酢酸維持液
薬効分類 | 酢酸維持液 |
一般名 | 酢酸維持液 (1) |
薬価 | 227円 |
メーカー | 光製薬 |
最終更新 | 2014年11月改訂(第8版) |
1回500〜1000mLを徐々に静脈内に点滴注入する。投与速度はマルトース水和物として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
経口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギー補給。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
アナフィラキシーショック(頻度不明):アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、血圧低下、頻脈、蕁麻疹、潮紅等の症状が認められた場合には投与を直ちに中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、そう痒感等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).大量・急速投与:脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒、高カリウム血症。
1.高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症の患者[本剤はカリウムを含有するので血清カリウム値を上昇させることがある]。
2.高リン血症、低カルシウム血症、副甲状腺機能低下症の患者[本剤はリンを含有するので血清リン値を上昇させることがある]。
3.高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[本剤はマグネシウムを含有するので血清マグネシウム値を上昇させることがある]。
1.高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[酸塩基平衡異常、電解質異常が起こることがある]。
2.心不全のある患者[体液量の過剰により心負荷を起こすことがある]。
3.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[体液量が過剰となることがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
グルコース脱水素酵素(GDH)法を用いた血糖測定法ではマルトースが測定結果に影響を与え、実際の血糖値よりも高値を示す場合があることが報告されている(インスリン投与が必要な患者においては、インスリンの過量投与につながり低血糖を来す恐れがあるので、本剤を投与されている患者の血糖値の測定には、マルトースの影響を受ける旨の記載がある血糖測定用試薬及び測定器は使用しない)。
(適用上の注意)
1.調製時:カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウムを含む製剤と配合しない。
2.投与前:
1).静脈内投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
3).開封後は直ちに使用し、残液は決して使用しない。
3.投与時:本剤を投与する場合は患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
1.輸液セットの瓶針又は混注の際の注射針は、ゴム栓の刺針部(凹部)に垂直に刺す(斜めに刺すと排出口側壁を刺通し、液漏れの原因となることがある)、また、同一箇所に繰り返し刺さない。
2.内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は、使用しない。
3.容器の目盛りはおよその目安として使用する。
4.連結管による混合投与の場合は、Y字管連結にして使用する(U字管連結はしない)。
5.包装内に水滴が認められる場合には使用しない。
6.排出口をシールしているフィルムがはがれている場合は使用しない。
7.通気針は不要である。
8.安定性試験:本剤を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、アクマルト輸液は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
薬効分類 | 酢酸維持液 |
一般名 | 酢酸維持液 (1) |
薬価 | 227円 |
メーカー | 光製薬 |
最終更新 | 2014年11月改訂(第8版) |
1回500〜1000mLを徐々に静脈内に点滴注入する。投与速度はマルトース水和物として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。
経口摂取不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギー補給。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
アナフィラキシーショック(頻度不明):アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、血圧低下、頻脈、蕁麻疹、潮紅等の症状が認められた場合には投与を直ちに中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用(頻度不明)
1).過敏症:発疹、そう痒感等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2).大量・急速投与:脳浮腫、肺水腫、末梢浮腫、水中毒、高カリウム血症。
1.高カリウム血症、乏尿、アジソン病、重症熱傷、高窒素血症の患者[本剤はカリウムを含有するので血清カリウム値を上昇させることがある]。
2.高リン血症、低カルシウム血症、副甲状腺機能低下症の患者[本剤はリンを含有するので血清リン値を上昇させることがある]。
3.高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者[本剤はマグネシウムを含有するので血清マグネシウム値を上昇させることがある]。
1.高カリウム血症を伴わない腎不全のある患者[酸塩基平衡異常、電解質異常が起こることがある]。
2.心不全のある患者[体液量の過剰により心負荷を起こすことがある]。
3.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[体液量が過剰となることがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意する。
(小児等への投与)
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
グルコース脱水素酵素(GDH)法を用いた血糖測定法ではマルトースが測定結果に影響を与え、実際の血糖値よりも高値を示す場合があることが報告されている(インスリン投与が必要な患者においては、インスリンの過量投与につながり低血糖を来す恐れがあるので、本剤を投与されている患者の血糖値の測定には、マルトースの影響を受ける旨の記載がある血糖測定用試薬及び測定器は使用しない)。
(適用上の注意)
1.調製時:カルシウムイオンと沈殿を生じるので、カルシウムを含む製剤と配合しない。
2.投与前:
1).静脈内投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
3).開封後は直ちに使用し、残液は決して使用しない。
3.投与時:本剤を投与する場合は患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
1.輸液セットの瓶針又は混注の際の注射針は、ゴム栓の刺針部(凹部)に垂直に刺す(斜めに刺すと排出口側壁を刺通し、液漏れの原因となることがある)、また、同一箇所に繰り返し刺さない。
2.内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は、使用しない。
3.容器の目盛りはおよその目安として使用する。
4.連結管による混合投与の場合は、Y字管連結にして使用する(U字管連結はしない)。
5.包装内に水滴が認められる場合には使用しない。
6.排出口をシールしているフィルムがはがれている場合は使用しない。
7.通気針は不要である。
8.安定性試験:本剤を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、アクマルト輸液は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
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