ベセルナクリーム® (添付文書¹⁾)
FDA (アメリカ食品医薬品局) の推奨用量²⁾
最大1包 (250mg イミキモドとして12.5mg) まで1日1回、 週5回塗布する。 6週間を1コースとし、その後経過観察を行う。
表在型の基底細胞癌に対し、 整容性の観点や創傷治癒が遷延する等の理由で手術が最善であると判断されない場合に、 海外では局所治療の一つとして用いられることがある。 治癒割合は一般に手術療法より10%程度劣るとされる。
尚、 イミキモドは欧米では表在型基底細胞癌を対象に承認されているが、 わが国での適応症は尖圭コンジローマと日光角化症のみである。
用法・用量は、 治療部位に最大1包 (250mg) までの適量を1日1回、 週5回、 就寝前に治療部位に塗布する。 塗布後はそのままの状態を保ち、 起床後 (塗った後、 8時間を目安) に塗布した薬剤を、 水または温水で石鹸を使って洗い流す。 発赤やびらんといった皮膚反応が強い場合は、 適宜休薬する。 6週間を1コースとし、 その後経過観察を行う。 病変が消失した場合は治療終了とし、 効果が不十分の場合には手術や放射線治療などその他の治療法を再度検討する。
表在型の基底細胞癌に対するイミキモド外用を評価した海外のランダム化第III相試験では、 週5回投与群185例における病変消失割合は、 病理学的評価で82%、 臨床的な評価と病理学的評価を合わせると75%と報告されている³⁾。
有害事象は、 塗布部位の局所反応 (発赤やかゆみ、 乾燥、 痂疲、 びらん、 潰瘍など) が28%と最も多く、 まれではあるが脱色素斑や倦怠感、 インフルエンザ様症状 (悪寒、 発熱、 筋肉痛、 頭痛など) を生じることもある。
治療部位やその周辺に傷がある場合は、 イミキモドの使用は控える。 眼、 口唇、 鼻孔などの粘膜に付着しないように気を付ける。 塗った部位を絆創膏やテープなどで密封しないようにする。 外用し忘れた場合は、 翌日就寝前に使用する。
イミキモド塗布部位に光線過敏性反応があらわれることがあるので、 使用後に手指に残った薬剤や誤って治療部位以外に付着した薬剤は、 石鹸を用いて水または温水で洗い流す。
治療期間中は、 休薬期間および経過観察期間を含め、 塗布部位は遮光する。
その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年8月13日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 医長 並川 健二郎先生
ベセルナクリーム® (添付文書¹⁾)
FDA (アメリカ食品医薬品局) の推奨用量²⁾
最大1包 (250mg イミキモドとして12.5mg) まで1日1回、 週5回塗布する。 6週間を1コースとし、その後経過観察を行う。
表在型の基底細胞癌に対し、 整容性の観点や創傷治癒が遷延する等の理由で手術が最善であると判断されない場合に、 海外では局所治療の一つとして用いられることがある。 治癒割合は一般に手術療法より10%程度劣るとされる。
尚、 イミキモドは欧米では表在型基底細胞癌を対象に承認されているが、 わが国での適応症は尖圭コンジローマと日光角化症のみである。
用法・用量は、 治療部位に最大1包 (250mg) までの適量を1日1回、 週5回、 就寝前に治療部位に塗布する。 塗布後はそのままの状態を保ち、 起床後 (塗った後、 8時間を目安) に塗布した薬剤を、 水または温水で石鹸を使って洗い流す。 発赤やびらんといった皮膚反応が強い場合は、 適宜休薬する。 6週間を1コースとし、 その後経過観察を行う。 病変が消失した場合は治療終了とし、 効果が不十分の場合には手術や放射線治療などその他の治療法を再度検討する。
表在型の基底細胞癌に対するイミキモド外用を評価した海外のランダム化第III相試験では、 週5回投与群185例における病変消失割合は、 病理学的評価で82%、 臨床的な評価と病理学的評価を合わせると75%と報告されている³⁾。
有害事象は、 塗布部位の局所反応 (発赤やかゆみ、 乾燥、 痂疲、 びらん、 潰瘍など) が28%と最も多く、 まれではあるが脱色素斑や倦怠感、 インフルエンザ様症状 (悪寒、 発熱、 筋肉痛、 頭痛など) を生じることもある。
治療部位やその周辺に傷がある場合は、 イミキモドの使用は控える。 眼、 口唇、 鼻孔などの粘膜に付着しないように気を付ける。 塗った部位を絆創膏やテープなどで密封しないようにする。 外用し忘れた場合は、 翌日就寝前に使用する。
イミキモド塗布部位に光線過敏性反応があらわれることがあるので、 使用後に手指に残った薬剤や誤って治療部位以外に付着した薬剤は、 石鹸を用いて水または温水で洗い流す。
治療期間中は、 休薬期間および経過観察期間を含め、 塗布部位は遮光する。
その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年8月13日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 医長 並川 健二郎先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
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