薬剤情報
後発品
薬効分類下剤 > グリセリン製剤
一般名グリセリン浣腸
薬価166.9
メーカー明治薬品
最終更新2022年07月改訂(第7版)

用法・用量

10〜150mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<直腸内注入方法>

1.使用前に本剤を温湯(約40℃)で体温近くまで加温する。

2.チューブ(注入管)を精製水等で洗浄する。

3.キャップをまわすように取りはずし、内容液を少量出してノズルの先端を潤すか、あるいはワセリン等を塗布して滑りやすくした後、チューブをゆっくりと肛門内に挿入する(小児の場合は3〜7cm、成人の場合は6〜10cm)。

4.チューブを片方の手で支え、徐々に内容液を直腸内に注入する。注入後、チューブを静かに抜きとり、肛門部を脱脂綿等で押さえ、3〜10分後便意が強くなってから排便させる。

5.挿入時の体位は左側臥位をとるほうが挿入しやすい。

6.チューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので、注意してゆっくり挿入する。

7.浣腸液の注入時に、不快感・抵抗感を感じたときは更にゆっくり注入するか、又は注入を中止する。

8.連続の使用を避けて、1個を1回で使用し、残液は容器ごと廃棄する。

効能・効果

便秘、腸疾患時の排便。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような場合には投与を中止する]。

2.消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。

3.循環器:(頻度不明)血圧変動。

禁忌

1.腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はその恐れのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こす恐れがある]。

2.全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こす恐れがある]。

3.下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねく恐れがある]。

4.吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させる恐れがある]。

慎重投与

1.局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者[出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こす恐れがある]。

2.腸管麻痺のある患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

3.重症硬結便のある患者[浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

4.重篤な心疾患のある患者[症状を増悪させる恐れがある]。

5.乳児[患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい]。

6.高齢者、妊婦。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避ける。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等を来し、脱水等を起こすことがあるので、少量から開始するなど慎重に投与する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

2.流早産:子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.使用時:

1).浣腸用にのみ使用する。

2).注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こす恐れがある)。

3).患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する。

2.使用後:連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄する。

1.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、グリセリン浣腸液50%「マイラン」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

2.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。

グリセリン浣腸液50%「マイラン」
グリセリン浣腸液50%「マイラン」

グリセリン浣腸液50%「マイラン」

下剤 > グリセリン製剤
2022年07月改訂(第7版)
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後発品
薬効分類下剤 > グリセリン製剤
一般名グリセリン浣腸
薬価166.9
メーカー明治薬品
最終更新2022年07月改訂(第7版)

用法・用量

10〜150mLを直腸内に注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

用法・用量(補足)

<直腸内注入方法>

1.使用前に本剤を温湯(約40℃)で体温近くまで加温する。

2.チューブ(注入管)を精製水等で洗浄する。

3.キャップをまわすように取りはずし、内容液を少量出してノズルの先端を潤すか、あるいはワセリン等を塗布して滑りやすくした後、チューブをゆっくりと肛門内に挿入する(小児の場合は3〜7cm、成人の場合は6〜10cm)。

4.チューブを片方の手で支え、徐々に内容液を直腸内に注入する。注入後、チューブを静かに抜きとり、肛門部を脱脂綿等で押さえ、3〜10分後便意が強くなってから排便させる。

5.挿入時の体位は左側臥位をとるほうが挿入しやすい。

6.チューブを無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷することがあるので、注意してゆっくり挿入する。

7.浣腸液の注入時に、不快感・抵抗感を感じたときは更にゆっくり注入するか、又は注入を中止する。

8.連続の使用を避けて、1個を1回で使用し、残液は容器ごと廃棄する。

効能・効果

便秘、腸疾患時の排便。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

1.過敏症:(頻度不明)発疹等[このような場合には投与を中止する]。

2.消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。

3.循環器:(頻度不明)血圧変動。

禁忌

1.腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はその恐れのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こす恐れがある]。

2.全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こす恐れがある]。

3.下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねく恐れがある]。

4.吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させる恐れがある]。

慎重投与

1.局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者[出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こす恐れがある]。

2.腸管麻痺のある患者[蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

3.重症硬結便のある患者[浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させる恐れがある]。

4.重篤な心疾患のある患者[症状を増悪させる恐れがある]。

5.乳児[患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい]。

6.高齢者、妊婦。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避ける。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等を来し、脱水等を起こすことがあるので、少量から開始するなど慎重に投与する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦:妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。

2.流早産:子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.使用時:

1).浣腸用にのみ使用する。

2).注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こす恐れがある)。

3).患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止する。

2.使用後:連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄する。

1.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、グリセリン浣腸液50%「マイラン」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

2.使用期限内であっても、開封後はなるべく速やかに使用する。

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