【1コース】連日内服投与
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク
化学療法歴のないEGFR遺伝子変異 (エクソン19欠失またはL858R変異) 陽性、 PS0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象に、 ダコミチニブ単剤療法とゲフィチニブ単剤療法を比較した非盲検無作為化国際共同第Ⅲ相試験
【有効性】ダコミチニブ単剤療法
- mPFS : 14.7ヵ月
- mOS:34.1ヵ月
【安全性】ダコミチニブ単剤療法
- 最もよく見られたGrade3以上の有害事象
- 減量に至った症例 66%
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。
▼PS 0-1の場合
1次治療としてオシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A)。
その他のEGFR-TKIでの「提案」は下記のとおり
- Gefitinib+CBDCA/PEM (提案 2A)
- Erlotinib+RAM (提案 2A)
- Dacomitinib (提案 2B)
▼PS 2の場合
1次治療として、 EGFR-TKI単剤療法を行うよう「推奨」する (1C) Gefitinib+CBDCA/PEMを行うよう勧めるだけの根拠が明確ではない。
▼PS 3~4
1次治療として、 ゲフィチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (1C)
▼Uncommon mutation
エクソン18-21の遺伝子変異 (E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など) にはEGFR-TKI単剤療法を行うよう「提案」する (2C)
EGFR-TKI未治療のT790M変異にオシメルチニブ単剤療法を行うよう「提案」する (2D)
エクソン20の挿入変異にはEGFR-TKI療法を行わないよう「推奨」する (1C)
▼EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降
1次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対して、 オシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」(1B)
1) ファイザー株式会社. ビジンプロ®錠45mg 添付文書 (2023年02月改訂第2版)
2) ファイザー株式会社 「ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成 [最終閲覧 : 2024/8/15]
4) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
最終更新日 : 2024年8月15日
HOKUTO編集部医師監修
【1コース】連日内服投与
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク
化学療法歴のないEGFR遺伝子変異 (エクソン19欠失またはL858R変異) 陽性、 PS0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象に、 ダコミチニブ単剤療法とゲフィチニブ単剤療法を比較した非盲検無作為化国際共同第Ⅲ相試験
【有効性】ダコミチニブ単剤療法
- mPFS : 14.7ヵ月
- mOS:34.1ヵ月
【安全性】ダコミチニブ単剤療法
- 最もよく見られたGrade3以上の有害事象
- 減量に至った症例 66%
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。
▼PS 0-1の場合
1次治療としてオシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A)。
その他のEGFR-TKIでの「提案」は下記のとおり
- Gefitinib+CBDCA/PEM (提案 2A)
- Erlotinib+RAM (提案 2A)
- Dacomitinib (提案 2B)
▼PS 2の場合
1次治療として、 EGFR-TKI単剤療法を行うよう「推奨」する (1C) Gefitinib+CBDCA/PEMを行うよう勧めるだけの根拠が明確ではない。
▼PS 3~4
1次治療として、 ゲフィチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (1C)
▼Uncommon mutation
エクソン18-21の遺伝子変異 (E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など) にはEGFR-TKI単剤療法を行うよう「提案」する (2C)
EGFR-TKI未治療のT790M変異にオシメルチニブ単剤療法を行うよう「提案」する (2D)
エクソン20の挿入変異にはEGFR-TKI療法を行わないよう「推奨」する (1C)
▼EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降
1次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対して、 オシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」(1B)
1) ファイザー株式会社. ビジンプロ®錠45mg 添付文書 (2023年02月改訂第2版)
2) ファイザー株式会社 「ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成 [最終閲覧 : 2024/8/15]
4) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
最終更新日 : 2024年8月15日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。