投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
0.16mg 皮下投与 | 1 | day 1 |
0.8mg 皮下投与 | 1 | day 8 |
48mg 皮下投与 | 1 | day 15、 22 |
48mg 皮下投与 | 2、 3 | day 1、 8、 15、 22 |
48mg 皮下投与 | 4-9 | day 1、 15 |
48mg 皮下投与 | 10- | day 1 |
1サイクル目 (day 1、8、15、22):副腎皮質ホルモン剤、 抗ヒスタミン剤、 解熱鎮痛剤 (30-120分前). |
1サイクル目のepcoritamab投与後1、 2、 3日目:副腎皮質ホルモン剤. |
2サイクル目以降:前回投与時にGrade2以上のCRSを認めた場合、 1サイクル目と同様の副腎皮質ホルモン剤を使用する. |
より詳細なCRS軽減のための薬剤投与は概要欄参照. |
CRS:cytokine release syndrome (サイトカイン放出症候群) |
CRSの緊急時に備えてトシリズマブを速やかに使用できるよう準備する. |
EPCORE-NHL-1試験 (GCT3013-01試験)¹⁾ より引用.
エプコリタマブはCD3及びCD20に結合するヒト化IgG1二重特異性モノクローナル抗体
T細胞の細胞膜上に発現するCD3とB細胞性腫瘍の細胞膜上に発現するCD20の両者に結合することによりT細胞の増殖及び活性化を誘導し、 CD20陽性の腫瘍細胞を傷害する。
他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は確立していない。
再発又は難治性の以下の疾患
①びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
②高悪性度B細胞リンパ腫
③原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫
④濾胞性リンパ腫のGrade3B
上記の疾患であり、 抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者が対象.
サイトカイン放出症候群 (CRS)
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群 (ICANS)
感染症
≪1サイクル目≫
≪2サイクル目以降≫
*CRSを軽減させるための使用に対して国内未承認.
*適正使用ガイドより引用.
概要
結果
概要
結果
特に注目すべき有害事象
最終更新:2024年6月12日
執筆担当:北里大学病院薬剤部 宮島律子
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
0.16mg 皮下投与 | 1 | day 1 |
0.8mg 皮下投与 | 1 | day 8 |
48mg 皮下投与 | 1 | day 15、 22 |
48mg 皮下投与 | 2、 3 | day 1、 8、 15、 22 |
48mg 皮下投与 | 4-9 | day 1、 15 |
48mg 皮下投与 | 10- | day 1 |
1サイクル目 (day 1、8、15、22):副腎皮質ホルモン剤、 抗ヒスタミン剤、 解熱鎮痛剤 (30-120分前). |
1サイクル目のepcoritamab投与後1、 2、 3日目:副腎皮質ホルモン剤. |
2サイクル目以降:前回投与時にGrade2以上のCRSを認めた場合、 1サイクル目と同様の副腎皮質ホルモン剤を使用する. |
より詳細なCRS軽減のための薬剤投与は概要欄参照. |
CRS:cytokine release syndrome (サイトカイン放出症候群) |
CRSの緊急時に備えてトシリズマブを速やかに使用できるよう準備する. |
EPCORE-NHL-1試験 (GCT3013-01試験)¹⁾ より引用.
エプコリタマブはCD3及びCD20に結合するヒト化IgG1二重特異性モノクローナル抗体
T細胞の細胞膜上に発現するCD3とB細胞性腫瘍の細胞膜上に発現するCD20の両者に結合することによりT細胞の増殖及び活性化を誘導し、 CD20陽性の腫瘍細胞を傷害する。
他の抗悪性腫瘍剤との併用について有効性及び安全性は確立していない。
再発又は難治性の以下の疾患
①びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
②高悪性度B細胞リンパ腫
③原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫
④濾胞性リンパ腫のGrade3B
上記の疾患であり、 抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者が対象.
サイトカイン放出症候群 (CRS)
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群 (ICANS)
感染症
≪1サイクル目≫
≪2サイクル目以降≫
*CRSを軽減させるための使用に対して国内未承認.
*適正使用ガイドより引用.
概要
結果
概要
結果
特に注目すべき有害事象
最終更新:2024年6月12日
執筆担当:北里大学病院薬剤部 宮島律子
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。