投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1,000mg/m² 点滴 | 1~ (3週間間隔の投与時のみ) | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ (3週間間隔の投与時のみ) | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1,500mg/回 点滴 | 1~ | Day1 |
GEM+CDDPをGC療法と呼ぶ。 |
TOPAZ-1試験⁷⁾のプロトコル
① 3週間を1コースとして、 デュルバルマブ1500mgを第1日目に、 シスプラチン (25mg/m²) とゲムシタビン (1000mg/m²) を第1、 8日目に最大8コース投与後、 ② デュルバルマブ1500mgを4週間間隔で投与。
①1コース3週間 (最大8コース投与)
②デュルバルマブ単剤を4週間ごとに投与
TOPAZ-1試験⁷⁾のプロトコル
18歳以上で初期診断時に切除不能又は転移性となった胆道癌患者で、以下などを満たす場合
デュルバルマブ電子添文⁵⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
胆道癌における免疫チェックポイント阻害薬の有効性を示した初めての試験である。
主要評価項目である全生存期間、 副次評価項目である無増悪生存期間、 奏効割合等、 全ての評価項目においてGC療法に対する優越性が証明された。
治療開始後8サイクルまでGC+デュルバルマブ療法を行い、 以降はデュルバルマブのみを4週毎に投与することとしていた。 実際の臨床の現場でも同様にデュルバルマブ単独投与とするか、 ゲムシタビン+デュルバルマブで継続するか、 今後、 一般臨床における使用の増加により有効性や有害事象も含めデータの蓄積が期待される。
PD-L1の発現強度における有効性の差はなく、 高発現・低発現に関わらず有効であった。
有害事象はGC療法と同等であり、 免疫チェックポイント阻害薬による増加はなかった。
切除不能な局所進行・転移性の胆道腺癌 (肝内・肝外胆管癌、 胆嚢癌を含む) 患者において、 抗PD-L1抗体デュルバルマブと化学療法 (ゲムシタビン+シスプラチン;GC療法) の併用療法の効果を、 プラセボと化学療法の併用療法を対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験TOPAZ-1の結果より、 全生存期間 (OS) の有意な改善が示された。
HR 0.80 (95%CI 0.66-0.97)、 p=0.021
HR 0.75 (95%CI 0.63-0.89)、 p=0.001
オッズ比 1.60 (95%CI 1.11-2.31)
最終更新日 : 2024年5月21日
執筆医 : 北海道大学病院 腫瘍センター 助教 川本 泰之先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1,000mg/m² 点滴 | 1~ (3週間間隔の投与時のみ) | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
25mg/m² 点滴 | 1~ (3週間間隔の投与時のみ) | Day1,8 |
投与量 | コース | 投与日 |
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1,500mg/回 点滴 | 1~ | Day1 |
GEM+CDDPをGC療法と呼ぶ。 |
TOPAZ-1試験⁷⁾のプロトコル
① 3週間を1コースとして、 デュルバルマブ1500mgを第1日目に、 シスプラチン (25mg/m²) とゲムシタビン (1000mg/m²) を第1、 8日目に最大8コース投与後、 ② デュルバルマブ1500mgを4週間間隔で投与。
①1コース3週間 (最大8コース投与)
②デュルバルマブ単剤を4週間ごとに投与
TOPAZ-1試験⁷⁾のプロトコル
18歳以上で初期診断時に切除不能又は転移性となった胆道癌患者で、以下などを満たす場合
デュルバルマブ電子添文⁵⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
胆道癌における免疫チェックポイント阻害薬の有効性を示した初めての試験である。
主要評価項目である全生存期間、 副次評価項目である無増悪生存期間、 奏効割合等、 全ての評価項目においてGC療法に対する優越性が証明された。
治療開始後8サイクルまでGC+デュルバルマブ療法を行い、 以降はデュルバルマブのみを4週毎に投与することとしていた。 実際の臨床の現場でも同様にデュルバルマブ単独投与とするか、 ゲムシタビン+デュルバルマブで継続するか、 今後、 一般臨床における使用の増加により有効性や有害事象も含めデータの蓄積が期待される。
PD-L1の発現強度における有効性の差はなく、 高発現・低発現に関わらず有効であった。
有害事象はGC療法と同等であり、 免疫チェックポイント阻害薬による増加はなかった。
切除不能な局所進行・転移性の胆道腺癌 (肝内・肝外胆管癌、 胆嚢癌を含む) 患者において、 抗PD-L1抗体デュルバルマブと化学療法 (ゲムシタビン+シスプラチン;GC療法) の併用療法の効果を、 プラセボと化学療法の併用療法を対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験TOPAZ-1の結果より、 全生存期間 (OS) の有意な改善が示された。
HR 0.80 (95%CI 0.66-0.97)、 p=0.021
HR 0.75 (95%CI 0.63-0.89)、 p=0.001
オッズ比 1.60 (95%CI 1.11-2.31)
最終更新日 : 2024年5月21日
執筆医 : 北海道大学病院 腫瘍センター 助教 川本 泰之先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。