【催吐性】 軽度催吐性
>> Nogitecan単剤レジメン はこちら
AURELIA試験⁵⁾のプロトコル
- DEX 6.6mg (day1~2)+生食 100ml
- DEX 3.3mg (day3~5)+生食 100ml
- Nogitecan 1.25mg/m² + 生食 100mL (day1~5、 30分)
- BV 15mg/kg 生理食塩水 100mL
AURELIA試験⁵⁾のプロトコル
AURELIA試験⁵⁾のプロトコル
初回基準量と減量レベル
3週間間隔
4週間間隔
対象: プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣癌患者361例
方法: 化学療法単独群 vs 化学療法 + BV群
【有効性】化学療法 + BV群
【安全性】主な有害事象(≧Grade3)
プラチナ抵抗性再発卵巣癌に対して、 AURELIA試験⁴⁾は、 PLD、 weekly PTX、 topotecanのそれぞれ単剤投与と、 BVの追加効果を検証したランダム化比較試験です。 PFS (無増悪生存期間) がエンドポイントであり、 奏効率 (RR) は、 単剤投与群11.8%、 BV追加群27.3%であり、 PFS中央値は、 単剤投与群3.4ヵ月、 BV追加群6.7ヵ月 (HR=0.48, 95%CI 0.38-0.60、 p<0.001) で、 BV追加群が優っていました。 しかし、 OS (全生存期間) は、 単剤投与群13.3ヵ月、 BV追加群16.6ヵ月で有意差はありませんでした。
OSベネフィットは得られておりませんので、 BV追加は必ずしも標準治療とは言えません。 短期的効果を高めたい場合 (腫瘍による痛みなどの症状がある場合など) には、 オプションとしてBV追加を考慮してもよいと思います。
AURELIA試験⁵⁾は、 BVを初めて投与した患者のみを対象としており、 BV既治療例を対象としていませんので、 BV既治療例に対する、 プラチナ抵抗性再発卵巣癌へのBVの再投与 (Beyond Progression) に関しては、 有効性のエビデンスは証明されていません。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
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- DEX 6.6mg (day1~2)+生食 100ml
- DEX 3.3mg (day3~5)+生食 100ml
- Nogitecan 1.25mg/m² + 生食 100mL (day1~5、 30分)
- BV 15mg/kg 生理食塩水 100mL
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初回基準量と減量レベル
3週間間隔
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対象: プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣癌患者361例
方法: 化学療法単独群 vs 化学療法 + BV群
【有効性】化学療法 + BV群
【安全性】主な有害事象(≧Grade3)
プラチナ抵抗性再発卵巣癌に対して、 AURELIA試験⁴⁾は、 PLD、 weekly PTX、 topotecanのそれぞれ単剤投与と、 BVの追加効果を検証したランダム化比較試験です。 PFS (無増悪生存期間) がエンドポイントであり、 奏効率 (RR) は、 単剤投与群11.8%、 BV追加群27.3%であり、 PFS中央値は、 単剤投与群3.4ヵ月、 BV追加群6.7ヵ月 (HR=0.48, 95%CI 0.38-0.60、 p<0.001) で、 BV追加群が優っていました。 しかし、 OS (全生存期間) は、 単剤投与群13.3ヵ月、 BV追加群16.6ヵ月で有意差はありませんでした。
OSベネフィットは得られておりませんので、 BV追加は必ずしも標準治療とは言えません。 短期的効果を高めたい場合 (腫瘍による痛みなどの症状がある場合など) には、 オプションとしてBV追加を考慮してもよいと思います。
AURELIA試験⁵⁾は、 BVを初めて投与した患者のみを対象としており、 BV既治療例を対象としていませんので、 BV既治療例に対する、 プラチナ抵抗性再発卵巣癌へのBVの再投与 (Beyond Progression) に関しては、 有効性のエビデンスは証明されていません。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。