オジェンダ® (トボラフェニブ)
添付文書¹⁾ / 適正使用情報 (準備中)
【1コース】28日間
【催吐性】未収載²⁾ (NCCN : 中等度~高度³⁾)
【FN発症】低リスク (<10%)

トボラフェニブ : 体表面積に応じて380mg/m²相当、 最大600mgを週1回経口投与する (下表)¹⁾。

FIREFLY-1試験では28日間を1サイクルとして、 Day 1、 8、 15、 22に投与した⁴⁾。
BRAF遺伝子変異又は融合遺伝子を有する再発・難治性小児低悪性度神経膠腫を対象とした国際共同第II相試験 (Arm 1、 n=77)。 全身治療歴を1ライン以上有し、 画像上の進行及び測定可能病変を認める生後6ヵ月以上25歳以下の患者にトボラフェニブを投与した。 前治療中央値は3ラインで、 61%にMEK又はBRAF阻害薬の治療歴を認めた。 主要評価項目はIRC評価RANO-HGG基準のORR、 副次評価項目はRAPNO基準のORR、 CBR、 PFS、 DOR、 TTRとした⁴⁾。
【有効性】

【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
- 毛髪変色76% (0%)
- CK上昇56% (12%)
- 貧血49% (10%)
- 疲労44% (4%)
- 斑状丘疹状皮疹41% (8%)
- 低リン血症35% (0%)
- 皮膚乾燥33% (0%)
- LDH上昇31% (0%)
- AST増加30% (3%)
- 痤瘡様皮膚炎30% (1%)
- ALT増加18% (5%)
- 成長速度低下12% (5%)
- 腫瘍出血7% (2%)
- 光線過敏症反応14% (1%)
FIREFLY-1試験⁴⁾の主な適格基準
- 活性化BRAF遺伝子異常を有し、 少なくとも1ラインの全身治療歴および画像上の進行を認める再発・進行低悪性度神経膠腫
- RANO基準による測定可能病変を有する
- 生後6ヵ月以上25歳以下
- PS : Karnofsky (16歳以上) 又はLansky (16歳未満) ≧50点
- 好中球数≧1,000/μL
- 血小板数≧7.5万/μL
- Hb≧10.0g/dL
- 肝機能 : ALT/AST≦2.5×ULN、 T-Bil≦1.5×ULN
- 腎機能 : Cre基準値内又はeGFR≧60mL/min/1.73m²
- LVEF≧50%又はFS≧25%
トボラフェニブの減量規定は以下のとおり。
錠剤の場合 :

ドライシロップ剤の場合 :

軽度から中等度の腎機能障害患者 (Schwartz式又はMDRD式によるeGFR≧30mL/min/1.73m²) では、 用量調整は不要である。 重度腎機能障害患者 (eGFR<30mL/min/1.73m²) では検討されていない⁵⁾。

FIREFLY-1試験のプロトコル (参考情報) :

トボラフェニブは、 BRAFのキナーゼドメインにおけるATP結合部位及びアロステリック部位に結合し、 変異型BRAF (V600E等) のキナーゼ活性を阻害することで、 BRAF下流のERK等のリン酸化を阻害し、 BRAF遺伝子変異又は融合遺伝子を有する腫瘍細胞の増殖を抑制すると考えられる¹⁾。
貧血 : 貧血があらわれることがあるため、 投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い、 患者の状態を十分に観察する。
本剤の適応判定 (BRAF遺伝子変異、 BRAF融合遺伝子) に利用できるコンパニオン診断薬は、 以下のとおり。
FoundationOne CDxがんゲノムプロファイル
1) IPSEN株式会社.オジェンダ®錠100mg/オジェンダドライシロップ300mg 電子添文 (2026年9月作成 第1版).
2) 日本癌治療学会編.制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版.金原出版.
3) NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology.NCCN Guidelines® Antiemesis.Version 1.2026.
4) Nat Med. 2024;30(1):207–217.
5) Day One Biopharmaceuticals, Inc. OJEMDA® (tovorafenib) tablets, for oral use; OJEMDA® (tovorafenib) for oral suspension: Prescribing Information. Revised April 2024.
最終更新 : 2026年9月25日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
監修医師 : HOKUTO編集部医師
オジェンダ® (トボラフェニブ)
添付文書¹⁾ / 適正使用情報 (準備中)
【1コース】28日間
【催吐性】未収載²⁾ (NCCN : 中等度~高度³⁾)
【FN発症】低リスク (<10%)

トボラフェニブ : 体表面積に応じて380mg/m²相当、 最大600mgを週1回経口投与する (下表)¹⁾。

FIREFLY-1試験では28日間を1サイクルとして、 Day 1、 8、 15、 22に投与した⁴⁾。
BRAF遺伝子変異又は融合遺伝子を有する再発・難治性小児低悪性度神経膠腫を対象とした国際共同第II相試験 (Arm 1、 n=77)。 全身治療歴を1ライン以上有し、 画像上の進行及び測定可能病変を認める生後6ヵ月以上25歳以下の患者にトボラフェニブを投与した。 前治療中央値は3ラインで、 61%にMEK又はBRAF阻害薬の治療歴を認めた。 主要評価項目はIRC評価RANO-HGG基準のORR、 副次評価項目はRAPNO基準のORR、 CBR、 PFS、 DOR、 TTRとした⁴⁾。
【有効性】

【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade≧3)
- 毛髪変色76% (0%)
- CK上昇56% (12%)
- 貧血49% (10%)
- 疲労44% (4%)
- 斑状丘疹状皮疹41% (8%)
- 低リン血症35% (0%)
- 皮膚乾燥33% (0%)
- LDH上昇31% (0%)
- AST増加30% (3%)
- 痤瘡様皮膚炎30% (1%)
- ALT増加18% (5%)
- 成長速度低下12% (5%)
- 腫瘍出血7% (2%)
- 光線過敏症反応14% (1%)
FIREFLY-1試験⁴⁾の主な適格基準
- 活性化BRAF遺伝子異常を有し、 少なくとも1ラインの全身治療歴および画像上の進行を認める再発・進行低悪性度神経膠腫
- RANO基準による測定可能病変を有する
- 生後6ヵ月以上25歳以下
- PS : Karnofsky (16歳以上) 又はLansky (16歳未満) ≧50点
- 好中球数≧1,000/μL
- 血小板数≧7.5万/μL
- Hb≧10.0g/dL
- 肝機能 : ALT/AST≦2.5×ULN、 T-Bil≦1.5×ULN
- 腎機能 : Cre基準値内又はeGFR≧60mL/min/1.73m²
- LVEF≧50%又はFS≧25%
トボラフェニブの減量規定は以下のとおり。
錠剤の場合 :

ドライシロップ剤の場合 :

軽度から中等度の腎機能障害患者 (Schwartz式又はMDRD式によるeGFR≧30mL/min/1.73m²) では、 用量調整は不要である。 重度腎機能障害患者 (eGFR<30mL/min/1.73m²) では検討されていない⁵⁾。

FIREFLY-1試験のプロトコル (参考情報) :

トボラフェニブは、 BRAFのキナーゼドメインにおけるATP結合部位及びアロステリック部位に結合し、 変異型BRAF (V600E等) のキナーゼ活性を阻害することで、 BRAF下流のERK等のリン酸化を阻害し、 BRAF遺伝子変異又は融合遺伝子を有する腫瘍細胞の増殖を抑制すると考えられる¹⁾。
貧血 : 貧血があらわれることがあるため、 投与開始前及び投与中は定期的に血液検査を行い、 患者の状態を十分に観察する。
本剤の適応判定 (BRAF遺伝子変異、 BRAF融合遺伝子) に利用できるコンパニオン診断薬は、 以下のとおり。
FoundationOne CDxがんゲノムプロファイル
1) IPSEN株式会社.オジェンダ®錠100mg/オジェンダドライシロップ300mg 電子添文 (2026年9月作成 第1版).
2) 日本癌治療学会編.制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂 第3版.金原出版.
3) NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology.NCCN Guidelines® Antiemesis.Version 1.2026.
4) Nat Med. 2024;30(1):207–217.
5) Day One Biopharmaceuticals, Inc. OJEMDA® (tovorafenib) tablets, for oral use; OJEMDA® (tovorafenib) for oral suspension: Prescribing Information. Revised April 2024.
最終更新 : 2026年9月25日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
監修医師 : HOKUTO編集部医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。