投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
(2週間間隔) 240mg 点滴 | 1~ | Day1 |
(3週間間隔) 360mg 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1mg/kg 点滴 | 1,4,7…(6週間間隔) | Day1 |
infusion reactionが生じた場合はステロイドや抗ヒスタミンなどを考慮する。 |
1コース42日間。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
infusion reactionが生じた場合はステロイドや抗ヒスタミンなどを考慮する。
IPI、 Nivoの減量はしない
日本人を対象とした試験の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
FP+IPIとの選択が問題となるが、 肝転移を有する症例、 有症状の症例や高腫瘍量の症例 (例:多臓器転移や腫瘍径の大きい転移巣) は早期増大のリスクがありFP+ICIが推奨される。CheckMate 648試験¹⁾²⁾のサブグループ解析において、 IPI+NivoはTPS<1ではFPに対するOS、 PFSでの優越性が示されず、 responseも劣るため推奨されない。 TPS≧1であり、 低腫瘍量かつ増悪しても次治療へ移行可能な症例、 入院を希望しない症例等が対象である。
ICIは投与後に一時的に増大し、 その後縮小するPseudo-progressionと呼ばれる現象を示すことがある。 腫瘍が増大した後でも全身状態が良好な症例であれば、 IPI+Nivoを継続し早期に画像検査を行い、 Pseudo-progressionか否か判定することも選択肢となる³⁾。 その一方でICI投与後急速に増大するHyperprogressionを来す症例が存在し、 特に肝転移例や高腫瘍量の症例では注意が必要である⁴⁾。 初回導入時は1コース終了時点 (6週まで) に評価を行うことを推奨する。
国際共同実薬対照非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 化学療法未治療の根治切除不能な進行・再発の食道癌を対象に、 オプジーボ+ヤーボイ群、 またはオプジーボ+化学療法群の化学療法群に対する優越性を検証し、 安全性を検討するために実施された。
N Engl J Med. 2022 Feb 3;386(5):449-462.
Esophagus. 2023 Apr;20(2):291-301.
最終更新日:2023年11月27日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
(2週間間隔) 240mg 点滴 | 1~ | Day1 |
(3週間間隔) 360mg 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1mg/kg 点滴 | 1,4,7…(6週間間隔) | Day1 |
infusion reactionが生じた場合はステロイドや抗ヒスタミンなどを考慮する。 |
1コース42日間。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
infusion reactionが生じた場合はステロイドや抗ヒスタミンなどを考慮する。
IPI、 Nivoの減量はしない
日本人を対象とした試験の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
FP+IPIとの選択が問題となるが、 肝転移を有する症例、 有症状の症例や高腫瘍量の症例 (例:多臓器転移や腫瘍径の大きい転移巣) は早期増大のリスクがありFP+ICIが推奨される。CheckMate 648試験¹⁾²⁾のサブグループ解析において、 IPI+NivoはTPS<1ではFPに対するOS、 PFSでの優越性が示されず、 responseも劣るため推奨されない。 TPS≧1であり、 低腫瘍量かつ増悪しても次治療へ移行可能な症例、 入院を希望しない症例等が対象である。
ICIは投与後に一時的に増大し、 その後縮小するPseudo-progressionと呼ばれる現象を示すことがある。 腫瘍が増大した後でも全身状態が良好な症例であれば、 IPI+Nivoを継続し早期に画像検査を行い、 Pseudo-progressionか否か判定することも選択肢となる³⁾。 その一方でICI投与後急速に増大するHyperprogressionを来す症例が存在し、 特に肝転移例や高腫瘍量の症例では注意が必要である⁴⁾。 初回導入時は1コース終了時点 (6週まで) に評価を行うことを推奨する。
国際共同実薬対照非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 化学療法未治療の根治切除不能な進行・再発の食道癌を対象に、 オプジーボ+ヤーボイ群、 またはオプジーボ+化学療法群の化学療法群に対する優越性を検証し、 安全性を検討するために実施された。
N Engl J Med. 2022 Feb 3;386(5):449-462.
Esophagus. 2023 Apr;20(2):291-301.
最終更新日:2023年11月27日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。