- キイトルーダ® (添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*)
- シスプラチン® (添付文書)
- カルボプラチン® (添付文書)
- ペメトレキセド® (添付文書³⁾)
【1コース】21日間
【催吐性】 高度 (CDDP)、 中等度 (CBDCA)
【FN発症】低リスク*
国内第Ib相試験では、 化学療法との併用は最大4~6サイクルまでであり、 使用可能なプラチナ製剤はCDDPに限られていた。
Lancet. 2023;402(10419):2295-2306.
未治療の進行性悪性胸膜中皮腫患者440例を対象とした国際共同 (カナダ、 イタリア、 フランス) 第III相非盲検ランダム化比較試験。 Pembrolizumab+化学療法 (CDDPまたはCBDCA+Pemetrexed) 群 (222例) と化学療法単独群 (218例) に1:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目としてOSが設定された。
【有効性】 Pembrolizumab+化学療法群
組織型やPD-L1発現状況にかかわらず、 Pembrolizumab群で有効性が認められた。
【安全性】 主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
KEYNOTE-483試験⁴⁾の主な適格基準
KEYNOTE-483試験⁴⁾では、 化学療法の具体的な減量ステップや用量レベルについて、 プロトコル上の詳細な規定は設けられておらず、 治験責任医師が各薬剤の添付文書や地域の標準的な診療ガイドラインに基づいて判断することとされていた。 なお、 ペムブロリズマブについては減量規定は設けられていない。
▼CDDP⁵⁾
- 重篤な腎障害例への投与は禁忌
- CrCl 46~60mL/minでは75%、 31~45mL/minでは50%に減量し、 CrCl≦30mL/minでは投与を推奨しない
- 別の報告 : CrCl 30~49mL/minでは75%、 10~29mL/minでは投与が必要な場合に75%、 CrCl<10mL/minでは投与が必要な場合に50%に減量
▼CBDCA⁵⁾
- Calvert式で投与量を算出する
▼Pemetrexed⁵⁾
- 重度の腎機能障害患者には投与しない。 なお、 CrCl<45mL/minの患者は臨床試験において除外されている
▼Pembrolizumabの休薬・中止基準
▼CDDP/Pemetrexedの減量目安
2回の減量後にGrade 3または4の血液毒性・非血液毒性、 あるいは神経毒性が認められた場合は、 直ちにPemetrexedの投与を中止すること。
最終更新日 : 2025年6月4日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
- キイトルーダ® (添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*)
- シスプラチン® (添付文書)
- カルボプラチン® (添付文書)
- ペメトレキセド® (添付文書³⁾)
【1コース】21日間
【催吐性】 高度 (CDDP)、 中等度 (CBDCA)
【FN発症】低リスク*
国内第Ib相試験では、 化学療法との併用は最大4~6サイクルまでであり、 使用可能なプラチナ製剤はCDDPに限られていた。
Lancet. 2023;402(10419):2295-2306.
未治療の進行性悪性胸膜中皮腫患者440例を対象とした国際共同 (カナダ、 イタリア、 フランス) 第III相非盲検ランダム化比較試験。 Pembrolizumab+化学療法 (CDDPまたはCBDCA+Pemetrexed) 群 (222例) と化学療法単独群 (218例) に1:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目としてOSが設定された。
【有効性】 Pembrolizumab+化学療法群
組織型やPD-L1発現状況にかかわらず、 Pembrolizumab群で有効性が認められた。
【安全性】 主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
KEYNOTE-483試験⁴⁾の主な適格基準
KEYNOTE-483試験⁴⁾では、 化学療法の具体的な減量ステップや用量レベルについて、 プロトコル上の詳細な規定は設けられておらず、 治験責任医師が各薬剤の添付文書や地域の標準的な診療ガイドラインに基づいて判断することとされていた。 なお、 ペムブロリズマブについては減量規定は設けられていない。
▼CDDP⁵⁾
- 重篤な腎障害例への投与は禁忌
- CrCl 46~60mL/minでは75%、 31~45mL/minでは50%に減量し、 CrCl≦30mL/minでは投与を推奨しない
- 別の報告 : CrCl 30~49mL/minでは75%、 10~29mL/minでは投与が必要な場合に75%、 CrCl<10mL/minでは投与が必要な場合に50%に減量
▼CBDCA⁵⁾
- Calvert式で投与量を算出する
▼Pemetrexed⁵⁾
- 重度の腎機能障害患者には投与しない。 なお、 CrCl<45mL/minの患者は臨床試験において除外されている
▼Pembrolizumabの休薬・中止基準
▼CDDP/Pemetrexedの減量目安
2回の減量後にGrade 3または4の血液毒性・非血液毒性、 あるいは神経毒性が認められた場合は、 直ちにPemetrexedの投与を中止すること。
最終更新日 : 2025年6月4日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。