2026年9月16日、 「再発又は遠隔転移を有する上咽頭癌」 に対する製造販売承認事項一部変更承認を取得した。
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

テビムブラ® (チスレリズマブ)

添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*

*PMDAの外部サイトへ遷移します

シスプラチン (CDDP)

添付文書³⁾

ゲムシタビン (GEM)

添付文書⁴⁾

投与スケジュール

【1コース】21日間
【催吐性】高度⁵⁾ (NCCN : 高度⁶⁾)
【FN発症】低リスク (<10%)*
*RATIONALE-309試験のFN発生率1.5%²⁾を基に編集部で分類
RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

チスレリズマブ : 200mgを3週間ごとに60分かけて点滴静注する。 初回投与の忍容性が良好であれば、 2回目以降は30分まで短縮可能¹⁾⁷⁾⁸⁾。

CDDP : 80mg/m²を3週間ごとのDay 1に、 国内電子添文に従い2時間以上かけて点滴静注する。 RATIONALE-309試験では、 可能であれば4時間以上、 又は地域の診療ガイドライン・担当医の判断に基づく点滴時間とされた³⁾⁷⁾⁸⁾。

GEM : 1,000mg/m²を3週間ごとのDay 1、 8に30分かけて点滴静注する⁴⁾⁷⁾⁸⁾。

GP (GEM+CDDP) 療法は、 担当医の判断で4~6サイクル投与し、 4~6サイクルの完了、 忍容不能な毒性、 又はRECIST 1.1に基づく病勢進行のいずれか早い時点で終了する。 化学療法終了後は、 臨床的に適切な場合にチスレリズマブ単剤投与を継続する⁷⁾⁸⁾。 

Key Data|臨床試験結果

📊 RATIONALE-309試験 : 中間解析⁷⁾

Cancer Cell. 2023;41(6):1061-1072.

化学療法歴のない再発又は遠隔転移を有する上咽頭癌患者を対象とした海外第Ⅲ相無作為化比較試験。 チスレリズマブ+GP群131例とプラセボ+GP群132例に1 : 1で割り付け、 主要評価項目はIRC評価によるPFSとした。 プラセボ+GP群では、 病勢進行確認後のチスレリズマブ単剤投与へのクロスオーバーが許容された。 

【有効性】チスレリズマブ群 (vs プラセボ群)

- PFS中央値 9.2ヵ月 (vs 7.4ヵ月)

  • HR 0.52 (95%CI 0.38–0.73、 p<0.0001)

 - ORR 69.5% (vs 55.3%)

  • 完全奏効率 16.0% (vs 6.8%)

- 奏効期間中央値 8.5ヵ月 (vs 6.1ヵ月)

【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)

- 貧血 87.8% (29.8%)

- 白血球数減少 61.8% (31.3%)

- 好中球数減少 60.3% (27.5%)

- 悪心 57.3% (0.0%)

- 血小板数減少 53.4% (20.6%)

- 食欲減退 47.3% (0.8%)

- 嘔吐 38.9% (0.8%)

- 便秘 34.4% (0.0%)

- 白血球減少症 33.6% (20.6%)

- 好中球減少症 33.6% (21.4%)

- 発疹 26.0% (4.6%)

- 甲状腺機能低下症 25.2% (0.8%)

- ALT増加 24.4% (0.8%)

- 低ナトリウム血症 23.7% (2.3%)

- 血中クレアチニン増加 22.9% (0.0%)

- AST増加 22.1% (0.0%)

- 倦怠感 21.4% (0.8%)

- 発熱 21.4% (0.8%)

- 低カリウム血症 19.8% (3.1%)

- そう痒症 19.1% (0.0%)

- 咳嗽 18.3% (0.0%)

- 低カルシウム血症 17.6% (0.8%)

- 低マグネシウム血症 15.3% (1.5%)

- 感覚鈍麻 14.5% (0.0%)

- 低アルブミン血症 14.5% (0.0%)

- 腹部膨満 13.7% (0.0%)

- 背部痛 13.7% (0.8%)

- 浮動性めまい 13.7% (0.0%)

- 高尿酸血症 13.7% (0.8%)

- リンパ球数減少 13.7% (10.7%)

- 湿性咳嗽 13.7% (0.0%)

- しゃっくり 13.0% (0.0%)

- 疲労 12.2% (0.8%)

- 体重減少 12.2% (0.0%)

- 血小板減少症 11.5% (4.6%)

- 口内乾燥 10.7% (0.0%)

- 上気道感染 10.7% (0.0%)

- 下痢 9.9% (0.0%)

 - 不眠症 9.9% (0.0%)

- 低クロール血症 9.2% (0.0%)

- 頭痛 6.1% (0.8%)

📊 RATIONALE-309試験 : 最終解析⁸⁾

JAMA Oncol. 2026;12(4):384-393.

RATIONALE-309試験の試験終了時における最終解析結果。 追跡期間中央値は27.5ヵ月で、 中間解析で優越性が検証された主要評価項目のIRC評価PFSに加え、 副次評価項目のOS及びPFS2を評価した。 

【有効性】チスレリズマブ群 (vs プラセボ群)

 - PFS中央値* 9.6ヵ月 (vs 7.4ヵ月)

HR 0.53 (95%CI 0.39–0.71)

- OS中央値* 45.3ヵ月 (vs 31.8ヵ月)

HR 0.73 (95%CI 0.51–1.05)

- 3年OS率* 55.6% (vs 46.4%)

- PFS2中央値** 45.3ヵ月 (vs 20.5ヵ月)

HR 0.51 (95%CI 0.34–0.75)

*IRC評価
**治験責任医師評価

プラセボ群の52.3%が後にチスレリズマブへ治療変更した。 クロスオーバーの影響を補正した解析でも、 チスレリズマブ群で死亡リスク低下を示す結果が得られ、 OS延長を支持する所見となった。

【安全性】長期安全性は既知のリスクと一貫し、 新たな安全性シグナルは認められなかった。

各プロトコル

適格基準

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾の主な適格基準

- 18歳–75歳

- ECOG PS 0–1

- 好中球数≧1,500/μL

- 血小板数≧10万/μL

- Hb≧9.0g/dL

- 肝機能 : ALT/AST≦2.5×ULN、 T-Bil≦1.5×ULN

- 腎機能 : 血清Cr≦1.5×ULN又はeGFR≧60mL/min/1.73m²

用量レベル

チスレリズマブに減量規定はない¹⁾⁷⁾⁸⁾。 GEM・CDDPは前回投与量から25%ずつ減量し、 各剤最大2回まで減量可能と規定された。 再増量は認められない⁷⁾⁸⁾。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

腎障害患者に対する用量調整

チスレリズマブ : 抗体薬は多様な細胞でのエンドサイトーシスとリソソーム分解により消失するため、 一般に減量は不要と考えられる。

編集部の見解

GEM : 腎機能低下や透析時の減量は原則不要。 ただし、 代謝産物dFdUは腎機能低下時に蓄積しやすく、 皮膚障害などの有害事象が増える可能性があるため注意⁹⁾

CDDP : 重篤な腎障害例への投与は禁忌³⁾

RATIONALE-309⁷⁾⁸⁾では、 適格基準を血清Cr≦1.5×ULN又はeGFR≧60mL/min/1.73m²とし、 治療開始後もCrClに基づく減量基準 (後述) を設けていたことに留意。

- CrCl 46~60mL/minでは75%、 31~45mL/minでは50%に減量し、 CrCl≦30mL/minでは投与を推奨しない⁹⁾

- 別の報告 : CrCl 30~49mL/minでは75%、 10~29mL/minでは投与が必要な場合に75%、 CrCl<10mL/minでは投与が必要な場合に50%に減量⁹⁾

有害事象発現時の減量・休薬・中止基準

サイクル開始基準⁷⁾⁸⁾ : 次回投与前に、 好中球≧1,500/μL及び血小板数の正常値までの回復を確認する。 AEによる化学療法の延期は最大21日間とする。 Day 8のGEMは、 好中球減少時に減量又は最大5日間延期でき、 回復しない場合は投与をスキップする。 CDDPは各サイクル前のCrCl (Cockcroft–Gault式) に基づき、 以下のとおり調整する。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

テビムブラの有害事象発現時の減量・休薬・中止基準を以下に示す。

テビムブラ®電子添文情報¹⁾適正使用ガイド²⁾を基に編集部作成

GP療法 : 以下は、 RATIONALE-309試験のプロトコル⁷⁾⁸⁾で規定されたGEM・CDDPの休薬、 減量及び中止基準である。 化学療法の一方を有害事象により休薬する場合、 他方も有害事象が回復し両剤を継続できるまで休薬する。 毒性又は有害事象による化学療法の延期は最長21日間とし、 いずれかの毒性が21日以内に回復しない場合は当該薬剤を中止する。 同一の薬剤関連有害事象が2回の減量後に再発した場合は、 当該薬剤を中止する。 両剤を毒性のため2サイクルを超えて休薬した場合は、 化学療法を中止する。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾のプロトコルを基に編集部作成

レジメンの特徴と注意点

🧑‍⚕️GEMは、 上咽頭癌の有用な治療選択肢の一つであるが、 長らく本邦では保険適用外であった。 2026年1月29日に公知申請が事前評価で了承され、 同年8月に電子添文に上咽頭癌の効能・効果が追加された。 これにより、 本邦でも再発・転移上咽頭癌に対し、 GP療法およびGEM単剤療法が使用可能となった。
プラチナ製剤感受性の再発・転移上咽頭癌を対象とした無作為化比較試験では、 GP+抗PD-1抗体併用療法のGP療法に対する優越性が示されている。 最新のNCCNガイドラインでは、 GP+トリパリマブ療法がCategory 1、 GP+その他の抗PD-1抗体併用療法がCategory 2Bに位置付けられている。
さらに本邦でも、 2026年8月24日に厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で、 RATIONALE-309試験の結果に基づく再発・転移上咽頭癌へのGP+チスレリズマブ療法の適応拡大が了承された。 同年9月16日には条件付き承認を取得し、 再発または遠隔転移を有する日本人上咽頭癌患者を対象とした有効性確認のための製造販売後調査および情報提供が求められている。 ついに本邦でも、 世界標準であるGP+抗PD-1抗体併用療法が使用可能となった。
国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 本間義崇先生

作用機序の特徴

チスレリズマブは、 ヒトPD-1に対する抗体であり、 PD-1とそのリガンド (PD-L1及びPD-L2) との結合を阻害することにより、 がん抗原特異的なT細胞の増殖、 活性化及び腫瘍細胞に対する細胞傷害活性を亢進し、 腫瘍増殖を抑制すると考えられる¹⁾。

レジメン適用時の注意事項

▼テビムブラ®電子添文¹⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

過度の免疫反応 : 本剤のT細胞活性化作用により、 過度の免疫反応に起因する様々な疾患や病態があらわれることがある。 異常が認められた場合は過度の免疫反応による副作用を考慮して適切な鑑別診断を行い、 疑われる場合は副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮する。 投与終了後も重篤な副作用があらわれることがあるため観察を十分に行う。

間質性肺疾患 : 初期症状 (息切れ、 呼吸困難、 咳嗽等) の確認及び胸部X線検査等の観察を十分に行い、 必要に応じて胸部CT・血清マーカー等の検査を実施する。

肝障害 : 肝不全・肝機能障害・肝炎があらわれることがある。 投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査を行う。

心筋炎・心膜炎 : 胸痛、 CK上昇、 心電図異常等の観察を十分に行う。

筋炎・横紋筋融解症 : 筋力低下、 筋肉痛、 CK上昇等の観察を十分に行う。

重症筋無力症 : 筋力低下、 眼瞼下垂、 呼吸困難、 嚥下障害等の観察を十分に行う。

内分泌障害 : 甲状腺・下垂体・副腎機能障害があらわれることがある。 投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査 (TSH、 遊離T3、 遊離T4、 ACTH、 血中コルチゾール等) を実施し、 必要に応じて画像検査等も考慮する。

1型糖尿病 : 口渇、 悪心、 嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十分注意する。

腎障害 : 腎機能検査を定期的に行い、 患者の状態を十分に観察する。

ぶどう膜炎 : 眼の異常が認められた場合は速やかに医療機関を受診するよう患者を指導する。

▼シスプラチン®電子添文³⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

消化器症状 : 悪心・嘔吐、 食欲不振等がほとんど全例に起こるため、 患者の状態を十分に観察し適切な処置を行う。

腎障害・骨髄抑制等の重篤な副作用 : 頻回に臨床検査 (腎機能検査、 血液検査、 肝機能検査等) を行い患者の状態を十分に観察する。 長期間の使用で副作用が強くあらわれ遷延性に推移することがあるため投与は慎重に行う。 フロセミドによる強制利尿は腎障害・聴器障害を増強することがあるため、 輸液等による水分補給を十分行う。

感染症・出血傾向 : 発現又は増悪に十分注意する。

G-CSF製剤等の使用 : 適切な使用に関して考慮する。

聴器障害 : 投与量の増加に伴い発現頻度が高くなり、 1日投与量80mg/m²以上又は総投与量300mg/m²超でその傾向が顕著となるため十分な観察を行う。

高血糖・糖尿病の悪化 : 血糖値や尿糖に注意し観察を十分に行う。

▼ゲムシタビン®電子添文⁴⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

病態進行時の対応 : 腫瘍の明らかな増大、 新病変の出現等の病態の進行が認められた場合は投与を中止し、 他の適切な治療法に切り替える。

骨髄抑制・間質性肺炎等の重篤な副作用 : ときに致命的な経過をたどることがあるため臨床症状を十分に観察し、 頻回に臨床検査 (血液学的検査、 肝機能検査、 腎機能検査等) 及び定期的に胸部X線検査を行う。

骨髄抑制 : 白血球数及び血小板数の変動に十分留意し、 投与当日の白血球数が2,000/μL未満又は血小板数が7万/μL未満であれば骨髄機能が回復するまで投与を延期する。 前治療により骨髄機能が低下している患者では骨髄抑制が強くあらわれることがあるため適宜減量し臨床検査値に十分注意する。 週1回3週連続投与した場合、 白血球数及び好中球数の最低値は投与開始平均約2–3週間後にあらわれ、 最低値発現日から約1週間で回復する。

間質性肺炎等の肺毒性 : 臨床症状 (呼吸状態、 咳及び発熱等の有無) を十分に観察し定期的に胸部X線検査を行う。 必要に応じて胸部CT検査、 PaO₂、 A-aDO₂、 DLco等の検査を行う。

感染症 : 発現又は増悪に十分注意する。

傾眠 : 本剤投与時に傾眠が認められることがあるため、 症状が発現しないことが確認されるまで自動車の運転等を行わないよう注意する。

RMP【重要な特定されたリスク】

テビムブラ®RMP : 医薬品リスク管理計画書¹⁰⁾

- 間質性肺疾患

- Infusion reaction

- 大腸炎、 小腸炎、 重度の下痢

- 肝不全、 肝機能障害、 肝炎

- 心筋炎、 心膜炎

- 重度の皮膚障害

- 筋炎、 横紋筋融解症、 重症筋無力症

- 内分泌障害 (甲状腺機能障害、 副腎機能障害、 下垂体機能障害)

- 1型糖尿病

- 膵炎

- 腎機能障害 (尿細管間質性腎炎、 糸球体腎炎等)

- 脳炎、 髄膜炎、 脊髄炎

- 神経障害 (ギラン・バレー症候群等)

- 重篤な血液障害

- 静脈血栓塞栓症

- 結核

- ぶどう膜炎

- 血管炎

- 血球貪食性リンパ組織球症

出典

1) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg 電子添文 (2026年9月改訂 第6版).

2) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg 適正使用ガイド. 2026年9月改訂.

3) 日医工ファーマ株式会社. シスプラチン点滴静注10mg/25mg/50mg「マルコ」® 電子添文 (2025年9月改訂 第2版)

4) 高田製薬株式会社. ゲムシタビン点滴静注用200mg/1g「ヤクルト」® 電子添文 (2025年9月改訂 第5版)

5) 日本癌治療学会編. 制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版. 金原出版

6) NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines®): Antiemesis. Version 2.2026.

7) Cancer Cell. 2023;41(6):1061-1072.

8) JAMA Oncol. 2026;12(4):384-393.

9) 日本腎臓学会、 日本癌治療学会、 日本臨床腫瘍学会、 日本腎臓病薬物療法学会編 : がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022. ライフサイエンス出版.

10) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg に係る医薬品リスク管理計画書

最終更新日 : 2026年10月8日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
執筆協力 : 国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 本間義崇
監修 : 国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 加藤健

レジメン
Tislelizumab+GEM+CDDP
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
レジメン
Tislelizumab+GEM+CDDP
レジメン
Tislelizumab+GEM+CDDP

Tislelizumab+GEM+CDDP

チスレリズマブ+ゲムシタビン+シスプラチン
上咽頭癌 (WHO type I/II/III) > 再発・転移
2026年10月08日更新
2026年9月16日、 「再発又は遠隔転移を有する上咽頭癌」 に対する製造販売承認事項一部変更承認を取得した。
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

テビムブラ® (チスレリズマブ)

添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*

*PMDAの外部サイトへ遷移します

シスプラチン (CDDP)

添付文書³⁾

ゲムシタビン (GEM)

添付文書⁴⁾

投与スケジュール

【1コース】21日間
【催吐性】高度⁵⁾ (NCCN : 高度⁶⁾)
【FN発症】低リスク (<10%)*
*RATIONALE-309試験のFN発生率1.5%²⁾を基に編集部で分類
RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

チスレリズマブ : 200mgを3週間ごとに60分かけて点滴静注する。 初回投与の忍容性が良好であれば、 2回目以降は30分まで短縮可能¹⁾⁷⁾⁸⁾。

CDDP : 80mg/m²を3週間ごとのDay 1に、 国内電子添文に従い2時間以上かけて点滴静注する。 RATIONALE-309試験では、 可能であれば4時間以上、 又は地域の診療ガイドライン・担当医の判断に基づく点滴時間とされた³⁾⁷⁾⁸⁾。

GEM : 1,000mg/m²を3週間ごとのDay 1、 8に30分かけて点滴静注する⁴⁾⁷⁾⁸⁾。

GP (GEM+CDDP) 療法は、 担当医の判断で4~6サイクル投与し、 4~6サイクルの完了、 忍容不能な毒性、 又はRECIST 1.1に基づく病勢進行のいずれか早い時点で終了する。 化学療法終了後は、 臨床的に適切な場合にチスレリズマブ単剤投与を継続する⁷⁾⁸⁾。 

Key Data|臨床試験結果

📊 RATIONALE-309試験 : 中間解析⁷⁾

Cancer Cell. 2023;41(6):1061-1072.

化学療法歴のない再発又は遠隔転移を有する上咽頭癌患者を対象とした海外第Ⅲ相無作為化比較試験。 チスレリズマブ+GP群131例とプラセボ+GP群132例に1 : 1で割り付け、 主要評価項目はIRC評価によるPFSとした。 プラセボ+GP群では、 病勢進行確認後のチスレリズマブ単剤投与へのクロスオーバーが許容された。 

【有効性】チスレリズマブ群 (vs プラセボ群)

- PFS中央値 9.2ヵ月 (vs 7.4ヵ月)

  • HR 0.52 (95%CI 0.38–0.73、 p<0.0001)

 - ORR 69.5% (vs 55.3%)

  • 完全奏効率 16.0% (vs 6.8%)

- 奏効期間中央値 8.5ヵ月 (vs 6.1ヵ月)

【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)

- 貧血 87.8% (29.8%)

- 白血球数減少 61.8% (31.3%)

- 好中球数減少 60.3% (27.5%)

- 悪心 57.3% (0.0%)

- 血小板数減少 53.4% (20.6%)

- 食欲減退 47.3% (0.8%)

- 嘔吐 38.9% (0.8%)

- 便秘 34.4% (0.0%)

- 白血球減少症 33.6% (20.6%)

- 好中球減少症 33.6% (21.4%)

- 発疹 26.0% (4.6%)

- 甲状腺機能低下症 25.2% (0.8%)

- ALT増加 24.4% (0.8%)

- 低ナトリウム血症 23.7% (2.3%)

- 血中クレアチニン増加 22.9% (0.0%)

- AST増加 22.1% (0.0%)

- 倦怠感 21.4% (0.8%)

- 発熱 21.4% (0.8%)

- 低カリウム血症 19.8% (3.1%)

- そう痒症 19.1% (0.0%)

- 咳嗽 18.3% (0.0%)

- 低カルシウム血症 17.6% (0.8%)

- 低マグネシウム血症 15.3% (1.5%)

- 感覚鈍麻 14.5% (0.0%)

- 低アルブミン血症 14.5% (0.0%)

- 腹部膨満 13.7% (0.0%)

- 背部痛 13.7% (0.8%)

- 浮動性めまい 13.7% (0.0%)

- 高尿酸血症 13.7% (0.8%)

- リンパ球数減少 13.7% (10.7%)

- 湿性咳嗽 13.7% (0.0%)

- しゃっくり 13.0% (0.0%)

- 疲労 12.2% (0.8%)

- 体重減少 12.2% (0.0%)

- 血小板減少症 11.5% (4.6%)

- 口内乾燥 10.7% (0.0%)

- 上気道感染 10.7% (0.0%)

- 下痢 9.9% (0.0%)

 - 不眠症 9.9% (0.0%)

- 低クロール血症 9.2% (0.0%)

- 頭痛 6.1% (0.8%)

📊 RATIONALE-309試験 : 最終解析⁸⁾

JAMA Oncol. 2026;12(4):384-393.

RATIONALE-309試験の試験終了時における最終解析結果。 追跡期間中央値は27.5ヵ月で、 中間解析で優越性が検証された主要評価項目のIRC評価PFSに加え、 副次評価項目のOS及びPFS2を評価した。 

【有効性】チスレリズマブ群 (vs プラセボ群)

 - PFS中央値* 9.6ヵ月 (vs 7.4ヵ月)

HR 0.53 (95%CI 0.39–0.71)

- OS中央値* 45.3ヵ月 (vs 31.8ヵ月)

HR 0.73 (95%CI 0.51–1.05)

- 3年OS率* 55.6% (vs 46.4%)

- PFS2中央値** 45.3ヵ月 (vs 20.5ヵ月)

HR 0.51 (95%CI 0.34–0.75)

*IRC評価
**治験責任医師評価

プラセボ群の52.3%が後にチスレリズマブへ治療変更した。 クロスオーバーの影響を補正した解析でも、 チスレリズマブ群で死亡リスク低下を示す結果が得られ、 OS延長を支持する所見となった。

【安全性】長期安全性は既知のリスクと一貫し、 新たな安全性シグナルは認められなかった。

各プロトコル

適格基準

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾の主な適格基準

- 18歳–75歳

- ECOG PS 0–1

- 好中球数≧1,500/μL

- 血小板数≧10万/μL

- Hb≧9.0g/dL

- 肝機能 : ALT/AST≦2.5×ULN、 T-Bil≦1.5×ULN

- 腎機能 : 血清Cr≦1.5×ULN又はeGFR≧60mL/min/1.73m²

用量レベル

チスレリズマブに減量規定はない¹⁾⁷⁾⁸⁾。 GEM・CDDPは前回投与量から25%ずつ減量し、 各剤最大2回まで減量可能と規定された。 再増量は認められない⁷⁾⁸⁾。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

腎障害患者に対する用量調整

チスレリズマブ : 抗体薬は多様な細胞でのエンドサイトーシスとリソソーム分解により消失するため、 一般に減量は不要と考えられる。

編集部の見解

GEM : 腎機能低下や透析時の減量は原則不要。 ただし、 代謝産物dFdUは腎機能低下時に蓄積しやすく、 皮膚障害などの有害事象が増える可能性があるため注意⁹⁾

CDDP : 重篤な腎障害例への投与は禁忌³⁾

RATIONALE-309⁷⁾⁸⁾では、 適格基準を血清Cr≦1.5×ULN又はeGFR≧60mL/min/1.73m²とし、 治療開始後もCrClに基づく減量基準 (後述) を設けていたことに留意。

- CrCl 46~60mL/minでは75%、 31~45mL/minでは50%に減量し、 CrCl≦30mL/minでは投与を推奨しない⁹⁾

- 別の報告 : CrCl 30~49mL/minでは75%、 10~29mL/minでは投与が必要な場合に75%、 CrCl<10mL/minでは投与が必要な場合に50%に減量⁹⁾

有害事象発現時の減量・休薬・中止基準

サイクル開始基準⁷⁾⁸⁾ : 次回投与前に、 好中球≧1,500/μL及び血小板数の正常値までの回復を確認する。 AEによる化学療法の延期は最大21日間とする。 Day 8のGEMは、 好中球減少時に減量又は最大5日間延期でき、 回復しない場合は投与をスキップする。 CDDPは各サイクル前のCrCl (Cockcroft–Gault式) に基づき、 以下のとおり調整する。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾を基に編集部作成

テビムブラの有害事象発現時の減量・休薬・中止基準を以下に示す。

テビムブラ®電子添文情報¹⁾適正使用ガイド²⁾を基に編集部作成

GP療法 : 以下は、 RATIONALE-309試験のプロトコル⁷⁾⁸⁾で規定されたGEM・CDDPの休薬、 減量及び中止基準である。 化学療法の一方を有害事象により休薬する場合、 他方も有害事象が回復し両剤を継続できるまで休薬する。 毒性又は有害事象による化学療法の延期は最長21日間とし、 いずれかの毒性が21日以内に回復しない場合は当該薬剤を中止する。 同一の薬剤関連有害事象が2回の減量後に再発した場合は、 当該薬剤を中止する。 両剤を毒性のため2サイクルを超えて休薬した場合は、 化学療法を中止する。

RATIONALE-309試験⁷⁾⁸⁾のプロトコルを基に編集部作成

レジメンの特徴と注意点

🧑‍⚕️GEMは、 上咽頭癌の有用な治療選択肢の一つであるが、 長らく本邦では保険適用外であった。 2026年1月29日に公知申請が事前評価で了承され、 同年8月に電子添文に上咽頭癌の効能・効果が追加された。 これにより、 本邦でも再発・転移上咽頭癌に対し、 GP療法およびGEM単剤療法が使用可能となった。
プラチナ製剤感受性の再発・転移上咽頭癌を対象とした無作為化比較試験では、 GP+抗PD-1抗体併用療法のGP療法に対する優越性が示されている。 最新のNCCNガイドラインでは、 GP+トリパリマブ療法がCategory 1、 GP+その他の抗PD-1抗体併用療法がCategory 2Bに位置付けられている。
さらに本邦でも、 2026年8月24日に厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で、 RATIONALE-309試験の結果に基づく再発・転移上咽頭癌へのGP+チスレリズマブ療法の適応拡大が了承された。 同年9月16日には条件付き承認を取得し、 再発または遠隔転移を有する日本人上咽頭癌患者を対象とした有効性確認のための製造販売後調査および情報提供が求められている。 ついに本邦でも、 世界標準であるGP+抗PD-1抗体併用療法が使用可能となった。
国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 本間義崇先生

作用機序の特徴

チスレリズマブは、 ヒトPD-1に対する抗体であり、 PD-1とそのリガンド (PD-L1及びPD-L2) との結合を阻害することにより、 がん抗原特異的なT細胞の増殖、 活性化及び腫瘍細胞に対する細胞傷害活性を亢進し、 腫瘍増殖を抑制すると考えられる¹⁾。

レジメン適用時の注意事項

▼テビムブラ®電子添文¹⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

過度の免疫反応 : 本剤のT細胞活性化作用により、 過度の免疫反応に起因する様々な疾患や病態があらわれることがある。 異常が認められた場合は過度の免疫反応による副作用を考慮して適切な鑑別診断を行い、 疑われる場合は副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮する。 投与終了後も重篤な副作用があらわれることがあるため観察を十分に行う。

間質性肺疾患 : 初期症状 (息切れ、 呼吸困難、 咳嗽等) の確認及び胸部X線検査等の観察を十分に行い、 必要に応じて胸部CT・血清マーカー等の検査を実施する。

肝障害 : 肝不全・肝機能障害・肝炎があらわれることがある。 投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査を行う。

心筋炎・心膜炎 : 胸痛、 CK上昇、 心電図異常等の観察を十分に行う。

筋炎・横紋筋融解症 : 筋力低下、 筋肉痛、 CK上昇等の観察を十分に行う。

重症筋無力症 : 筋力低下、 眼瞼下垂、 呼吸困難、 嚥下障害等の観察を十分に行う。

内分泌障害 : 甲状腺・下垂体・副腎機能障害があらわれることがある。 投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査 (TSH、 遊離T3、 遊離T4、 ACTH、 血中コルチゾール等) を実施し、 必要に応じて画像検査等も考慮する。

1型糖尿病 : 口渇、 悪心、 嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十分注意する。

腎障害 : 腎機能検査を定期的に行い、 患者の状態を十分に観察する。

ぶどう膜炎 : 眼の異常が認められた場合は速やかに医療機関を受診するよう患者を指導する。

▼シスプラチン®電子添文³⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

消化器症状 : 悪心・嘔吐、 食欲不振等がほとんど全例に起こるため、 患者の状態を十分に観察し適切な処置を行う。

腎障害・骨髄抑制等の重篤な副作用 : 頻回に臨床検査 (腎機能検査、 血液検査、 肝機能検査等) を行い患者の状態を十分に観察する。 長期間の使用で副作用が強くあらわれ遷延性に推移することがあるため投与は慎重に行う。 フロセミドによる強制利尿は腎障害・聴器障害を増強することがあるため、 輸液等による水分補給を十分行う。

感染症・出血傾向 : 発現又は増悪に十分注意する。

G-CSF製剤等の使用 : 適切な使用に関して考慮する。

聴器障害 : 投与量の増加に伴い発現頻度が高くなり、 1日投与量80mg/m²以上又は総投与量300mg/m²超でその傾向が顕著となるため十分な観察を行う。

高血糖・糖尿病の悪化 : 血糖値や尿糖に注意し観察を十分に行う。

▼ゲムシタビン®電子添文⁴⁾ 「重要な基本的注意」 の要約

病態進行時の対応 : 腫瘍の明らかな増大、 新病変の出現等の病態の進行が認められた場合は投与を中止し、 他の適切な治療法に切り替える。

骨髄抑制・間質性肺炎等の重篤な副作用 : ときに致命的な経過をたどることがあるため臨床症状を十分に観察し、 頻回に臨床検査 (血液学的検査、 肝機能検査、 腎機能検査等) 及び定期的に胸部X線検査を行う。

骨髄抑制 : 白血球数及び血小板数の変動に十分留意し、 投与当日の白血球数が2,000/μL未満又は血小板数が7万/μL未満であれば骨髄機能が回復するまで投与を延期する。 前治療により骨髄機能が低下している患者では骨髄抑制が強くあらわれることがあるため適宜減量し臨床検査値に十分注意する。 週1回3週連続投与した場合、 白血球数及び好中球数の最低値は投与開始平均約2–3週間後にあらわれ、 最低値発現日から約1週間で回復する。

間質性肺炎等の肺毒性 : 臨床症状 (呼吸状態、 咳及び発熱等の有無) を十分に観察し定期的に胸部X線検査を行う。 必要に応じて胸部CT検査、 PaO₂、 A-aDO₂、 DLco等の検査を行う。

感染症 : 発現又は増悪に十分注意する。

傾眠 : 本剤投与時に傾眠が認められることがあるため、 症状が発現しないことが確認されるまで自動車の運転等を行わないよう注意する。

RMP【重要な特定されたリスク】

テビムブラ®RMP : 医薬品リスク管理計画書¹⁰⁾

- 間質性肺疾患

- Infusion reaction

- 大腸炎、 小腸炎、 重度の下痢

- 肝不全、 肝機能障害、 肝炎

- 心筋炎、 心膜炎

- 重度の皮膚障害

- 筋炎、 横紋筋融解症、 重症筋無力症

- 内分泌障害 (甲状腺機能障害、 副腎機能障害、 下垂体機能障害)

- 1型糖尿病

- 膵炎

- 腎機能障害 (尿細管間質性腎炎、 糸球体腎炎等)

- 脳炎、 髄膜炎、 脊髄炎

- 神経障害 (ギラン・バレー症候群等)

- 重篤な血液障害

- 静脈血栓塞栓症

- 結核

- ぶどう膜炎

- 血管炎

- 血球貪食性リンパ組織球症

出典

1) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg 電子添文 (2026年9月改訂 第6版).

2) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg 適正使用ガイド. 2026年9月改訂.

3) 日医工ファーマ株式会社. シスプラチン点滴静注10mg/25mg/50mg「マルコ」® 電子添文 (2025年9月改訂 第2版)

4) 高田製薬株式会社. ゲムシタビン点滴静注用200mg/1g「ヤクルト」® 電子添文 (2025年9月改訂 第5版)

5) 日本癌治療学会編. 制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版. 金原出版

6) NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines®): Antiemesis. Version 2.2026.

7) Cancer Cell. 2023;41(6):1061-1072.

8) JAMA Oncol. 2026;12(4):384-393.

9) 日本腎臓学会、 日本癌治療学会、 日本臨床腫瘍学会、 日本腎臓病薬物療法学会編 : がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022. ライフサイエンス出版.

10) ビーワン・メディシンズ合同会社. テビムブラ®点滴静注100mg に係る医薬品リスク管理計画書

最終更新日 : 2026年10月8日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
執筆協力 : 国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 本間義崇
監修 : 国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科 加藤健

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(頭頸部)

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