概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

ジカディア® (添付文書¹⁾/適正使用ガイド*²⁾)

第2世代ALK阻害薬 セリチニブ
*ノバルティス ファーマ株式会社の外部サイトへ遷移します

投与スケジュール

【1コース】連日内服投与
【催吐性】 中等度催吐性
【FN発症】低リスク 

通常、 成人には450mgを1日1回、 食後に経口投与。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

ジカディア®︎適正使用ガイド 2021年5月作成²⁾より引用

減量・中止する場合の用量

適正使用ガイドをもとに休薬、減量、中止を考慮

ジカディア®︎適正使用ガイド 2021年5月作成²⁾より引用

KeyData|臨床試験結果

📊 ASCEND-4試験³⁾

ALK融合遺伝子陽性 PS 0-1のⅣ期NSCLCを対象にセリチニブ単剤療法とプラチナ製剤併用療法を比較した第Ⅲ相試験

【有効性】セリチニブ単剤療法

  • ORR   : 46.3%
  • mPFS : 16.6ヵ月
  • mOS  : 未到達 (NR)
Lancet. 2017 Mar 4;389(10072):917-929.より引用

レジメンの特徴と注意点

国内で3番目に承認された第2世代ALK阻害薬。 ALK陽性進行NSCLCは、 NSCLCの3~5%で認められ、 特に若年者や非喫煙者に多い⁴⁾。

遺伝子パネル検査・コンパニオン診断

日本肺癌学会の各種手引き⁴⁾やHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。

肺癌遺伝子パネル検査・コンパニオン診断薬一覧ページへ遷移

肺癌診療ガイドライン2023の推奨⁵⁾

PS 0-1の場合、 1次治療でALK-TKIを推奨・提案 (以下薬剤について記載あり)。
 ・ アレクチニブ (Alectinib) [推奨 1A]
 ・ ブリグチニブ (Brigatinib) [提案 2B]
 ・ ロルラチニブ (Lorlatinib) [提案 2B]
PS 2-4の場合,1次治療でアレクチニブ単剤療法を行うよう推奨 [1C]。
 ・ アレクチニブ (Alectinib) [推奨 1C]
アレクチニブ耐性または増悪後の症例に対して、 ALK-TKI単剤療法 (ブリグチニブ、 ロルラチニブ、 セリチニブ) を行うよう提案 [2C]。
 ・ ブリグチニブ (Brigatinib) [提案 2C]
 ・ ロルラチニブ (Lorlatinib) [提案 2C]
 ・ セリチニブ (Ceritinib) [提案 2C]

出典

1) ノバルティス ファーマ株式会社. ジカディア錠®150mg 添付文書 (2021年4月改訂第1版)

2)  ノバルティス ファーマ株式会社 「ジカディア®︎適正使用ガイド」 2021年5月作成 [最終閲覧 : 2023/8/24]

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3) First-line ceritinib versus platinum-based chemotherapy in advanced ALK-rearranged non-small-cell lung cancer (ASCEND-4): a randomised, open-label, phase 3 study. Lancet. 2017 Mar 4;389(10072):917-929. PMID: 28126333

4)  日本肺癌学会バイオマーカー委員会. 肺癌患者におけるALK融合遺伝子検査の手引き 2024年4月作成 [最終閲覧 : 2023/8/16]

5)  日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

最終更新日 : 2024年8月24日
HOKUTO編集部医師監修

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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セリチニブ (ジカディア®)
2024年08月24日更新
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ジカディア® (添付文書¹⁾/適正使用ガイド*²⁾)

第2世代ALK阻害薬 セリチニブ
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投与スケジュール

【1コース】連日内服投与
【催吐性】 中等度催吐性
【FN発症】低リスク 

通常、 成人には450mgを1日1回、 食後に経口投与。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

ジカディア®︎適正使用ガイド 2021年5月作成²⁾より引用

減量・中止する場合の用量

適正使用ガイドをもとに休薬、減量、中止を考慮

ジカディア®︎適正使用ガイド 2021年5月作成²⁾より引用

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📊 ASCEND-4試験³⁾

ALK融合遺伝子陽性 PS 0-1のⅣ期NSCLCを対象にセリチニブ単剤療法とプラチナ製剤併用療法を比較した第Ⅲ相試験

【有効性】セリチニブ単剤療法

  • ORR   : 46.3%
  • mPFS : 16.6ヵ月
  • mOS  : 未到達 (NR)
Lancet. 2017 Mar 4;389(10072):917-929.より引用

レジメンの特徴と注意点

国内で3番目に承認された第2世代ALK阻害薬。 ALK陽性進行NSCLCは、 NSCLCの3~5%で認められ、 特に若年者や非喫煙者に多い⁴⁾。

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日本肺癌学会の各種手引き⁴⁾やHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。

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肺癌診療ガイドライン2023の推奨⁵⁾

PS 0-1の場合、 1次治療でALK-TKIを推奨・提案 (以下薬剤について記載あり)。
 ・ アレクチニブ (Alectinib) [推奨 1A]
 ・ ブリグチニブ (Brigatinib) [提案 2B]
 ・ ロルラチニブ (Lorlatinib) [提案 2B]
PS 2-4の場合,1次治療でアレクチニブ単剤療法を行うよう推奨 [1C]。
 ・ アレクチニブ (Alectinib) [推奨 1C]
アレクチニブ耐性または増悪後の症例に対して、 ALK-TKI単剤療法 (ブリグチニブ、 ロルラチニブ、 セリチニブ) を行うよう提案 [2C]。
 ・ ブリグチニブ (Brigatinib) [提案 2C]
 ・ ロルラチニブ (Lorlatinib) [提案 2C]
 ・ セリチニブ (Ceritinib) [提案 2C]

出典

1) ノバルティス ファーマ株式会社. ジカディア錠®150mg 添付文書 (2021年4月改訂第1版)

2)  ノバルティス ファーマ株式会社 「ジカディア®︎適正使用ガイド」 2021年5月作成 [最終閲覧 : 2023/8/24]

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3) First-line ceritinib versus platinum-based chemotherapy in advanced ALK-rearranged non-small-cell lung cancer (ASCEND-4): a randomised, open-label, phase 3 study. Lancet. 2017 Mar 4;389(10072):917-929. PMID: 28126333

4)  日本肺癌学会バイオマーカー委員会. 肺癌患者におけるALK融合遺伝子検査の手引き 2024年4月作成 [最終閲覧 : 2023/8/16]

5)  日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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