概要
監修医師
2024年9月24日に 「がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌」 を対象として承認、 2024年11月20日薬価収載 (35mg錠1万5378.70円 /1日薬価6万1514.80円)
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

タスフィゴ® (薬剤情報¹⁾/適正使用ガイド²⁾*)

*エーザイ株式会社の外部サイトへ遷移します

用法用量

【1コース】連日投与
【催吐性】 報告なし
【FN発症】報告なし
タスフィゴ®添付文書¹⁾、 E7090-J000-201試験³⁾

通常、 成人には、 タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

各プロトコル

減量目安

- 1段階減量 105mg

- 2段階減量 70mg

- 3段階減量 35mg

- 4段階減量 投与中止

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

減量・休薬・中止基準

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

使用上の注意点

コンパニオン診断薬について

2024年8月26日、 タスルグラチニブのコンパニオン診断として、 「AmoyDx® FGFR2 Break-apart FISHプローブキット」が国内承認された。

最新情報については各社の発表やPMDAの情報を参照下さい

特徴的な有害事象の発現時期と回復時期

臨床試験 (国際共同第2相試験 E7090-J000-201)³⁾ に基づく有害事象データ (中央値)

眼障害のモニタリング

臨床試験 (国際共同第2相試験 E7090-J000-201)³⁾では、 スクリーニング期、 サイクル1 Day15、 サイクル2 Day1、 以後8週ごと (偶数サイクルのDay1) に眼科検査を実施。

網膜障害の臨床症状

角膜炎、 ドライアイ、 角膜上皮欠損、 眼球乾燥症、 霧視等にも注意が必要

出典

1) エーザイ株式会社. タスフィゴ®錠35mg添付文書 (2024年9月作成第1版) [最終確認: 2024/9/30]

2) エーザイ株式会社. タスフィゴ®錠35mg適正使用ガイド (2024年9月作成) [最終確認: 2024/9/30]

3) Pivotal single-arm, phase 2 trial of tasurgratinib for patients with fibroblast growth factor receptor (FGFR)-2 gene fusion-positive cholangiocarcinoma (CCA). Journal of Clinical Oncology

その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年11月14日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

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Tasurgratinib
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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タスルグラチニブ (タスフィゴ®)
2024年11月26日更新
2024年9月24日に 「がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌」 を対象として承認、 2024年11月20日薬価収載 (35mg錠1万5378.70円 /1日薬価6万1514.80円)
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

タスフィゴ® (薬剤情報¹⁾/適正使用ガイド²⁾*)

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用法用量

【1コース】連日投与
【催吐性】 報告なし
【FN発症】報告なし
タスフィゴ®添付文書¹⁾、 E7090-J000-201試験³⁾

通常、 成人には、 タスルグラチニブとして1日1回140mgを空腹時に経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

各プロトコル

減量目安

- 1段階減量 105mg

- 2段階減量 70mg

- 3段階減量 35mg

- 4段階減量 投与中止

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

減量・休薬・中止基準

タスフィゴ®添付文書 (2024年9月作成第1版)¹⁾より引用

使用上の注意点

コンパニオン診断薬について

2024年8月26日、 タスルグラチニブのコンパニオン診断として、 「AmoyDx® FGFR2 Break-apart FISHプローブキット」が国内承認された。

最新情報については各社の発表やPMDAの情報を参照下さい

特徴的な有害事象の発現時期と回復時期

臨床試験 (国際共同第2相試験 E7090-J000-201)³⁾ に基づく有害事象データ (中央値)

眼障害のモニタリング

臨床試験 (国際共同第2相試験 E7090-J000-201)³⁾では、 スクリーニング期、 サイクル1 Day15、 サイクル2 Day1、 以後8週ごと (偶数サイクルのDay1) に眼科検査を実施。

網膜障害の臨床症状

角膜炎、 ドライアイ、 角膜上皮欠損、 眼球乾燥症、 霧視等にも注意が必要

出典

1) エーザイ株式会社. タスフィゴ®錠35mg添付文書 (2024年9月作成第1版) [最終確認: 2024/9/30]

2) エーザイ株式会社. タスフィゴ®錠35mg適正使用ガイド (2024年9月作成) [最終確認: 2024/9/30]

3) Pivotal single-arm, phase 2 trial of tasurgratinib for patients with fibroblast growth factor receptor (FGFR)-2 gene fusion-positive cholangiocarcinoma (CCA). Journal of Clinical Oncology

その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年11月14日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。

なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。