ニボルマブ (オプジーボ®)
電子添文¹⁾の用法および用量
2週間間隔
4週間間隔
1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注¹⁾
NMSC-PD1試験³⁾のプロトコル
NMSC-PD1試験³⁾のプロトコル
以下の少なくとも1つが発生した患者でニボルマブの投与を中止
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
皮膚付属器癌は希少がんであり、 転移する症例はさらに稀であるため、 薬物療法に関する知見が集積されていない。 そのため、 日本や米国においてガイドラインにて明確に推奨されるレジメンが存在しない。
2024年2月に 「根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍」 にNivolumabが適応となった⁴⁾。 それ以外に保険適応となっているレジメンはない。 同ライン薬剤はない。
通常、 成人にはNivolumabとして、 1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 副作用が見られた場合は適宜医師の判断にて中止する。
ただし、 甲状腺機能低下症などに対しては、 同量で投与継続しながら甲状腺ホルモンを内服で補充することも可能である。 また、 軽度の検査値異常では、 同量で投与を継続することが多い。
根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍患者31例を対象に、 Nivolumab 480mgを4週間間隔で点滴静注した。 奏効率は全体では19.4%であった。
一方、 31例のうち皮膚付属器癌は5例であり、 皮膚付属器癌に対する奏効率は0%であった。 皮膚付属器癌に対するNivolumabの効果は確立していないことに注意が必要である。
副作用は免疫関連有害事象として、 入院治療を要するものや、 不可逆的な障害を引き起こすものがあり、 血液検査などでのモニタリングが必要である。
最終更新日 : 2024年7月25日
執筆医師:和田昇悟先生
監修医師:国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科長 山崎直也先生
電子添文¹⁾の用法および用量
2週間間隔
4週間間隔
1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注¹⁾
NMSC-PD1試験³⁾のプロトコル
NMSC-PD1試験³⁾のプロトコル
以下の少なくとも1つが発生した患者でニボルマブの投与を中止
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
皮膚付属器癌は希少がんであり、 転移する症例はさらに稀であるため、 薬物療法に関する知見が集積されていない。 そのため、 日本や米国においてガイドラインにて明確に推奨されるレジメンが存在しない。
2024年2月に 「根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍」 にNivolumabが適応となった⁴⁾。 それ以外に保険適応となっているレジメンはない。 同ライン薬剤はない。
通常、 成人にはNivolumabとして、 1回240mgを2週間間隔又は1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。 副作用が見られた場合は適宜医師の判断にて中止する。
ただし、 甲状腺機能低下症などに対しては、 同量で投与継続しながら甲状腺ホルモンを内服で補充することも可能である。 また、 軽度の検査値異常では、 同量で投与を継続することが多い。
根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍患者31例を対象に、 Nivolumab 480mgを4週間間隔で点滴静注した。 奏効率は全体では19.4%であった。
一方、 31例のうち皮膚付属器癌は5例であり、 皮膚付属器癌に対する奏効率は0%であった。 皮膚付属器癌に対するNivolumabの効果は確立していないことに注意が必要である。
副作用は免疫関連有害事象として、 入院治療を要するものや、 不可逆的な障害を引き起こすものがあり、 血液検査などでのモニタリングが必要である。
最終更新日 : 2024年7月25日
執筆医師:和田昇悟先生
監修医師:国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科長 山崎直也先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。