投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
85mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
180mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
1コース14日間。 |
L-OHP+l-LV+CPT-11+5−FUでFOLFIRINOX療法と呼ぶ。 |
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
初回基準量と減量レベル
Grade3~4の主な有害事象
Grade3~4の注意すべき有害事象
UGT1A1遺伝子多型検査は結果が得られるまでに1週間前後かかるため、 本レジメン開始時に結果が得られているよう、 早めに検査しておく。
UGT1A1遺伝子が*6または*28のホモ接合体、 *6と*28のヘテロ接合体のいずれかの患者において本レジメンの有効性、 安全性は確立していないため、 他のレジメンへ変更するか、 少なくともイリノテカンを減量する。
投与初期は悪心、 嘔吐、 食欲不振などの消化器毒性の発現頻度が高い。 このため、 高度催吐性レジメンとして予防的制吐療法を行う。
生殖細胞系列BRCA遺伝子異常を認め、 かつ本レジメンが16週を超えて効果を認める場合は、 オラパリブへの切り替えを検討する。
膵癌診療ガイドライン2022年版において、 遠隔転移を有する膵癌に対してGEM+nba-PTXとともに推奨されているレジメンである。
毒性によりコース開始が延期となった場合、 次コースから減量し、 2週毎の投与を目指す。
血液毒性、 消化器毒性がともに強いことから、 本レジメンの適用は75歳以下、 かつPS 0-1の全身状態が良好な患者に限る。
オキサリプラチンによる末梢感覚性/運動性ニューロパチーは蓄積性に増悪する。 プレガバリン、 ミロガバリン、 牛車腎気丸などの支持療法を行いながら、 増悪時は減量、 休薬し軽快を図る。
5-FUの持続点滴を行うため、 中心静脈ポートが必要である。
化学療法による治療歴のない転移性膵癌患者において、 FOLFIRINOXレジメン (オキサリプラチン+ロイコボリン+イリノテカン+フルオロウラシル) の効果を、 ゲムシタビン (GEM) 単剤投与を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験ACCORD 11の結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
HR 0.57 (95%CI 0.45-0.73)、 p<0.001
HR 0.47 (95%CI 0.37-0.59)、 p<0.001
p<0.001
最終更新日 : 2024年7月9日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 小林 智先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
85mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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180mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
1コース14日間。 |
L-OHP+l-LV+CPT-11+5−FUでFOLFIRINOX療法と呼ぶ。 |
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
適正使用ガイド⁵⁾の基準
初回基準量と減量レベル
Grade3~4の主な有害事象
Grade3~4の注意すべき有害事象
UGT1A1遺伝子多型検査は結果が得られるまでに1週間前後かかるため、 本レジメン開始時に結果が得られているよう、 早めに検査しておく。
UGT1A1遺伝子が*6または*28のホモ接合体、 *6と*28のヘテロ接合体のいずれかの患者において本レジメンの有効性、 安全性は確立していないため、 他のレジメンへ変更するか、 少なくともイリノテカンを減量する。
投与初期は悪心、 嘔吐、 食欲不振などの消化器毒性の発現頻度が高い。 このため、 高度催吐性レジメンとして予防的制吐療法を行う。
生殖細胞系列BRCA遺伝子異常を認め、 かつ本レジメンが16週を超えて効果を認める場合は、 オラパリブへの切り替えを検討する。
膵癌診療ガイドライン2022年版において、 遠隔転移を有する膵癌に対してGEM+nba-PTXとともに推奨されているレジメンである。
毒性によりコース開始が延期となった場合、 次コースから減量し、 2週毎の投与を目指す。
血液毒性、 消化器毒性がともに強いことから、 本レジメンの適用は75歳以下、 かつPS 0-1の全身状態が良好な患者に限る。
オキサリプラチンによる末梢感覚性/運動性ニューロパチーは蓄積性に増悪する。 プレガバリン、 ミロガバリン、 牛車腎気丸などの支持療法を行いながら、 増悪時は減量、 休薬し軽快を図る。
5-FUの持続点滴を行うため、 中心静脈ポートが必要である。
化学療法による治療歴のない転移性膵癌患者において、 FOLFIRINOXレジメン (オキサリプラチン+ロイコボリン+イリノテカン+フルオロウラシル) の効果を、 ゲムシタビン (GEM) 単剤投与を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験ACCORD 11の結果より、 全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
HR 0.57 (95%CI 0.45-0.73)、 p<0.001
HR 0.47 (95%CI 0.37-0.59)、 p<0.001
p<0.001
最終更新日 : 2024年7月9日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 小林 智先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。