投与回数 : 3週間間隔投与の場合、 術前補助療法は4回まで、 術後補助療法は13回まで、 6週間間隔投与の場合、 術前補助療法は2回まで、 術後補助療法は7回まで
❶術前補助療法
他の抗悪性腫瘍剤との併用*において、ペムブロリズマブ 1回200mg 3週間間隔又は1回400mg6週間間隔で30分間かけて点滴静注
*以下の化学療法を最大4コース併用
❷術後補助療法
術後補助療法として、 ペムブロリズマブ 1回200mg 3週間間隔又は1回400mg 6週間間隔で30分間かけて点滴静注
臨床病期Ⅱ期、 ⅢA期又はⅢB期の周術期のNSCLC患者797例 (日本人82例を含む) を対象に、 術前補助療法としての本剤と化学療法との併用療法、 及び術後補助療法としての本剤単独療法の有効性及び安全性が、 術前補助療法としてのプラセボと化学療法との併用療法、 及び術後補助療法としてのプラセボ投与を対照とした国際共同第Ⅲ相二重盲検試験
【有効性】ペムブロリズマブ群
mOS : 未到達
mEFS : 未到達
【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)
- 悪心 54.3% (2.0%)
- 好中球数減少 42.2% (20.7%)
- 貧血 36.1% (7.3%)
- 白血球数減少 28.0% (5.3%)
- 倦怠感 27.3% (1.5%)
- 便秘 26.8% (0.8%)
- 食欲減退 23.0% (1.5%)
- 嘔吐 18.9% (1.0%)
- 血小板数減少 18.7% (5.1%)
- クレアチニン増加 14.1% (0.8%)
- 下痢 13.1% (1.5%)
- ALT増加 12.9% (1.8%)
- 無力症 11.4% (1.0%)
- 発疹 11.4% (0.8%)
- 脱毛症 10.1% (0%)
術前の併用療法は最大4コース、 術後の単剤投与は9ヵ月であることに注意を要する。
前版では記載がなかったが、KEYNOTE-671試験の結果を基に、 NSCLC周術期治療において以下の推奨が追加された。
臨床病期Ⅱ-ⅢB期 (第9版) *N3除く に対して、 術前にプラチナ製剤併用療法とペムブロリズマブを併用し、 術後にペムブロリズマブの追加を行うよう弱く推奨する [2B]
ペムブロリズマブ電子添文¹⁾の基準
1) MSD製薬. キイトルーダ®電子添文 (2024年9月改訂 第20版) [最終閲覧 : 2024/11/12]
2) MSD株式会社. キイトルーダ®適正使用ガイド (2024年9月作成) [最終閲覧 : 2024/11/12]
最終更新日 : 2024年11月12日
監修 : HOKUTO編集部監修医
投与回数 : 3週間間隔投与の場合、 術前補助療法は4回まで、 術後補助療法は13回まで、 6週間間隔投与の場合、 術前補助療法は2回まで、 術後補助療法は7回まで
❶術前補助療法
他の抗悪性腫瘍剤との併用*において、ペムブロリズマブ 1回200mg 3週間間隔又は1回400mg6週間間隔で30分間かけて点滴静注
*以下の化学療法を最大4コース併用
❷術後補助療法
術後補助療法として、 ペムブロリズマブ 1回200mg 3週間間隔又は1回400mg 6週間間隔で30分間かけて点滴静注
臨床病期Ⅱ期、 ⅢA期又はⅢB期の周術期のNSCLC患者797例 (日本人82例を含む) を対象に、 術前補助療法としての本剤と化学療法との併用療法、 及び術後補助療法としての本剤単独療法の有効性及び安全性が、 術前補助療法としてのプラセボと化学療法との併用療法、 及び術後補助療法としてのプラセボ投与を対照とした国際共同第Ⅲ相二重盲検試験
【有効性】ペムブロリズマブ群
mOS : 未到達
mEFS : 未到達
【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)
- 悪心 54.3% (2.0%)
- 好中球数減少 42.2% (20.7%)
- 貧血 36.1% (7.3%)
- 白血球数減少 28.0% (5.3%)
- 倦怠感 27.3% (1.5%)
- 便秘 26.8% (0.8%)
- 食欲減退 23.0% (1.5%)
- 嘔吐 18.9% (1.0%)
- 血小板数減少 18.7% (5.1%)
- クレアチニン増加 14.1% (0.8%)
- 下痢 13.1% (1.5%)
- ALT増加 12.9% (1.8%)
- 無力症 11.4% (1.0%)
- 発疹 11.4% (0.8%)
- 脱毛症 10.1% (0%)
術前の併用療法は最大4コース、 術後の単剤投与は9ヵ月であることに注意を要する。
前版では記載がなかったが、KEYNOTE-671試験の結果を基に、 NSCLC周術期治療において以下の推奨が追加された。
臨床病期Ⅱ-ⅢB期 (第9版) *N3除く に対して、 術前にプラチナ製剤併用療法とペムブロリズマブを併用し、 術後にペムブロリズマブの追加を行うよう弱く推奨する [2B]
ペムブロリズマブ電子添文¹⁾の基準
1) MSD製薬. キイトルーダ®電子添文 (2024年9月改訂 第20版) [最終閲覧 : 2024/11/12]
2) MSD株式会社. キイトルーダ®適正使用ガイド (2024年9月作成) [最終閲覧 : 2024/11/12]
最終更新日 : 2024年11月12日
監修 : HOKUTO編集部監修医
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。