治療スケジュール
概要
監修医師

RAM:ラムシルマブ(サイラムザ®)

投与量コース投与日
8mg/kg 点滴1~Day1

その他

1コース14日間。
レジメン
RAM
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。  個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

サイラムザ® (添付文書/適正使用情報*)

*日本イーライリリーの外部サイトへ遷移します

用法用量

前投薬

Infusion reaction予防として

クロルフェニラミン5mg1A+NS 50mL div

投与開始基準

中止基準

減量基準

主な有害事象

REGARD試験¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 貧血 14.8% (6.4%)
  • 嘔吐 19.9% (2.5%)
  • 腹痛 19.1% (5.1%)
  • 悪心 19.1% (1.3%)
  • 便秘 15.3% (0.4%)
  • 下痢 14.4% (0.8%)
  • 上腹部痛 11.4% (1.3%)
  • 疲労 24.6% (4.2%)
  • 無力症 11.9% (2.1%)

注意すべき有害事象

  • 高血圧 15.3% (7.2%)

上手に使うためのワンポイント

  • 2次治療導入時、 末梢神経障害のため、 PTXまたはnab-PTXが導入できない場合、 RAM単剤で開始し、末梢神経障害が改善したタイミングでPTXまたはnab-PTXを開始する方法もある。
  • RAMで蛋白尿を生じることがあるが、 尿定性で2+以上でもUPCR<2であれば投与可能である。

特徴と注意点

  • 胃癌治療ガイドライン²⁾では、 条件付き推奨レジメンの1つである。
  • RAMのinfusion reactionの頻度は低く³⁾⁴⁾、 適正使用ガイドにおいてもinfusion reaction予防の前投与は「考慮」となっている。 症例によっては前投薬のヒスタミン阻害剤は省略可能である。
  • RAMはBmabと異なり、 蛋白尿Grade3を生じた場合は次回投与以降減量が必要である。

関連する臨床試験

REGARD試験¹⁾

1次治療としてのプラチナ製剤またはフッ化ピリミジン系薬剤を含む併用化学療法において増悪が認められた転移性または切除不能な局所進行性の胃癌 (胃食道接合部腺癌を含む) 患者を対象に、 best supportive care (BSC) との併用においてラムシルマブまたはプラセボを投与したときの全生存期間を評価するための試験。

Lancet. 2014 Jan 4;383(9911):31-39.

出典

  1. Ramucirumab monotherapy for previously treated advanced gastric or gastro-oesophageal junction adenocarcinoma (REGARD): an international, randomised, multicentre, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet. 2014 Jan 4;383(9911):31-39. PMID: 24094768
  2. 日本胃癌学会. 胃癌治療ガイドライン医師用2021年7月改訂 第6版
  3. Safety of Ramucirumab Regimen Without H1-antihistamine Premedication in Patients With Solid Cancers. In Vivo. 2020 Nov-Dec;34(6):3489-3493. PMID: 33144458
  4. Infusion-related reaction to ramucirumab plus FOLFIRI in patients with advanced colorectal cancer. Int J Clin Oncol. 2021 Nov;26(11):2025-2028. PMID: 34476649
最終更新日:2023年9月14日
執筆医:静岡県立静岡がんセンター 消化器内科 川上 武志先生
監修医師:神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生

レジメン
RAM
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
レジメン
RAM
レジメン
RAM

RAM

ラムシルマブ (サイラムザ®)
2024年04月24日更新

RAM:ラムシルマブ(サイラムザ®)

投与量コース投与日
8mg/kg 点滴1~Day1

その他

1コース14日間。

概要

本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。  個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

サイラムザ® (添付文書/適正使用情報*)

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用法用量

前投薬

Infusion reaction予防として

クロルフェニラミン5mg1A+NS 50mL div

投与開始基準

中止基準

減量基準

主な有害事象

REGARD試験¹⁾

有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)

主な有害事象

  • 貧血 14.8% (6.4%)
  • 嘔吐 19.9% (2.5%)
  • 腹痛 19.1% (5.1%)
  • 悪心 19.1% (1.3%)
  • 便秘 15.3% (0.4%)
  • 下痢 14.4% (0.8%)
  • 上腹部痛 11.4% (1.3%)
  • 疲労 24.6% (4.2%)
  • 無力症 11.9% (2.1%)

注意すべき有害事象

  • 高血圧 15.3% (7.2%)

上手に使うためのワンポイント

  • 2次治療導入時、 末梢神経障害のため、 PTXまたはnab-PTXが導入できない場合、 RAM単剤で開始し、末梢神経障害が改善したタイミングでPTXまたはnab-PTXを開始する方法もある。
  • RAMで蛋白尿を生じることがあるが、 尿定性で2+以上でもUPCR<2であれば投与可能である。

特徴と注意点

  • 胃癌治療ガイドライン²⁾では、 条件付き推奨レジメンの1つである。
  • RAMのinfusion reactionの頻度は低く³⁾⁴⁾、 適正使用ガイドにおいてもinfusion reaction予防の前投与は「考慮」となっている。 症例によっては前投薬のヒスタミン阻害剤は省略可能である。
  • RAMはBmabと異なり、 蛋白尿Grade3を生じた場合は次回投与以降減量が必要である。

関連する臨床試験

REGARD試験¹⁾

1次治療としてのプラチナ製剤またはフッ化ピリミジン系薬剤を含む併用化学療法において増悪が認められた転移性または切除不能な局所進行性の胃癌 (胃食道接合部腺癌を含む) 患者を対象に、 best supportive care (BSC) との併用においてラムシルマブまたはプラセボを投与したときの全生存期間を評価するための試験。

Lancet. 2014 Jan 4;383(9911):31-39.

出典

  1. Ramucirumab monotherapy for previously treated advanced gastric or gastro-oesophageal junction adenocarcinoma (REGARD): an international, randomised, multicentre, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet. 2014 Jan 4;383(9911):31-39. PMID: 24094768
  2. 日本胃癌学会. 胃癌治療ガイドライン医師用2021年7月改訂 第6版
  3. Safety of Ramucirumab Regimen Without H1-antihistamine Premedication in Patients With Solid Cancers. In Vivo. 2020 Nov-Dec;34(6):3489-3493. PMID: 33144458
  4. Infusion-related reaction to ramucirumab plus FOLFIRI in patients with advanced colorectal cancer. Int J Clin Oncol. 2021 Nov;26(11):2025-2028. PMID: 34476649
最終更新日:2023年9月14日
執筆医:静岡県立静岡がんセンター 消化器内科 川上 武志先生
監修医師:神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(消化器)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

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