投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1000mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
80~120mg/日 経口 分2朝夕 | 1~ | day1~7 |
1コース14日間。 |
GEM+CDDP+S-1をGCS療法と呼ぶ。 |
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
進行性胆道がん (BTC) で20歳以上の患者
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
初回基準量と減量レベル
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
「胆道癌診療ガイドライン」⁸⁾で推奨されるレジメンの一つで、以下が特徴である。
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾で、 本レジメンのGC療法に対する優越性が証明された。
有害事象としては下痢、 口内炎、 皮疹が多く発現することが報告されている¹⁾。
また、 治療開始後24週までを規定の治療期間としており、 24週以降の治療は定まった見解がない。
シスプラチンを終了としてゲムシタビン+S-1で継続する方法、 腎機能障害や末梢神経障害などのシスプラチンの累積投与に伴う有害事象が発現するまでシスプラチンも継続する方法なども考えられている。
現在、 術前治療としての有効性を検証するための臨床試験 (JCOG1920試験 : jRCTs031200388) も行われている。
化学療法未治療で切除不能な進行胆道癌患者において、 ゲムシタビンとシスプラチンとS-1の併用療法 (GCS療法) の効果を、 ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法 (GC療法) を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験KHBO1404- MITSUBAの結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
HR 0.791 (95%CI 0.628-0.996)、 p=0.046
HR 0.748 (95%CI 0.577-0.970)、 p=0.015
p<0.001
p=0.0066
最終更新日 : 2024年5月15日
執筆医 : 北海道大学病院 腫瘍センター 助教 川本 泰之先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1000mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
80~120mg/日 経口 分2朝夕 | 1~ | day1~7 |
1コース14日間。 |
GEM+CDDP+S-1をGCS療法と呼ぶ。 |
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
進行性胆道がん (BTC) で20歳以上の患者
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾のプロトコル
初回基準量と減量レベル
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
「胆道癌診療ガイドライン」⁸⁾で推奨されるレジメンの一つで、以下が特徴である。
KHBO1401- MITSUBA試験⁷⁾で、 本レジメンのGC療法に対する優越性が証明された。
有害事象としては下痢、 口内炎、 皮疹が多く発現することが報告されている¹⁾。
また、 治療開始後24週までを規定の治療期間としており、 24週以降の治療は定まった見解がない。
シスプラチンを終了としてゲムシタビン+S-1で継続する方法、 腎機能障害や末梢神経障害などのシスプラチンの累積投与に伴う有害事象が発現するまでシスプラチンも継続する方法なども考えられている。
現在、 術前治療としての有効性を検証するための臨床試験 (JCOG1920試験 : jRCTs031200388) も行われている。
化学療法未治療で切除不能な進行胆道癌患者において、 ゲムシタビンとシスプラチンとS-1の併用療法 (GCS療法) の効果を、 ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法 (GC療法) を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験KHBO1404- MITSUBAの結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
HR 0.791 (95%CI 0.628-0.996)、 p=0.046
HR 0.748 (95%CI 0.577-0.970)、 p=0.015
p<0.001
p=0.0066
最終更新日 : 2024年5月15日
執筆医 : 北海道大学病院 腫瘍センター 助教 川本 泰之先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。