薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液キット (4) |
薬価 | 236円 |
メーカー | テルモ |
最終更新 | 2023年04月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
注射用医薬品の溶解、希釈に用いる。
注射剤の溶解希釈剤。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失。
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. カリウム欠乏傾向のある患者:ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。
9.1.2. 糖尿病の患者:血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3. 尿崩症の患者:水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 全般的な注意
14.1.1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(○印)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2. 薬剤調製時の注意
14.2.1. 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.2.2. 本品は、溶解希釈剤として容量及び5%ブドウ糖注射液が適している注射剤に使用すること。
14.3. 薬剤投与時の注意
14.3.1. 皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
14.3.2. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。
14.3.3. 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.4. 残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
20.1. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
20.2. 包装袋より取り出したまま保管すると、薬液が蒸散する可能性があるので、速やかに使用するか包装袋に戻し封をすること。
20.3. 次の場合には使用しないこと。
・ 包装袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
・ キャップをシールしているフィルムがはがれている場合には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
(溶解操作方法)
1). ポート部を持ち、キャップを添付文書の図の矢印の方向に回してキャップを外す(この際フィルムもミシン目から切れる)。
2). ポート部を持って傾け、両頭針の先端にバイアルのゴム栓の中心部をまっすぐ刺通する。両頭針がバイアルと本品の両方に完全に刺通されていることを確認する。
注意:
・ ポート部を立てたままバイアルを接続すると、薬剤が両頭針の針穴を通じてバッグのゴム栓面に液漏れすることがあるので、ポート部を傾け、薬剤が両頭針に触れないようにして刺通すること。
・ 両頭針をバイアルのゴム栓の周辺部に刺した場合、ゴム栓がバイアル内に落ち込むことがある。
3). バッグを上にしてポンピングを行い、溶解液の適量をバイアルに注入する(<ポンピング>バッグを添付文書の図のようににぎる)。
4). 薬剤を溶解後、バイアルを上にしてポンピングを行い、溶解液をバッグ内に戻す。
5). ポート部を保持し、両頭針ごとバイアルを外す。
注意:
・ バイアルだけを外すと、両頭針の針穴を通じてバッグ内に外気が流入し、内容液の汚染や液漏れの原因となる。
・ 輸液セット等のびん針を接続する際は、液漏れを防ぐためゴム栓中央部を避けて周囲の○印にまっすぐ刺通すること。
(両頭針廃棄方法)
バイアルに付いている両頭針をキャップの中へ押し込み、バイアルを引き抜く。
薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液キット (4) |
薬価 | 236円 |
メーカー | テルモ |
最終更新 | 2023年04月改訂(第1版) 添付文書のPDFはこちら |
注射用医薬品の溶解、希釈に用いる。
注射剤の溶解希釈剤。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失。
低張性脱水症の患者[本症はナトリウムの欠乏により血清の浸透圧が低張になることによって起こるので、このような患者に本剤を投与すると、水分量を増加させることになり、症状が悪化するおそれがある]。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. カリウム欠乏傾向のある患者:ブドウ糖の投与によりカリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化するおそれがある。
9.1.2. 糖尿病の患者:血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
9.1.3. 尿崩症の患者:水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。
(腎機能障害患者)
腎機能障害患者:水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 全般的な注意
14.1.1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
14.1.2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(○印)に垂直にゆっくりと刺すこと(斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある)、また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
14.2. 薬剤調製時の注意
14.2.1. 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
14.2.2. 本品は、溶解希釈剤として容量及び5%ブドウ糖注射液が適している注射剤に使用すること。
14.3. 薬剤投与時の注意
14.3.1. 皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招くおそれがあるので、皮下投与しないこと。
14.3.2. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと(輸液セット内に空気が流入するおそれがある)。
14.3.3. 容器の目盛りは目安として使用すること。
14.3.4. 残液は使用しないこと。
(取扱い上の注意)
20.1. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
20.2. 包装袋より取り出したまま保管すると、薬液が蒸散する可能性があるので、速やかに使用するか包装袋に戻し封をすること。
20.3. 次の場合には使用しないこと。
・ 包装袋内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合には使用しないこと。
・ 容器から薬液が漏れている場合には使用しないこと。
・ 性状その他薬液に異状が認められる場合には使用しないこと。
・ キャップをシールしているフィルムがはがれている場合には使用しないこと。
(保管上の注意)
室温保存。
(溶解操作方法)
1). ポート部を持ち、キャップを添付文書の図の矢印の方向に回してキャップを外す(この際フィルムもミシン目から切れる)。
2). ポート部を持って傾け、両頭針の先端にバイアルのゴム栓の中心部をまっすぐ刺通する。両頭針がバイアルと本品の両方に完全に刺通されていることを確認する。
注意:
・ ポート部を立てたままバイアルを接続すると、薬剤が両頭針の針穴を通じてバッグのゴム栓面に液漏れすることがあるので、ポート部を傾け、薬剤が両頭針に触れないようにして刺通すること。
・ 両頭針をバイアルのゴム栓の周辺部に刺した場合、ゴム栓がバイアル内に落ち込むことがある。
3). バッグを上にしてポンピングを行い、溶解液の適量をバイアルに注入する(<ポンピング>バッグを添付文書の図のようににぎる)。
4). 薬剤を溶解後、バイアルを上にしてポンピングを行い、溶解液をバッグ内に戻す。
5). ポート部を保持し、両頭針ごとバイアルを外す。
注意:
・ バイアルだけを外すと、両頭針の針穴を通じてバッグ内に外気が流入し、内容液の汚染や液漏れの原因となる。
・ 輸液セット等のびん針を接続する際は、液漏れを防ぐためゴム栓中央部を避けて周囲の○印にまっすぐ刺通すること。
(両頭針廃棄方法)
バイアルに付いている両頭針をキャップの中へ押し込み、バイアルを引き抜く。
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