ゲムシタビン+シスプラチン+ペムブロリズマブ
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1000mg/m² 点滴 | 1~ | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
ゲムシタビン+シスプラチンをGC療法と呼ぶ。 |
ペムブロリズマブは添付文書上、 400mg/日 6週間隔投与も可 |
- キイトルーダ® (添付文書⁵⁾ / 適正使用情報⁶⁾*)
KEYNOTE-966試験⁷⁾のプロトコル
KEYNOTE-966試験⁷⁾のプロトコル
組織学的に切除不能な局所進行性または転移性の肝外胆管がん (胆嚢がん、 肝内胆管がんを含む) と診断された18歳以上でPS0~1の患者
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
GEM+CDDP+pembrolizumab併用療法は切除不能胆道癌に対する一次化学療法の新たな標準治療の一つである。
同治療レジメンの原法 KEYNOTE-966試験⁷⁾では、 CDDPに関しては最大8サイクルまでの投与が許容されていたが、 GEMに関しては投与サイクルの制限がなく、 維持療法はGEM+pembrolizumab併用療法で実施する。
未治療の切除不能な局所進行性または転移性胆道癌において、 GC療法へのペムブロリズマブ上乗せ効果をGC療法単独を対照に検証した二重盲検第III相ランダム化比較試験の結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。 (追跡期間中央値 (主要評価項目:25.6ヵ月、 副次評価項目:13.6ヵ月))
- GCP療法:12.7ヵ月 (95%CI 11.5-13.6ヵ月)
- GC療法 :10.9ヵ月 (95%CI 9.9-11.6ヵ月)
HR 0.83 (95%CI 0.72-0.95)、 p=0.0034
- GCP療法:52%、 25%
- GC療法 :44%、 18%
- GCP療法:6.5ヵ月 (95%CI 5.7-6.9ヵ月)
- GC療法 :5.6ヵ月 (95%CI 5.1-6.6ヵ月)
HR 0.86 (95%CI 0.75-1.00)、 p=0.023
- GCP療法:52%、 25%
- GC療法 :46%、 20%
- GCP療法:29% (95%CI 25-33%)
- GC療法 :29% (95%CI 25-33%)
- GCP療法:9.7ヵ月 (95%CI 6.9–12.2ヵ月)
- GC療法 :6.9ヵ月(95%CI 5.7–8.2ヵ月)
最終更新日 : 2024年7月12日
執筆医 : 慶應義塾大学医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット統括マネージャー・特任講師 林秀幸先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
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1000mg/m² 点滴 | 1~ | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
ゲムシタビン+シスプラチンをGC療法と呼ぶ。 |
ペムブロリズマブは添付文書上、 400mg/日 6週間隔投与も可 |
- キイトルーダ® (添付文書⁵⁾ / 適正使用情報⁶⁾*)
KEYNOTE-966試験⁷⁾のプロトコル
KEYNOTE-966試験⁷⁾のプロトコル
組織学的に切除不能な局所進行性または転移性の肝外胆管がん (胆嚢がん、 肝内胆管がんを含む) と診断された18歳以上でPS0~1の患者
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
GEM+CDDP+pembrolizumab併用療法は切除不能胆道癌に対する一次化学療法の新たな標準治療の一つである。
同治療レジメンの原法 KEYNOTE-966試験⁷⁾では、 CDDPに関しては最大8サイクルまでの投与が許容されていたが、 GEMに関しては投与サイクルの制限がなく、 維持療法はGEM+pembrolizumab併用療法で実施する。
未治療の切除不能な局所進行性または転移性胆道癌において、 GC療法へのペムブロリズマブ上乗せ効果をGC療法単独を対照に検証した二重盲検第III相ランダム化比較試験の結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。 (追跡期間中央値 (主要評価項目:25.6ヵ月、 副次評価項目:13.6ヵ月))
- GCP療法:12.7ヵ月 (95%CI 11.5-13.6ヵ月)
- GC療法 :10.9ヵ月 (95%CI 9.9-11.6ヵ月)
HR 0.83 (95%CI 0.72-0.95)、 p=0.0034
- GCP療法:52%、 25%
- GC療法 :44%、 18%
- GCP療法:6.5ヵ月 (95%CI 5.7-6.9ヵ月)
- GC療法 :5.6ヵ月 (95%CI 5.1-6.6ヵ月)
HR 0.86 (95%CI 0.75-1.00)、 p=0.023
- GCP療法:52%、 25%
- GC療法 :46%、 20%
- GCP療法:29% (95%CI 25-33%)
- GC療法 :29% (95%CI 25-33%)
- GCP療法:9.7ヵ月 (95%CI 6.9–12.2ヵ月)
- GC療法 :6.9ヵ月(95%CI 5.7–8.2ヵ月)
最終更新日 : 2024年7月12日
執筆医 : 慶應義塾大学医学部 腫瘍センター ゲノム医療ユニット統括マネージャー・特任講師 林秀幸先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。