薬効分類 | 眼科手術補助薬 |
一般名 | 精製ヒアルロン酸ナトリウム1%1.1mL液 |
薬価 | 4744.4円 |
メーカー | 千寿製薬 |
最終更新 | 2023年02月改訂(第1版) |
1). 白内障手術・眼内レンズ挿入術を連続して施行する場合には、通常0.4〜1.0mLを前房内へ注入する。また、眼内レンズのコーティングに約0.1mL使用する。
ただし、白内障手術又は眼内レンズ挿入術のみを施行する場合には、次のとおりとする。
@. 白内障手術:通常0.1〜0.6mLを前房内へ注入する。
A. 眼内レンズ挿入術:眼内レンズ挿入前に、通常0.1〜0.5mLを前房内へ注入する。また、眼内レンズのコーティングに約0.1mL使用する。
2). 全層角膜移植術:移植眼の角膜片を除去後に、通常0.1〜0.5mLを前房内へ注入し、移植片角膜を本剤上に浮遊させて縫合を行う。また、提供眼の移植片角膜のコーティングに約0.1mL使用する。
白内障手術・眼内レンズ挿入術・全層角膜移植術における手術補助。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(0.1〜5%未満)眼圧上昇、(頻度不明)眼炎症反応、嚢胞様黄斑浮腫、角膜浮腫、角膜混濁、前房出血、虹彩新生血管、虹彩後癒着、結膜癒着不全、散瞳、水晶体混濁、浅前房、眼疼痛、霧視、眼のかゆみ。
2). その他:(頻度不明)眼内レンズ表面混濁。
8.1. 注意深く、ゆっくりと注入すること。
8.2. 過量に注入しないこと(術後の眼圧上昇の原因となる可能性がある)。
8.3. 超音波乳化吸引術を行う前に吸引灌流を行い、水晶体と本剤との間に灌流液で満たした空間を作ること(空間が不十分なまま超音波乳化吸引を行うと、チップの閉塞により灌流不全となり角膜熱傷を起こすことがある)。
8.4. 特に手術直後は、注意深く眼圧を観察すること(もし眼圧上昇があらわれた場合は適切な処置を行うこと)。
8.5. 手術後、できるだけ洗浄等により本剤を除去することが望ましい。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 本剤の成分に対し過敏症又は蛋白系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤使用時の注意
14.1.1. 本剤は冷所に保存するので、使用に先立って室温に30分以上保つことが望ましい。
14.1.2. 本剤の有効成分である精製ヒアルロン酸ナトリウムは、ベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジンにより沈殿を生じることがあるので十分注意すること。
14.1.3. 本剤の開封後の使用は1回限りとし、残液は容器とともに廃棄すること。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
冷所保存(凍結を避けること)。
(保険給付上の注意)
本製剤は、連続して行われる白内障手術及び眼内レンズ挿入術に伴って使用される場合に限り算定できるものである(令和2年6月18日付保医発0618第3号厚生労働省保険局医療課長通知)。
(使用法)
1. シールをはがしてケースから注射器を取り出し、滅菌した場所に置く。
添付文書の1.右図の方法で取り出す場合は、ケースに刻み込まれている▲▲印の部分を添付文書の図のように両側から軽くはさむように押さえる。
2. ゴムキャップの先端をつまみ、ゆっくりねじるようにして取り外し、適当なカニューレを最後まで確実にねじ込んで使用する。
@. 液漏れ及び気泡混入防止のため、セッティングの際、プランジャーロッドやルアーロックアダプターにふれないようにする。
A. カニューレ脱落防止のため、ルアーロック式のカニューレを使用する。
薬効分類 | 眼科手術補助薬 |
一般名 | 精製ヒアルロン酸ナトリウム1%1.1mL液 |
薬価 | 4744.4円 |
メーカー | 千寿製薬 |
最終更新 | 2023年02月改訂(第1版) |
1). 白内障手術・眼内レンズ挿入術を連続して施行する場合には、通常0.4〜1.0mLを前房内へ注入する。また、眼内レンズのコーティングに約0.1mL使用する。
ただし、白内障手術又は眼内レンズ挿入術のみを施行する場合には、次のとおりとする。
@. 白内障手術:通常0.1〜0.6mLを前房内へ注入する。
A. 眼内レンズ挿入術:眼内レンズ挿入前に、通常0.1〜0.5mLを前房内へ注入する。また、眼内レンズのコーティングに約0.1mL使用する。
2). 全層角膜移植術:移植眼の角膜片を除去後に、通常0.1〜0.5mLを前房内へ注入し、移植片角膜を本剤上に浮遊させて縫合を行う。また、提供眼の移植片角膜のコーティングに約0.1mL使用する。
白内障手術・眼内レンズ挿入術・全層角膜移植術における手術補助。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 眼:(0.1〜5%未満)眼圧上昇、(頻度不明)眼炎症反応、嚢胞様黄斑浮腫、角膜浮腫、角膜混濁、前房出血、虹彩新生血管、虹彩後癒着、結膜癒着不全、散瞳、水晶体混濁、浅前房、眼疼痛、霧視、眼のかゆみ。
2). その他:(頻度不明)眼内レンズ表面混濁。
8.1. 注意深く、ゆっくりと注入すること。
8.2. 過量に注入しないこと(術後の眼圧上昇の原因となる可能性がある)。
8.3. 超音波乳化吸引術を行う前に吸引灌流を行い、水晶体と本剤との間に灌流液で満たした空間を作ること(空間が不十分なまま超音波乳化吸引を行うと、チップの閉塞により灌流不全となり角膜熱傷を起こすことがある)。
8.4. 特に手術直後は、注意深く眼圧を観察すること(もし眼圧上昇があらわれた場合は適切な処置を行うこと)。
8.5. 手術後、できるだけ洗浄等により本剤を除去することが望ましい。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 本剤の成分に対し過敏症又は蛋白系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者:治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤使用時の注意
14.1.1. 本剤は冷所に保存するので、使用に先立って室温に30分以上保つことが望ましい。
14.1.2. 本剤の有効成分である精製ヒアルロン酸ナトリウムは、ベンザルコニウム塩化物等の第4級アンモニウム塩及びクロルヘキシジンにより沈殿を生じることがあるので十分注意すること。
14.1.3. 本剤の開封後の使用は1回限りとし、残液は容器とともに廃棄すること。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は遮光して保存すること。
(保管上の注意)
冷所保存(凍結を避けること)。
(保険給付上の注意)
本製剤は、連続して行われる白内障手術及び眼内レンズ挿入術に伴って使用される場合に限り算定できるものである(令和2年6月18日付保医発0618第3号厚生労働省保険局医療課長通知)。
(使用法)
1. シールをはがしてケースから注射器を取り出し、滅菌した場所に置く。
添付文書の1.右図の方法で取り出す場合は、ケースに刻み込まれている▲▲印の部分を添付文書の図のように両側から軽くはさむように押さえる。
2. ゴムキャップの先端をつまみ、ゆっくりねじるようにして取り外し、適当なカニューレを最後まで確実にねじ込んで使用する。
@. 液漏れ及び気泡混入防止のため、セッティングの際、プランジャーロッドやルアーロックアダプターにふれないようにする。
A. カニューレ脱落防止のため、ルアーロック式のカニューレを使用する。
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