薬剤情報
後発品
薬効分類ナトリウム (Na) 製剤
一般名塩化ナトリウム
薬価9.1
メーカー大塚製薬工場
最終更新2008年02月改訂(第4版)

用法・用量

1.経口:塩化ナトリウムとして、1回1〜2gをそのまま、又は水に溶かして経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

2.注射:

[0.4%注射液]適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

[生理食塩液]

1).20〜1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

2).適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

[10%注射液]電解質補給の目的で、輸液剤などに添加して必要量を静脈内注射又は点滴静注する。

[1M、2.5M注射液]電解質補液の電解質の補正として体内の水分、電解質の不足に応じて電解質補液に添加して用いる。

3.外用:

1).等張液として皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。

2).等張液として含嗽、噴霧吸入に用いる。

4.その他:生理食塩液として医療用器具の洗浄に用いる。

効能・効果

1.経口:食塩喪失時の補給。

2.注射:

[0.4%注射液]注射剤の溶解希釈剤。

[生理食塩液]細胞外液欠乏時、ナトリウム欠乏時、クロル欠乏時、注射剤の溶解希釈剤。

[10%注射液]ナトリウム欠乏時の電解質補給。

[1M、2.5M注射液]電解質補液の電解質補正。

3.外用:皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含嗽・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進。

4.その他:医療用器具の洗浄。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

1.(経口)大量投与:悪心・嘔吐等の消化器症状、高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫が現れることがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

2.(注射):

1).(注射<生理食塩液>)大量・急速投与:大量を急速投与すると、血清電解質異常、うっ血性心不全、浮腫、アシドーシスを起こすことがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

2).(注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)大量投与:高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫が現れることがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

慎重投与

1.(経口・注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。

2.(経口・注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)腎障害のある患者[塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。

3.(注射<生理食塩液>)心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。

4.(注射<生理食塩液>)腎障害のある患者[水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

(経口):一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意する。

(注射):一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.投与前:

1).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具消毒)。

2).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:寒冷期には体温程度に温めて使用する。

3).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。

2.投与時:注射<生理食塩液>:ゆっくり静脈内に投与する。

3.調製方法:10%注射液・1M・2.5M注射液は希釈して使用する。

塩化ナトリウム「オーツカ」
塩化ナトリウム「オーツカ」

塩化ナトリウム「オーツカ」

ナトリウム (Na) 製剤
2008年02月改訂(第4版)
薬剤情報
後発品
薬効分類ナトリウム (Na) 製剤
一般名塩化ナトリウム
薬価9.1
メーカー大塚製薬工場
最終更新2008年02月改訂(第4版)

用法・用量

1.経口:塩化ナトリウムとして、1回1〜2gをそのまま、又は水に溶かして経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

2.注射:

[0.4%注射液]適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

[生理食塩液]

1).20〜1000mLを皮下、静脈内注射又は点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

2).適量をとり、注射用医薬品の希釈、溶解に用いる。

[10%注射液]電解質補給の目的で、輸液剤などに添加して必要量を静脈内注射又は点滴静注する。

[1M、2.5M注射液]電解質補液の電解質の補正として体内の水分、電解質の不足に応じて電解質補液に添加して用いる。

3.外用:

1).等張液として皮膚、創傷面、粘膜の洗浄、湿布に用いる。

2).等張液として含嗽、噴霧吸入に用いる。

4.その他:生理食塩液として医療用器具の洗浄に用いる。

効能・効果

1.経口:食塩喪失時の補給。

2.注射:

[0.4%注射液]注射剤の溶解希釈剤。

[生理食塩液]細胞外液欠乏時、ナトリウム欠乏時、クロル欠乏時、注射剤の溶解希釈剤。

[10%注射液]ナトリウム欠乏時の電解質補給。

[1M、2.5M注射液]電解質補液の電解質補正。

3.外用:皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含嗽・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進。

4.その他:医療用器具の洗浄。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

副作用が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。

1.(経口)大量投与:悪心・嘔吐等の消化器症状、高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫が現れることがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

2.(注射):

1).(注射<生理食塩液>)大量・急速投与:大量を急速投与すると、血清電解質異常、うっ血性心不全、浮腫、アシドーシスを起こすことがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

2).(注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)大量投与:高ナトリウム血症、うっ血性心不全、浮腫が現れることがある(第一次再評価結果その13、1977年)。

慎重投与

1.(経口・注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[塩化ナトリウムを負荷することから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。

2.(経口・注射<10%注射液・1M・2.5M注射液>)腎障害のある患者[塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。

3.(注射<生理食塩液>)心臓機能障害、循環器系機能障害のある患者[循環血液量を増すことから心臓に負担をかけ、症状が悪化する恐れがある]。

4.(注射<生理食塩液>)腎障害のある患者[水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

(経口):一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意する。

(注射):一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

1.投与前:

1).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:投与に際しては、感染に対する配慮をする(患者の皮膚や器具消毒)。

2).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:寒冷期には体温程度に温めて使用する。

3).注射<生理食塩液・10%注射液・1M・2.5M注射液>:開封後直ちに使用し、残液は決して使用しない。

2.投与時:注射<生理食塩液>:ゆっくり静脈内に投与する。

3.調製方法:10%注射液・1M・2.5M注射液は希釈して使用する。

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