薬効分類 | カルシウム (Ca) 製剤 |
一般名 | 乳酸カルシウム水和物 |
薬価 | 22.8円 |
メーカー | 日興製薬 |
最終更新 | 2013年12月改訂(第2版) |
乳酸カルシウム水和物として1回1gを1日2〜5回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー。
2.次記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦の骨軟化症・産婦の骨軟化症。
3.発育期におけるカルシウム補給。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.長期投与:(頻度不明)高カルシウム血症、結石症。
2.消化器:(頻度不明)便秘。
1.高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある]。
2.腎結石のある患者[症状を悪化させることがある]。
3.重篤な腎不全のある患者[腎不全を悪化させることがある]。
1.活性型ビタミンD製剤服用中の患者[高カルシウム血症が現れやすい]。
2.強心配糖体投与中の患者[強心配糖体の作用を増強する恐れがある]。
3.高カルシウム血症が現れやすい病態の患者。
(重要な基本的注意)
長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。又、高カルシウム血症が現れた場合には投与を中止する。
併用注意:
1.ジギタリス製剤(ジゴキシン、ジギトキシン)[ジギタリス中毒<不整脈・ショック>が現れることがあるので、定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する(ジギタリス製剤の作用を増強する)]。
2.テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>)[テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱する恐れがあるので、同時服用を避け、併用する場合には、1〜3時間以上あけるなど注意する(カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する)]。
3.ニューキノロン系抗菌剤<服用>(塩酸シプロフロキサシン<服用>、ノルフロキサシン<服用>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<服用>)[ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱する恐れがあるので、同時服用を避け、併用する場合には、2時間以上あけるなど注意する(カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
薬効分類 | カルシウム (Ca) 製剤 |
一般名 | 乳酸カルシウム水和物 |
薬価 | 22.8円 |
メーカー | 日興製薬 |
最終更新 | 2013年12月改訂(第2版) |
乳酸カルシウム水和物として1回1gを1日2〜5回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.低カルシウム血症に起因する次記症候の改善:テタニー。
2.次記代謝性骨疾患におけるカルシウム補給:妊婦の骨軟化症・産婦の骨軟化症。
3.発育期におけるカルシウム補給。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.長期投与:(頻度不明)高カルシウム血症、結石症。
2.消化器:(頻度不明)便秘。
1.高カルシウム血症の患者[症状を悪化させることがある]。
2.腎結石のある患者[症状を悪化させることがある]。
3.重篤な腎不全のある患者[腎不全を悪化させることがある]。
1.活性型ビタミンD製剤服用中の患者[高カルシウム血症が現れやすい]。
2.強心配糖体投与中の患者[強心配糖体の作用を増強する恐れがある]。
3.高カルシウム血症が現れやすい病態の患者。
(重要な基本的注意)
長期投与により血中カルシウム高値及び尿中カルシウム高値になることがあるので、長期投与する場合には定期的に血中カルシウム又は尿中カルシウムを検査することが望ましい。又、高カルシウム血症が現れた場合には投与を中止する。
併用注意:
1.ジギタリス製剤(ジゴキシン、ジギトキシン)[ジギタリス中毒<不整脈・ショック>が現れることがあるので、定期的にジギタリス中毒の有無、心電図検査を行い、必要に応じてジギタリス製剤の血中濃度を測定し、異常が認められた場合には、ジギタリス製剤を減量若しくは中止する(ジギタリス製剤の作用を増強する)]。
2.テトラサイクリン系抗生物質<服用>(テトラサイクリン<服用>)[テトラサイクリン系抗生物質の作用が減弱する恐れがあるので、同時服用を避け、併用する場合には、1〜3時間以上あけるなど注意する(カルシウムイオンはキレート化によりテトラサイクリン系抗生物質の吸収を阻害する)]。
3.ニューキノロン系抗菌剤<服用>(塩酸シプロフロキサシン<服用>、ノルフロキサシン<服用>、トスフロキサシントシル酸塩水和物<服用>)[ニューキノロン系抗菌剤の作用が減弱する恐れがあるので、同時服用を避け、併用する場合には、2時間以上あけるなど注意する(カルシウムイオンはキレート化によりニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害し、血中濃度を低下させる)]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
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