投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
30mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
3mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
30mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
70mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
1コース14日間。 |
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
dose-dense MVACは14日ごとに1サイクルのレジメンである。
オリジナルレジメンはG-CSFを連日投与するプロトコールだが、 日本の実臨床では peg G-CSFを使用することで退院が可能となる。
ClassicMVACレジメンに比べると、 粘膜炎や発熱性好中球減少症などの重篤な有害事象が少ないとされている。 一方でGCと比較すると頻度の高い有害事象が多いため、 忍容性がある症例を選択して適用することが重要。 VESPER試験⁶⁾の参加者の年齢中央値は63歳であったことに留意する。 腎機能のよい症例 (CrCl≧50ml/min) にのみ適用
局所進行性または転移性尿路上皮癌患者において、 2週毎にドキソルビシン (ADM)、 シスプラチン (CDDP)、 メトトレキサート (MTX)、 ビンブラスチン (VLB) の投与を行うddMVAC療法の効果を、 4週毎投与の古典的MVAC群を対照に検証した第Ⅲ相比較試験EORTC30924の結果より、 全生存期間 (OS) は差は認められないが、 無増悪生存期間 (PFS) と奏効率 (ORR) に対する有効性が示された。
HR 0.80 (95%CI 0.60-1.06)、 p=0.122
HR 0.75 (95%CI 0.58-0.98)、 p=0.037
HR 0.79 (95%CI 0.59-1.06)、 p=0.114
p=0.06
非転移性筋層浸潤性膀胱がん患者を対象に、 周術期化学療法としてのdose-denseスケジュールのメトトレキサート、 ビンブラスチン、 ドキソルビシン、 シスプラチン (dd-MVAC) 療法とゲムシタビン、 シスプラチン (GC) 療法の毒性および病理学的奏効を比較した無作為化第III相試験
J Clin Oncol. 2022 Jun 20;40(18):2013-2022.
最終更新日 : 2024年6月25日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
30mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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3mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
投与量 | コース | 投与日 |
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30mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
投与量 | コース | 投与日 |
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70mg/m² 点滴 | 1~ | Day2 |
1コース14日間。 |
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
VESPER試験⁶⁾のプロトコル
dose-dense MVACは14日ごとに1サイクルのレジメンである。
オリジナルレジメンはG-CSFを連日投与するプロトコールだが、 日本の実臨床では peg G-CSFを使用することで退院が可能となる。
ClassicMVACレジメンに比べると、 粘膜炎や発熱性好中球減少症などの重篤な有害事象が少ないとされている。 一方でGCと比較すると頻度の高い有害事象が多いため、 忍容性がある症例を選択して適用することが重要。 VESPER試験⁶⁾の参加者の年齢中央値は63歳であったことに留意する。 腎機能のよい症例 (CrCl≧50ml/min) にのみ適用
局所進行性または転移性尿路上皮癌患者において、 2週毎にドキソルビシン (ADM)、 シスプラチン (CDDP)、 メトトレキサート (MTX)、 ビンブラスチン (VLB) の投与を行うddMVAC療法の効果を、 4週毎投与の古典的MVAC群を対照に検証した第Ⅲ相比較試験EORTC30924の結果より、 全生存期間 (OS) は差は認められないが、 無増悪生存期間 (PFS) と奏効率 (ORR) に対する有効性が示された。
HR 0.80 (95%CI 0.60-1.06)、 p=0.122
HR 0.75 (95%CI 0.58-0.98)、 p=0.037
HR 0.79 (95%CI 0.59-1.06)、 p=0.114
p=0.06
非転移性筋層浸潤性膀胱がん患者を対象に、 周術期化学療法としてのdose-denseスケジュールのメトトレキサート、 ビンブラスチン、 ドキソルビシン、 シスプラチン (dd-MVAC) 療法とゲムシタビン、 シスプラチン (GC) 療法の毒性および病理学的奏効を比較した無作為化第III相試験
J Clin Oncol. 2022 Jun 20;40(18):2013-2022.
最終更新日 : 2024年6月25日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。