乳酸リンゲル液
薬効分類 | 乳酸リンゲル液 |
一般名 | 乳酸リンゲル液 |
薬価 | 231円 |
メーカー | ニプロ |
最終更新 | 2021年02月改訂(第6版) |
1回500〜1000mLを点滴静注する。投与速度は時間あたり300〜500mLとする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
1.循環血液量減少時及び組織間液減少時における細胞外液の補給・細胞外液の補正。
2.代謝性アシドーシスの補正。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)紅斑、蕁麻疹、そう痒感。
2.大量・急速投与:(頻度不明)肺水腫、脳浮腫、末梢浮腫。
高乳酸血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。
1.腎疾患に基づく腎不全のある患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
2.心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。
3.重篤な肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化する恐れがある]。
4.高張性脱水症の患者[本症では水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化する恐れがある]。
5.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化する恐れがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.外袋開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。
2.調製時:
1).本剤はカルシウム塩を含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こす恐れがあるので注意する。
2).リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸塩を含む製剤又は炭酸塩を含む製剤と配合しない。
3.投与前:
1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
4.投与時:ゆっくり静脈内に投与する。
1.使用方法:
1).プラスチックバッグを包んでいる外袋の破損及び内側に液滴が認められる場合や、内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は使用しない。
2).通気針は不要。
3).ゴム栓を保護しているシールがはがれているときは使用しない。
4).注射針はゴム栓の刺針部(凹部)にまっすぐ刺し入れる(斜めに刺すと、ゴム栓や排出口内壁の削り片が薬液中に混入したり、容器を刺通し液漏れの原因となることがある)、また、同一箇所を繰り返し刺さない。
5).容器の目盛りは目安として使用する。
6).本製品は、連結管(U字管)を用いたタンデム方式による投与はできないので、2バッグを同時又は連続して投与する場合は、Y字タイプの輸液セットを使用する。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ハルトマン輸液pH8「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
薬効分類 | 乳酸リンゲル液 |
一般名 | 乳酸リンゲル液 |
薬価 | 231円 |
メーカー | ニプロ |
最終更新 | 2021年02月改訂(第6版) |
1回500〜1000mLを点滴静注する。投与速度は時間あたり300〜500mLとする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。
1.循環血液量減少時及び組織間液減少時における細胞外液の補給・細胞外液の補正。
2.代謝性アシドーシスの補正。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)紅斑、蕁麻疹、そう痒感。
2.大量・急速投与:(頻度不明)肺水腫、脳浮腫、末梢浮腫。
高乳酸血症の患者[症状が悪化する恐れがある]。
1.腎疾患に基づく腎不全のある患者[水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
2.心不全のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。
3.重篤な肝障害のある患者[水分、電解質代謝異常が悪化する恐れがある]。
4.高張性脱水症の患者[本症では水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化する恐れがある]。
5.閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者[水分、電解質の過負荷となり、症状が悪化する恐れがある]。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.外袋開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。
2.調製時:
1).本剤はカルシウム塩を含有するため、クエン酸加血液と混合すると凝血を起こす恐れがあるので注意する。
2).リン酸イオン及び炭酸イオンと沈殿を生じるので、リン酸塩を含む製剤又は炭酸塩を含む製剤と配合しない。
3.投与前:
1).投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具の消毒)。
2).寒冷期には体温程度に温めて使用する。
4.投与時:ゆっくり静脈内に投与する。
1.使用方法:
1).プラスチックバッグを包んでいる外袋の破損及び内側に液滴が認められる場合や、内容液に着色又は混濁等の異常が認められる場合は使用しない。
2).通気針は不要。
3).ゴム栓を保護しているシールがはがれているときは使用しない。
4).注射針はゴム栓の刺針部(凹部)にまっすぐ刺し入れる(斜めに刺すと、ゴム栓や排出口内壁の削り片が薬液中に混入したり、容器を刺通し液漏れの原因となることがある)、また、同一箇所を繰り返し刺さない。
5).容器の目盛りは目安として使用する。
6).本製品は、連結管(U字管)を用いたタンデム方式による投与はできないので、2バッグを同時又は連続して投与する場合は、Y字タイプの輸液セットを使用する。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ハルトマン輸液pH8「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。
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