投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
240mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
85mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
1コース14日間 |
オキサリプラチン+レボホリナート+フルオロウラシルをFOLFOX療法と呼ぶ。 |
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
5-HT3受容体拮抗薬+デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
FOLFOX + Nivoの開始基準
Nivoの投与延期・再開基準
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
FOLFOX基準
初回基準量と減量レベル
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
Nivoの基準
FOLFOXの基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」である。
胃癌は治療開始時にすでに体重減少を伴っていることが多く、 狭窄・腹膜播種など催吐リスクが高い。 経口フッ化ピリジン内服が困難でFOLFOXを選択した場合は特に、 CINV予防として3剤併用 (NK1拮抗薬 + 5HT3拮抗薬+ステロイド) ないしは4剤併用 (NK1拮抗薬 + 5HT3拮抗薬 + ステロイド + オランザピン) を考慮する。
オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 8-12コースでの投与終了も選択肢となる。
肝・腎機能低下で投与制限を受ける経口フッ化ピリミジンより使用しやすい。 FOLFOXは高度腹膜播種を有する胃癌でも使用可能であり、 同対象に対するWJOG10517G試験の結果から腹水制御も期待される。 現在では同対象に対するWJOG16322G試験が進行中である。
切除不能進行・再発胃/食道胃接合部/食道腺癌の1次治療における標準化学療法 (FOLFOX/CAPOX) に対するNivolumab+化学療法および、 Nivolumab+Ipilimumab併用療法の優越性を検証した無作為化オープンラベル比較第III相試験。 アジア (主に中国) 、 欧州、 オーストラリア、 北米、 南米の29ヵ国が参加して検証した。
Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40.
最終更新日 : 2024年8月21日
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
240mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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85mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
1コース14日間 |
オキサリプラチン+レボホリナート+フルオロウラシルをFOLFOX療法と呼ぶ。 |
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
5-HT3受容体拮抗薬+デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
FOLFOX + Nivoの開始基準
Nivoの投与延期・再開基準
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
FOLFOX基準
初回基準量と減量レベル
CheckMate 649試験⁶⁾のプロトコル
Nivoの基準
FOLFOXの基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」である。
胃癌は治療開始時にすでに体重減少を伴っていることが多く、 狭窄・腹膜播種など催吐リスクが高い。 経口フッ化ピリジン内服が困難でFOLFOXを選択した場合は特に、 CINV予防として3剤併用 (NK1拮抗薬 + 5HT3拮抗薬+ステロイド) ないしは4剤併用 (NK1拮抗薬 + 5HT3拮抗薬 + ステロイド + オランザピン) を考慮する。
オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 8-12コースでの投与終了も選択肢となる。
肝・腎機能低下で投与制限を受ける経口フッ化ピリミジンより使用しやすい。 FOLFOXは高度腹膜播種を有する胃癌でも使用可能であり、 同対象に対するWJOG10517G試験の結果から腹水制御も期待される。 現在では同対象に対するWJOG16322G試験が進行中である。
切除不能進行・再発胃/食道胃接合部/食道腺癌の1次治療における標準化学療法 (FOLFOX/CAPOX) に対するNivolumab+化学療法および、 Nivolumab+Ipilimumab併用療法の優越性を検証した無作為化オープンラベル比較第III相試験。 アジア (主に中国) 、 欧州、 オーストラリア、 北米、 南米の29ヵ国が参加して検証した。
Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40.
最終更新日 : 2024年8月21日
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。