【1コース】連日内服
【催吐性】 最小度催吐性
1日1回800mgを食事の1時間以上前または食後2時間以降に経口投与
遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫 (5レジメン以上の治療歴がある患者) に対して、 第三相試験で、 パゾパニブは、 プラセボと比較して、 PFSを延長した (Lancet. 2012;379(9829):1879-86)。 ただ、 OSは有意差がなかった。
進行性悪性軟部肉腫の高齢者を対象としたランダム化第II相試験のデータ (J Clin Oncol. 2020;38(30):3555) によると、 パゾパニブによるファーストライン治療はドキソルビシン単剤と比較してPFSが非劣性であり、 骨髄毒性が少ないことが示唆されている。
エビデンスが限られているため、 早いラインでパゾパニブを提供することは、 高齢者であることや、 臓器障害などがあり、 点滴の化学療法ができない患者などの限られた選択肢となる。
副作用の発現により用量を減量して投与を継続する場合、 症状、 重症度等に応じて、 200mgずつ減量。 減量後に増量する場合、 200mgずつ増量、 ただし、 800mgを超えない。
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
【1コース】連日内服
【催吐性】 最小度催吐性
1日1回800mgを食事の1時間以上前または食後2時間以降に経口投与
遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫 (5レジメン以上の治療歴がある患者) に対して、 第三相試験で、 パゾパニブは、 プラセボと比較して、 PFSを延長した (Lancet. 2012;379(9829):1879-86)。 ただ、 OSは有意差がなかった。
進行性悪性軟部肉腫の高齢者を対象としたランダム化第II相試験のデータ (J Clin Oncol. 2020;38(30):3555) によると、 パゾパニブによるファーストライン治療はドキソルビシン単剤と比較してPFSが非劣性であり、 骨髄毒性が少ないことが示唆されている。
エビデンスが限られているため、 早いラインでパゾパニブを提供することは、 高齢者であることや、 臓器障害などがあり、 点滴の化学療法ができない患者などの限られた選択肢となる。
副作用の発現により用量を減量して投与を継続する場合、 症状、 重症度等に応じて、 200mgずつ減量。 減量後に増量する場合、 200mgずつ増量、 ただし、 800mgを超えない。
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。