概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

ロズリートレク® (添付文書¹⁾/適正使用ガイド*²⁾)

ROS1/TRK選択的阻害薬 エヌトレクチニブ
*中外製薬株式会社の外部サイトへ遷移します

投与スケジュール

【1コース】連日内服投与
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】低リスク 

NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌:通常、 成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与。 通常、 小児にはエヌトレクチニブとして1日1回300mg/m² (体表面積) を経口投与。 ただし、 600mgを超えないこと。

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より引用

各プロトコル

減量・中止の基準¹⁾

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より作図

減量・中止する場合の投与量¹⁾

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より作図

レジメンの特徴と注意点

効果または効能

● NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌

● ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

遺伝子パネル検査・コンパニオン診断

日本肺癌学会の各種手引きHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。

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肺癌診療ガイドライン2023の推奨

▼ROS1融合遺伝子陽性

ROS1融合遺伝子陽性NSCLCの一次治療として、 ROS1-TKI単剤療法 (クリゾチニブ、 エヌトレクチニブのいずれか) を行うよう推奨されている [推奨の強さ:1、 エビデンスの強さ:C、 合意率:100%]
日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン 2023年版⁵⁾より引用
Crizotinib (ザーコリ®︎)
Entrectinib (ロズリートレク®︎)

▼NTRK融合遺伝子陽性

NTRK融合遺伝子陽性NSCLCの2次治療として、 TRK-TKI単剤療法 (エヌトレクチニブ、 ラロトレクチニブのいずれか) が推奨されている [推奨の強さ:1、 エビデンスの強さ:D、 合意率:71%]
日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン 2023年版⁵⁾より引用
 ・ Larotrectinib (ヴァイトラックビ®)
 ・ Entrectinib (ロズリートレク®︎)

出典

1) 中外製薬株式会社 「ロズリートレク®カプセル 添付文書 2023年11月改訂 第10版 [最終閲覧 : 2024/8/19]

2) 中外製薬株式会社 「ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂)」 [最終閲覧 : 2024/8/19]

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3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

最終更新日 : 2024年8月19日
HOKUTO編集部医師監修

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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監修・協力医一覧
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Entrectinib
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Entrectinib

エヌトレクチニブ (ロズリートレク®)
2024年08月20日更新
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ロズリートレク® (添付文書¹⁾/適正使用ガイド*²⁾)

ROS1/TRK選択的阻害薬 エヌトレクチニブ
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投与スケジュール

【1コース】連日内服投与
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】低リスク 

NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌:通常、 成人にはエヌトレクチニブとして1日1回600mgを経口投与。 通常、 小児にはエヌトレクチニブとして1日1回300mg/m² (体表面積) を経口投与。 ただし、 600mgを超えないこと。

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より引用

各プロトコル

減量・中止の基準¹⁾

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より作図

減量・中止する場合の投与量¹⁾

ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂) より作図

レジメンの特徴と注意点

効果または効能

● NTRK融合遺伝子陽性の進行・再発の固形癌

● ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

遺伝子パネル検査・コンパニオン診断

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肺癌診療ガイドライン2023の推奨

▼ROS1融合遺伝子陽性

ROS1融合遺伝子陽性NSCLCの一次治療として、 ROS1-TKI単剤療法 (クリゾチニブ、 エヌトレクチニブのいずれか) を行うよう推奨されている [推奨の強さ:1、 エビデンスの強さ:C、 合意率:100%]
日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン 2023年版⁵⁾より引用
Crizotinib (ザーコリ®︎)
Entrectinib (ロズリートレク®︎)

▼NTRK融合遺伝子陽性

NTRK融合遺伝子陽性NSCLCの2次治療として、 TRK-TKI単剤療法 (エヌトレクチニブ、 ラロトレクチニブのいずれか) が推奨されている [推奨の強さ:1、 エビデンスの強さ:D、 合意率:71%]
日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン 2023年版⁵⁾より引用
 ・ Larotrectinib (ヴァイトラックビ®)
 ・ Entrectinib (ロズリートレク®︎)

出典

1) 中外製薬株式会社 「ロズリートレク®カプセル 添付文書 2023年11月改訂 第10版 [最終閲覧 : 2024/8/19]

2) 中外製薬株式会社 「ロズリートレク®適正使用ガイド (2023年6月改訂)」 [最終閲覧 : 2024/8/19]

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3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

最終更新日 : 2024年8月19日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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