【1コース】21日
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】低リスク
1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注
SP142を用いたPD-L1免疫染色でTC1もしくはIC1以上 (PD-L1発現あり相当)、 PS 0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象として、 アテゾリズマブ単剤療法とプラチナ製剤併用療法を比較した国際共同第Ⅲ相臨床試験。 PD-L1別によるヒエラルキー解析が用いられ、TC≧1% (PD-L1高発現相当) の患者205人を対象とした解析において有効性が証明された。
【有効性】同サブグループ
- mOS : 20.2ヵ月 [主要評価項目]
- mPFS : 8.1ヵ月
- ORR : 38.3%
【安全性】主な副作用 (5%以上)
- 173例 (60.5%) に副作用が認められた
- 疲労22例 (7.7%)
- 無力症21例 (7.3%)
- 悪心20例 (7.0%)
- 食欲減退20例 (7.0%)
- 甲状腺機能低下症19例 (6.6%)
- 発疹19例 (6.6%)
- ALT増加18例 (6.3%)
- 下痢17例 (5.9%)
プラチナ併用療法の治療歴を有するPS0~1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象として、 アテゾリズマブ単剤療法とドセタキセル単剤療法を比較した国際共同第Ⅲ相臨床試験 [本剤群613例、 ドセタキセル群612例]
【有効性】
- mOS : 13.8ヵ月 [主要評価項目]
- mPFS : 2.8ヵ月
- ORR : 14.0%
【安全性】主な副作用 (5%以上)
- 390例 (64.0%) に副作用が認められた
- 疲労87例 (14.3%)
- 悪心53例 (8.7%)
- 食欲減退52例 (8.5%)
- 無力症51例 (8.4%)
- 発熱49例 (8.0%)
- 下痢47例 (7.7%)
- 発疹42例 (6.9%)
- そう痒症38例 (6.2%)
PD-L1の発現頻度により効果に差がある
コンパニオン診断薬については「肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き⁴⁾」を参照する。
本剤のT細胞活性化作用により、 過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態 (irAE) が現れることがあり、以下が推奨される。
1) 中外製薬株式会社 「テセントリク®点滴静注1200mg添付文書 (2024年7月改訂 第7版)」 [最終閲覧 2024/8/18]
2) 中外製薬株式会社 「テセントリク®︎適正使用ガイド」 (2024年1月改訂) [最終閲覧 2024/8/18]
最終更新日 : 2024年8月18日
監修・作図 : HOKUTO編集部専門医
【1コース】21日
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】低リスク
1回1200mgを60分かけて3週間間隔で点滴静注
SP142を用いたPD-L1免疫染色でTC1もしくはIC1以上 (PD-L1発現あり相当)、 PS 0-1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象として、 アテゾリズマブ単剤療法とプラチナ製剤併用療法を比較した国際共同第Ⅲ相臨床試験。 PD-L1別によるヒエラルキー解析が用いられ、TC≧1% (PD-L1高発現相当) の患者205人を対象とした解析において有効性が証明された。
【有効性】同サブグループ
- mOS : 20.2ヵ月 [主要評価項目]
- mPFS : 8.1ヵ月
- ORR : 38.3%
【安全性】主な副作用 (5%以上)
- 173例 (60.5%) に副作用が認められた
- 疲労22例 (7.7%)
- 無力症21例 (7.3%)
- 悪心20例 (7.0%)
- 食欲減退20例 (7.0%)
- 甲状腺機能低下症19例 (6.6%)
- 発疹19例 (6.6%)
- ALT増加18例 (6.3%)
- 下痢17例 (5.9%)
プラチナ併用療法の治療歴を有するPS0~1の切除不能な進行・再発NSCLC患者を対象として、 アテゾリズマブ単剤療法とドセタキセル単剤療法を比較した国際共同第Ⅲ相臨床試験 [本剤群613例、 ドセタキセル群612例]
【有効性】
- mOS : 13.8ヵ月 [主要評価項目]
- mPFS : 2.8ヵ月
- ORR : 14.0%
【安全性】主な副作用 (5%以上)
- 390例 (64.0%) に副作用が認められた
- 疲労87例 (14.3%)
- 悪心53例 (8.7%)
- 食欲減退52例 (8.5%)
- 無力症51例 (8.4%)
- 発熱49例 (8.0%)
- 下痢47例 (7.7%)
- 発疹42例 (6.9%)
- そう痒症38例 (6.2%)
PD-L1の発現頻度により効果に差がある
コンパニオン診断薬については「肺癌患者におけるPD-L1検査の手引き⁴⁾」を参照する。
本剤のT細胞活性化作用により、 過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態 (irAE) が現れることがあり、以下が推奨される。
1) 中外製薬株式会社 「テセントリク®点滴静注1200mg添付文書 (2024年7月改訂 第7版)」 [最終閲覧 2024/8/18]
2) 中外製薬株式会社 「テセントリク®︎適正使用ガイド」 (2024年1月改訂) [最終閲覧 2024/8/18]
最終更新日 : 2024年8月18日
監修・作図 : HOKUTO編集部専門医
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。