概要
監修医師
⚠本剤は2026年末までに全世界で供給停止が予定されている (本邦での発売中止予定時期は2025年10月頃と発表)
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

ビジンプロ® (添付文書¹⁾ / 適正使用ガイド*²⁾)

抗悪性腫瘍薬 > EGFRチロシンキナーゼ阻害薬 ダコミチニブ
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投与スケジュール

【1コース】連日内服投与
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク 
ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成²⁾より作表

KeyData|臨床試験結果

📊 ARCHER1050試験³⁾

化学療法歴のないEGFR遺伝子変異 (エクソン19欠失またはL858R変異) 陽性、 PS0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象に、 ダコミチニブ単剤療法とゲフィチニブ単剤療法を比較した非盲検無作為化国際共同第Ⅲ相試験

【有効性】ダコミチニブ単剤療法

- mPFS : 14.7ヵ月

- mOS:34.1ヵ月

Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. より引用

【安全性】ダコミチニブ単剤療法

- 最もよく見られたGrade3以上の有害事象

  • ざ瘡様皮疹 14% 
  • 下痢 8%
  • ALT増加 1%

- 減量に至った症例 66%

Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. より引用

各プロトコル

休薬・減量・中止の基準

ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成²⁾より作表

減量・中止する場合の用量¹⁾

ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成²⁾より作表

レジメンの特徴と注意点

遺伝子パネル検査・コンパニオン診断

日本肺癌学会の各種手引きHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。

肺癌遺伝子パネル検査・コンパニオン診断薬一覧ページへ遷移

肺癌診療ガイドライン2024の推奨²⁾

本剤は2026年末までに全世界で供給停止が予定されている (本邦での発売中止予定時期は2025年10月頃と発表)。 肺癌診療ガイドライン2023年版にはPS 0~1の1次治療の選択肢として記載があったが、 2024年版から削除されている。

出典

1) ファイザー株式会社. ビジンプロ®錠45mg 添付文書 (2023年02月改訂第2版) [最終閲覧 2024/10/26]

2)  ファイザー株式会社 「ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成 [最終閲覧 : 2024/10/26]

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3) Dacomitinib versus gefitinib as first-line treatment for patients with EGFR-mutation-positive non-small-cell lung cancer (ARCHER 1050): a randomised, open-label, phase 3 trial. Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. PMID: 28958502

4) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版

最終更新日 : 2024年10月28日
HOKUTO編集部医師監修

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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ダコミチニブ (ビジンプロ®)
2024年10月28日更新
⚠本剤は2026年末までに全世界で供給停止が予定されている (本邦での発売中止予定時期は2025年10月頃と発表)
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

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📊 ARCHER1050試験³⁾

化学療法歴のないEGFR遺伝子変異 (エクソン19欠失またはL858R変異) 陽性、 PS0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象に、 ダコミチニブ単剤療法とゲフィチニブ単剤療法を比較した非盲検無作為化国際共同第Ⅲ相試験

【有効性】ダコミチニブ単剤療法

- mPFS : 14.7ヵ月

- mOS:34.1ヵ月

Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. より引用

【安全性】ダコミチニブ単剤療法

- 最もよく見られたGrade3以上の有害事象

  • ざ瘡様皮疹 14% 
  • 下痢 8%
  • ALT増加 1%

- 減量に至った症例 66%

Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. より引用

各プロトコル

休薬・減量・中止の基準

ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成²⁾より作表

減量・中止する場合の用量¹⁾

ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成²⁾より作表

レジメンの特徴と注意点

遺伝子パネル検査・コンパニオン診断

日本肺癌学会の各種手引きHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。

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肺癌診療ガイドライン2024の推奨²⁾

本剤は2026年末までに全世界で供給停止が予定されている (本邦での発売中止予定時期は2025年10月頃と発表)。 肺癌診療ガイドライン2023年版にはPS 0~1の1次治療の選択肢として記載があったが、 2024年版から削除されている。

出典

1) ファイザー株式会社. ビジンプロ®錠45mg 添付文書 (2023年02月改訂第2版) [最終閲覧 2024/10/26]

2)  ファイザー株式会社 「ビジンプロ®適正使用ガイド 2023年12月作成 [最終閲覧 : 2024/10/26]

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3) Dacomitinib versus gefitinib as first-line treatment for patients with EGFR-mutation-positive non-small-cell lung cancer (ARCHER 1050): a randomised, open-label, phase 3 trial. Lancet Oncol. 2017 Nov;18(11):1454-1466. PMID: 28958502

4) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版

最終更新日 : 2024年10月28日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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