- 5-FU® (添付文書¹⁾)
- エピルビシン® (添付文書²⁾)
- パラプラチン® (添付文書³⁾)
- オンコビン® (添付文書⁴⁾)
- マイトマイシン® (添付文書⁵⁾)
エピルビシン40mg/m²、 マイトマイシンC 3.5mg/m²、 ビンクリスチン0.6mg/m²をday1に、 カルボプラチン300mg/m²をday2に、 5-FU350mg/m²をday2-6に投与する。 4週間ごとに繰り返す。 血液毒性の有害事象が多いが、 減量や中止、 休薬を要することは少ない。
遡及的コホート研究⁶⁾の結果
Grade3~4の主な有害事象
- 骨髄抑制 42.9%
- 白血球数減少 14.3%
- 好中球数減少 28.6%
- 貧血 14.3%
- 血小板数減少 14.3%
根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対する2次治療以降に選択される。 根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対しては、 様々な化学療法が報告されているが各レジメンを比較する試験は無く、 保険適用となっている薬剤はニボルマブのみである。
FECOM療法は1次治療として選択されることもあったが⁶⁾、 乳房外パジェット病に対して保険適用外であることや、 ドセタキセル療法が広く普及したことから、 ニボルマブやドセタキセルに対して不応、 不耐となった場合に選択される。
11例をまとめた後ろ向き観察研究⁷⁾ではCR 0%、 PR54.5%、 SD9.1%、 PD36.4%、 PFS中央値6.8ヵ月、 OS中央値13.4ヵ月と報告されている。 Grade3以上の有害事象は骨髄抑制45.5%、 好中球数減少36.4%、 貧血9.1%、 血小板数減少9.1%であった。 血液毒性以外のGrade 3以上の有害事象や治療関連死は無かったと報告されている。
これまでの報告は1次治療としてFECOM療法を選択された場合の成績であり、 2次治療以降に実施した場合の有効性や安全性についてはほとんど報告が無いことに留意する必要がある。
その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年8月22日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 中野英司先生
- 5-FU® (添付文書¹⁾)
- エピルビシン® (添付文書²⁾)
- パラプラチン® (添付文書³⁾)
- オンコビン® (添付文書⁴⁾)
- マイトマイシン® (添付文書⁵⁾)
エピルビシン40mg/m²、 マイトマイシンC 3.5mg/m²、 ビンクリスチン0.6mg/m²をday1に、 カルボプラチン300mg/m²をday2に、 5-FU350mg/m²をday2-6に投与する。 4週間ごとに繰り返す。 血液毒性の有害事象が多いが、 減量や中止、 休薬を要することは少ない。
遡及的コホート研究⁶⁾の結果
Grade3~4の主な有害事象
- 骨髄抑制 42.9%
- 白血球数減少 14.3%
- 好中球数減少 28.6%
- 貧血 14.3%
- 血小板数減少 14.3%
根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対する2次治療以降に選択される。 根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対しては、 様々な化学療法が報告されているが各レジメンを比較する試験は無く、 保険適用となっている薬剤はニボルマブのみである。
FECOM療法は1次治療として選択されることもあったが⁶⁾、 乳房外パジェット病に対して保険適用外であることや、 ドセタキセル療法が広く普及したことから、 ニボルマブやドセタキセルに対して不応、 不耐となった場合に選択される。
11例をまとめた後ろ向き観察研究⁷⁾ではCR 0%、 PR54.5%、 SD9.1%、 PD36.4%、 PFS中央値6.8ヵ月、 OS中央値13.4ヵ月と報告されている。 Grade3以上の有害事象は骨髄抑制45.5%、 好中球数減少36.4%、 貧血9.1%、 血小板数減少9.1%であった。 血液毒性以外のGrade 3以上の有害事象や治療関連死は無かったと報告されている。
これまでの報告は1次治療としてFECOM療法を選択された場合の成績であり、 2次治療以降に実施した場合の有効性や安全性についてはほとんど報告が無いことに留意する必要がある。
その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年8月22日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 中野英司先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。