3参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). ジギタリス製剤(ジゴキシン等)[ジギタリス中毒<不整脈・ショック>があらわれることがあるので、定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する(ジギタリス製剤の作用を増強する)]。

2). テトラサイクリン系抗生物質<経口>(テトラサイクリン<経口>、ミノサイクリン<経口>等)[テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する)]。

3). ニューキノロン系抗菌剤<経口>(シプロフロキサシン塩酸塩<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<経口>等)[ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる)]。

4). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール、エルデカルシトール等)〔8.重要な基本的注意の項、9.1.1参照〕[高カルシウム血症があらわれやすい(腸管でのカルシウムの吸収が促進される)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験を実施していない。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

乳酸カルシウム「ケンエー」
乳酸カルシウム「ケンエー」

乳酸カルシウム「ケンエー」

カルシウム (Ca) 製剤
2023年08月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類カルシウム (Ca) 製剤
一般名乳酸カルシウム水和物
薬価38.4
メーカー健栄製薬
最終更新
2023年08月改訂(第1版)
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用法・用量

乳酸カルシウム水和物として、通常成人1回1gを1日2〜5回経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

効能・効果

1). 低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー。

2). 次記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦の骨軟化症・産婦の骨軟化症。

3). 発育期におけるカルシウム補給。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 消化器:(頻度不明)便秘。

2). その他:(頻度不明)高カルシウム血症、結石症[長期投与によりあらわれることがある]。

禁忌

2.1. 高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある]〔8.重要な基本的注意の項、9.1.1参照〕。

2.2. 腎結石のある患者[症状を悪化させることがある]。

2.3. 重篤な腎不全のある患者〔9.2.1参照〕。

重要な基本的注意

長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい〔2.1、9.1.1、10.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 高カルシウム血症があらわれやすい病態の患者〔2.1、8.重要な基本的注意の項、10.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎不全のある患者:投与しないこと(腎不全を悪化させることがある)〔2.3参照〕。

相互作用

10.2. 併用注意:

1). ジギタリス製剤(ジゴキシン等)[ジギタリス中毒<不整脈・ショック>があらわれることがあるので、定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する(ジギタリス製剤の作用を増強する)]。

2). テトラサイクリン系抗生物質<経口>(テトラサイクリン<経口>、ミノサイクリン<経口>等)[テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する)]。

3). ニューキノロン系抗菌剤<経口>(シプロフロキサシン塩酸塩<経口>、ノルフロキサシン<経口>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<経口>等)[ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱するおそれがあるので、投与間隔をできるだけあけるなど注意すること(カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる)]。

4). 活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール、カルシトリオール、エルデカルシトール等)〔8.重要な基本的注意の項、9.1.1参照〕[高カルシウム血症があらわれやすい(腸管でのカルシウムの吸収が促進される)]。

高齢者

減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。

小児等

小児等を対象とした臨床試験を実施していない。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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