薬効分類 | 消毒薬 |
一般名 | アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩10%液 |
薬価 | 6.6円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年11月改訂(第1版) |
アルキルジアミノエチルグリシンとして次記の濃度になるように水で希釈して、次のように使用する。
1). 手指・皮膚の消毒:0.05〜0.2%溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
2). 手術部位(手術野)の皮膚の消毒:0.1%溶液で約5分間洗った後、0.2%溶液を塗布する。
3). 手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:0.01〜0.05%溶液を用いる。
4). 医療機器の消毒:0.05〜0.2%溶液に10〜15分間浸漬する。なお、結核領域において使用する場合は、0.2〜0.5%溶液を用いる。
5). 手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:0.05〜0.2%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。なお、結核領域において使用する場合は、0.2〜0.5%溶液を用いる。
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感等。
本剤で消毒したカテーテルで採取した尿は、スルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。
14.1.2. 本剤は次記の濃度(アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩として)に希釈し、水溶液として使用すること。
1). 濃度0.01%:希釈倍数1000倍。
2). 濃度0.05%:希釈倍数200倍。
3). 濃度0.1%:希釈倍数100倍。
4). 濃度0.2%:希釈倍数50倍。
5). 濃度0.5%:希釈倍数20倍。
14.1.3. 混濁している場合は、加温により溶解してから使用すること〔20.取扱い上の注意の項参照〕。
14.1.4. 炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。
14.1.5. 深い創傷に使用する本剤の希釈水溶液は、調製後滅菌処理すること。
14.1.6. 繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤の成分であるアルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように注意すること。
14.1.7. 金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するために0.1〜0.5%の割合で亜硝酸ナトリウムを溶解する(なお、銅製の器具は亜硝酸ナトリウムを添加しても腐食を防止できないので長時間浸漬しない)。
14.1.8. 次の医薬品等が混入すると、沈殿を生じるので注意すること:ヨードチンキ、硝酸銀、フェノール、過酸化水素、過マンガン酸カリウム等。
14.2. 薬剤使用時の注意
14.2.1. 外用にのみ使用すること。
14.2.2. 原液又は濃厚液が眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には眼球、瞼のすみずみまで水がよく行きわたるように、清浄な水で15分以上眼を洗浄した後、直ちに適切な処置を行うこと。
14.2.3. 飲み込んだ場合は、水でよく口を洗い、無理に吐き出させず、水又は牛乳を飲ませ、直ちに適切な処置を行うこと。
14.2.4. 散布消毒の場合はマスクを着用するなど注意すること。
14.2.5. 濃厚液の使用により、皮膚刺激症状・粘膜刺激症状があらわれることがあるので、注意すること。
14.2.6. 粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
14.2.7. 血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は、十分に洗い落としてから使用すること。
14.2.8. 石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
14.2.9. 皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸すこと。
(取扱い上の注意)
本剤は色調に多少の濃淡が生じることがあり、また、寒冷時にわずかに混濁することがあるが、殺菌効果に影響はない〔14.1.3参照〕。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | 消毒薬 |
一般名 | アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩10%液 |
薬価 | 6.6円 |
メーカー | 日医工 |
最終更新 | 2023年11月改訂(第1版) |
アルキルジアミノエチルグリシンとして次記の濃度になるように水で希釈して、次のように使用する。
1). 手指・皮膚の消毒:0.05〜0.2%溶液で約5分間洗った後、滅菌ガーゼあるいは布片で清拭する。
2). 手術部位(手術野)の皮膚の消毒:0.1%溶液で約5分間洗った後、0.2%溶液を塗布する。
3). 手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒:0.01〜0.05%溶液を用いる。
4). 医療機器の消毒:0.05〜0.2%溶液に10〜15分間浸漬する。なお、結核領域において使用する場合は、0.2〜0.5%溶液を用いる。
5). 手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:0.05〜0.2%溶液を布片で塗布・清拭するか、または噴霧する。なお、結核領域において使用する場合は、0.2〜0.5%溶液を用いる。
手指・皮膚の消毒、手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、医療機器の消毒、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感等。
本剤で消毒したカテーテルで採取した尿は、スルホサリチル酸法による尿蛋白試験で偽陽性を示すことがある。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。
14.1.2. 本剤は次記の濃度(アルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩として)に希釈し、水溶液として使用すること。
1). 濃度0.01%:希釈倍数1000倍。
2). 濃度0.05%:希釈倍数200倍。
3). 濃度0.1%:希釈倍数100倍。
4). 濃度0.2%:希釈倍数50倍。
5). 濃度0.5%:希釈倍数20倍。
14.1.3. 混濁している場合は、加温により溶解してから使用すること〔20.取扱い上の注意の項参照〕。
14.1.4. 炎症又は易刺激性の部位に使用する場合には、正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。
14.1.5. 深い創傷に使用する本剤の希釈水溶液は、調製後滅菌処理すること。
14.1.6. 繊維、布(綿、ガーゼ、ウール、レーヨン等)は本剤の成分であるアルキルジアミノエチルグリシン塩酸塩を吸着するので、これらを溶液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下とならないように注意すること。
14.1.7. 金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐食を防止するために0.1〜0.5%の割合で亜硝酸ナトリウムを溶解する(なお、銅製の器具は亜硝酸ナトリウムを添加しても腐食を防止できないので長時間浸漬しない)。
14.1.8. 次の医薬品等が混入すると、沈殿を生じるので注意すること:ヨードチンキ、硝酸銀、フェノール、過酸化水素、過マンガン酸カリウム等。
14.2. 薬剤使用時の注意
14.2.1. 外用にのみ使用すること。
14.2.2. 原液又は濃厚液が眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には眼球、瞼のすみずみまで水がよく行きわたるように、清浄な水で15分以上眼を洗浄した後、直ちに適切な処置を行うこと。
14.2.3. 飲み込んだ場合は、水でよく口を洗い、無理に吐き出させず、水又は牛乳を飲ませ、直ちに適切な処置を行うこと。
14.2.4. 散布消毒の場合はマスクを着用するなど注意すること。
14.2.5. 濃厚液の使用により、皮膚刺激症状・粘膜刺激症状があらわれることがあるので、注意すること。
14.2.6. 粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
14.2.7. 血清、膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は、十分に洗い落としてから使用すること。
14.2.8. 石けん類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。
14.2.9. 皮膚消毒に使用する綿球、ガーゼ等は滅菌保存し、使用時に溶液に浸すこと。
(取扱い上の注意)
本剤は色調に多少の濃淡が生じることがあり、また、寒冷時にわずかに混濁することがあるが、殺菌効果に影響はない〔14.1.3参照〕。
(保管上の注意)
室温保存。
薬剤写真、用法用量、効能効果や後発品の情報が一度に参照でき、関連情報へ簡単にアクセスができます。
一般名、製品名どちらでも検索可能!
※ ご使用いただく際に、必ず最新の添付文書および安全性情報も併せてご確認下さい。