概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。 (監修:市立長浜病院呼吸器内科 野口哲男先生)

irAE逆引きマニュアルとは

8つの症状 (発熱、 吐き気、 意識レベル低下、 だるさ、 呼吸困難、 腹痛、 頭痛、 手足の脱力) に若干の他症状を追加することで、 疑われるirAE病名を推測する。

使用方法

免疫関連の重要な副作用として8つを取り上げた。 これらの症状があれば、 その他の症状がないか、 表をチェックする。 特に注意すべき症状は青字とした。 当てはまる項目が多ければ、 その病名である確率が高くなる。

免責事項とマニュアルの限界

症状には個人差があり、非典型的な場合もある。 免疫関連の副作用は、 記載の病名が全てではない。 あくまでirAE対策の1つの参考ツールであり、 検査データ、 診察、 画像データなども含めて総合的に診断すること。。

ICIの副作用として予測される症状

8つの症候と疑い病名

発熱

吐き気

だるさ

意識レベル低下

息苦しさ

腹痛

頭痛

手足の脱力

irAE疾患別の具体的対処法

ICI投与前/投与中の検査セット例

心筋炎

CRS

HLH

MG

Infusion reaction

重度の皮膚障害

1型糖尿病

間質性肺疾患

神経障害

脳炎・髄膜炎

甲状腺中毒症

甲状腺機能低下症

副腎機能障害

下垂体障害

大腸炎・小腸炎・重度の下痢

肝炎・硬化性胆管炎

腎障害

膵炎

筋炎・横紋筋融解症

赤芽球ろう

溶血性貧血

無顆粒球症

血小板減少

ぶどう膜炎

結核

重度の胃炎

参考文献

レジメン
irAE 逆引きマニュアル
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
レジメン
irAE 逆引きマニュアル
レジメン
irAE 逆引きマニュアル

irAE 逆引きマニュアル

野口哲男先生 (市立長浜病院呼吸器内科)
2024年11月06日更新
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。 (監修:市立長浜病院呼吸器内科 野口哲男先生)

irAE逆引きマニュアルとは

8つの症状 (発熱、 吐き気、 意識レベル低下、 だるさ、 呼吸困難、 腹痛、 頭痛、 手足の脱力) に若干の他症状を追加することで、 疑われるirAE病名を推測する。

使用方法

免疫関連の重要な副作用として8つを取り上げた。 これらの症状があれば、 その他の症状がないか、 表をチェックする。 特に注意すべき症状は青字とした。 当てはまる項目が多ければ、 その病名である確率が高くなる。

免責事項とマニュアルの限界

症状には個人差があり、非典型的な場合もある。 免疫関連の副作用は、 記載の病名が全てではない。 あくまでirAE対策の1つの参考ツールであり、 検査データ、 診察、 画像データなども含めて総合的に診断すること。。

ICIの副作用として予測される症状

8つの症候と疑い病名

発熱

吐き気

だるさ

意識レベル低下

息苦しさ

腹痛

頭痛

手足の脱力

irAE疾患別の具体的対処法

ICI投与前/投与中の検査セット例

心筋炎

CRS

HLH

MG

Infusion reaction

重度の皮膚障害

1型糖尿病

間質性肺疾患

神経障害

脳炎・髄膜炎

甲状腺中毒症

甲状腺機能低下症

副腎機能障害

下垂体障害

大腸炎・小腸炎・重度の下痢

肝炎・硬化性胆管炎

腎障害

膵炎

筋炎・横紋筋融解症

赤芽球ろう

溶血性貧血

無顆粒球症

血小板減少

ぶどう膜炎

結核

重度の胃炎

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がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

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